冬景色さんのレビュー一覧
投稿者:冬景色
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2012/02/16 14:13
猫だらけ
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猫絵師の十兵衛と相棒の訳あり猫ニタのお話も五巻めとなりました。
相変わらず猫だらけです。
新顔の猫もいればトラ助がまた迷子になったり猫石が再登場(でかくなってますが)したりします。
にゃんまみ陀仏や唐辛子売り等の江戸の風俗も描かれたりしています。
猫好きや江戸好きな方にお勧めです。
どちらも特に興味はないという方も一度読んでみてください。
楽しく優しく少し切なかったりするお話です。
未読の方は一巻からどうぞ。
2012/03/18 15:45
愛らしいもののけ達
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お婿さがしで海を渡ってきた落頭民の娘や道にぽろぽろ落ちているくだぎつねや妻とはぐれてわんわん泣くされこうべ、何故かそういった妖かし達とやたら行き会う旅絵師の七篠晩鳥さんのお話です。
以前に司書房から出版されたものと角川書店から復刊されたもの(この本)との相違点を参考までに挙げておきます。
・カバー絵(カバーを外した表紙裏表紙の絵は変わらない)
・目次ページ(文字や背景の絵のデザインが若干)
・「ゴロスケホッホー」と「朱夏」の2編が追加収録された
・あとがき(司書房版の再録ではなく新たに書き下ろし)
紙の本雷鳴の符
2012/05/22 14:41
懐かしい顔
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玉藻の前が登場するお話は多くありますが、なんと表題作である『雷鳴の符』では陰陽師・安倍泰親を巻き込んで平安の世から現代に跳んできてしまいます。
その現代で泰親に現地調達されてしまう式や二人がそれぞれ転がり込んだ先の乙女おばあちゃまや他奈香屋の主人は同時収録の『魔・ちがいの呪文』からの登場人物で、こちらの主人公は『雷鳴の符』に声(ふきだし)だけ登場の乙女おばあちゃまの孫娘です。
どちらも楽しい現代風奇譚ものと言うような作品でお勧めですが、昔からあしべゆうほさんの作品に親しんでいるものにとって何より一番のお勧め理由は、あの懐かしい彼ら(昔よりも成長してますが)に再会できるという事です。
ですがもう30年以上も前の作品ですから『うしろの正面だあれ?』を知らない方も多いのでしょうね。
この際こちらも復刊とか無理でしょうか、にぎやかで優しいお話で今でも大好きなのですが。
紙の本ゴブリンズ・ライ−変人探偵エム− (JOUR COMICS)
2016/06/13 23:18
これからも
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『サタニックブランチ』に続く、変人探偵エムと元級友で巻き込まれているのか巻き込んでいるのか微妙な所の新婚古家具屋ルディが不思議がらみの謎解きをするシリーズ第2弾です。前作の帯に”サカタファン必見!”とあったのですが、その通りの坂田靖子さんらしい作品だと思います。妙に日常になじんでいる不思議やエムとルディの友人関係の在り方など。サカタファンはこれからもサカタさんの新作を心から楽しみにしているのです。
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