hydrangeaさんのレビュー一覧
投稿者:hydrangea
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2012/02/11 17:34
アンダルシアの風に吹かれて
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
スペインを舞台に、天涯孤独の少年と貴族の御曹司のひたむきな初恋から始まる物語。それと同時に、呪われた関係であることを示唆する冒頭の占い師の言葉により、重く暗い運命を背負うふたりの物語でもある。二人が一緒にいるために孤児のサタナスは闘牛士を目指す。そして伯爵令息のアベルは、サタナスを闘牛士にするため、その身を落としてゆく。
なんとも切なくやりきれない気持ちで、それでもこの二人の結末を見届けずにはいられなくて、必死に読みました。占いに運命を握られているのは納得できなくて、なんとか幸せになって欲しいと祈りながら。途中、マフィア関連で腑に落ちない点はありましたが、細かいことは気にせず、ぜひ最後まで読んで欲しい。少なくとも、私は「いい話だった、途中で読むのを止めなくてよかった」と心から思いました。最後に二人が選んだ道が明るい未来につながって行くことを祈っています。
紙の本もったいない!
2012/02/06 22:47
なんだかんだでお似合いのふたりです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
おもいっきりラブコメでした。
借金のカタに姉が初恋の相手と婚約することになり、そしてその姉がまさかの失踪。替え玉妄想する両親にツッコミ入れつつ、テンポよくさくさく読めました。
危機感のない家族のなかで一人で奮闘し、日々節約に燃える日向、ぽわぽわした両親とお姉さんをはじめ、出てくる人がいい人ばっかりで、なんだか憎めない。二重人格で俺様な圭吾も根はいいヤツだし。自分はまともだと思ってるらしい日向も実は天然で、おかしいことになってるし。でも、素直で毒がないので、読んでて嫌みがなく心地よかったです。気楽に安心して読めるBLかと思います。
2012/02/04 22:31
幸せで心がムズムズしちゃいます
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
『ルールそのいち』のスピンオフ。
前半は美少年好きの高校教師・知念先生のお話です。その知念先生を想い続ける幼なじみの元美少年(今は詐欺かというくらい立派に成長)の彼の一途っぷりが素敵でした。
後半は、『ルールそのいち』のリバカップル、理央とエツの2007~2009年発行の同人誌からの再録です。この二人が相変わらず、いえ、よりいっそうエロかっこかわいくて、もっとずっとこの子たちを見ていたい!という気持ちでいっぱいです。なんだか幸せな気持ちで読み終えました。
紙の本デビルズハニー
2012/01/30 16:40
強い男は好きですか?
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
一見爽やかな体育教師が、“波高の悪魔”と呼ばれる生徒の指導をまかされるが、実際会ってみたら“悪魔”というより、“最強の小悪魔”で・・・。イサクさんの描く小悪魔?!と思いつつ読んでみたのですが、これがマジ最強のかわいさで、どうしようかと思いました。それも、ただかわいいだけでなく、無自覚で素直で強くてオトコマエ、というところがミソ。これは先生でなくても理性を保つのが難しかろう、と思いましたよ、ええ。そんな小悪魔くんの憧れでもある先生がまた格好よくて、漫画の登場人物なのにうっかり惚れそうになっちゃうくらいのいい男で、ふとした目線にドギマギしてしまいました。
気になる脇役がちらほら登場しているのに、消化不良で終わってしまって残念、と思っていたら、スピンオフもあるようなので、そちらも楽しみに待ちたいと思います。
紙の本えんどうくんの観察日記
2012/01/29 20:05
独特の空気感がクセになります
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
正直、ぱっとみた印象で、雰囲気重視の苦手なタイプの作品かと思ったのですが、ちゃんと読んでみたら、色使い、コマ割り等、とても個性的で引き込まれてしまいました。なにより、空気感の表現が素晴らしくて、冬の冷たい冷気が紙面からこちらにまで伝わってくるようでした。温度の低そうなえんどうくんが見せる一途な面や、津田くんの前髪がハラリとおちてるときのビジュアルのギャップ、そしてこの手の漫画にしてはめずらしく、大変かわいらしく、性格もいい好ましい女子たちも素敵でした。あ、忘れちゃいけない、津田くんの友人、神崎くんもいい味だしてて、出てくる人たちみんな良かった。これから、ってところで終わっていたので、この先の展開も読んでみたいです。
紙の本優しいSの育て方
2012/01/26 21:13
SMの世界へようこそ☆
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
心優しい生徒を魔性系の准教授が立派なSに育てるお話、かと思ったらそんな単純な話ではなく、お互いに抱えるものがありながらも、お互いがお互いを上に持ち上げてくれる、そんなユーレイズミーアップな存在になっていくような素敵な関係で、最後までハラハラドキドキさせられるピュアラブなお話でした。そして、作者の作品では主役を食ってしまうような魅力的な脇役が登場することがままあるのですが、本作にもそんな素敵な人がおりました。脇にしておくのはもったいないので、ぜひこの方でもう一作書いていただきたいものです。その折には、ぜひ本作の二人のその後も垣間見れることを祈ってやみません。
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