honto5周年!特別企画

フェアジュンク堂 福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

ラッパーの言葉フェア

ラッパーの言葉フェア

2017年5月1日~
ジュンク堂書店福岡店2階文芸書フェアコーナー



フリースタイルブーム真っ只中の現在、今回、総勢10名の現役ラッパーの方に、おすすめ書籍の選書をしていただきました。
代表してチミドロ、スズキナオさんより、フェアに対するメッセージを書いて頂きました。
併せてお楽しみください。


2016年、テレビ朝日系列の番組『フリースタイルダンジョン』のヒットによって一気にラップが市民権を得た。いや、もちろん今までだってラップは十分市民権を得ていたのだが、1万円が10万円になるみたいにケタが一つ違う感じに、例えば様々な企業のCMでラップが引っ張りだこになり、いわゆる“お茶の間”まで浸透した。67歳になる私の母ですら、最近ではラップがどんなものかだいたい分かっているようだ。

これは日本語ラップの偉大な先駆者たちと、フリースタイルのスキルを超人的な努力で磨き続けるラッパーたちが成し遂げた大仕事で、絶対にこのブームのおかげでラップを知り、数年後にとんでもない才能を持って私たちの目の前に現れる若きラッパーが日本のどこかで今生まれているはずだ。

今回、「ラッパーの言葉フェア」が開催されることになったのも、そのラップブームのおかげだと思う。東京に育って今は大阪に住んでいる私は「チミドロ」というテクノラップバンドを10数年やっていて、やってはいるがまったく無名だし、ラップのスキルも少しも持ち合わせていない。それがこのように、「ラッパーの言葉フェア」に関わらせていただき、心の底から役不足であることを痛感しているのだが、幸い、長くバンド活動をしてきたおかげで私の周りには魅力的な言葉選びをするラッパーの知り合いが少なからずおり、その方々の選ぶ本を私自身が知りたいがために、仲介役のような立場を務めさせていただくことになった。

今回選書をしてもらったラッパーたちは、『フリースタイルダンジョン』のような瞬発力を持つラッパーたちとは少し違い(METEORさんを始め、フリースタイルがすごく上手な方もいるけど)、どちらかというと、今までラップになってこなかった言葉をいかにラップに持ち込むか、とか、ラップという形式を使って、いつも私たちが使っている言葉の可能性を押し広げられないだろうか、とか、そういったことを考えているように見える。

なぜ、言いたいことを言う時にわざわざリズムに拘束されようとするのか、押韻するために普段使わない言葉をはめ込んだりするのか。その縛りを自らに課すことは、圧をかけて言葉をマッサージしようとする行為なのかもしれない。そんなことを試し続けている(ように私に見える)ラッパーたちがどんな小説や評論やマンガから言葉を吸収しているのか、その源泉が垣間見られるようなフェアになっていると思う。
(チミドロ/スズキナオ)  




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MCウクダダ(MCウクダダとMC i know)
沖縄発の二人組ガールズラップユニット。長野で開催される「りんご音楽祭」などへの出演をはじめ日本各地で活動中。
http://www.cdjournal.com/main/cdjpush/-/1000001199




岸 政彦『断片的なものの社会学 』(朝日出版社)
「何が書いてあるのかはっきりとわからないが、妙に記憶にだけ残る短編小説」のよう

イワン・ツルゲーネフ『はつ恋』(新潮文庫)
ヒロインのジナイーダが魅力的でめっちゃうらやましい

高橋源一郎『非常時のことば 震災の後で』 (朝日文庫)
うまく言語化できない心の中のもたつきを説いてくれたやさしい本

林明輝『ラーメン食いてぇ!上・下』(講談社)
登場人物がとにかくみんな愛らしい!上下一話ずつ収録された読み切りも素敵です

上里隆史『新聞投稿に見る百年前の沖縄:恋愛、悩み、つぶやき、珍事件』 (原書房)
遠い昔の沖縄のひとの温度を感じる。みんな生きていた! 





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MCpero
1993年生まれ ベッドタウン a.k.a 埼玉生まれ育ち 主にブラックサンダーとハンバーガーを主食として、毎日 すくすく育っているロンリーラッパー。来世は胸板が厚いスキンヘッドのB-BOYになることを夢見ている。



瀬尾まいこ『卵の緒 』 (新潮文庫)
瀬尾まいこさんのデビュー作。たとえ血が繋がっていなかったとしても親子の愛や結びつきは深い。そんなことを感じさせる優しい短編が2つ入っています。



佐藤多佳子『黄色い目の魚 』(新潮文庫)
家庭環境が複雑な主人公とクラスメイトの女の子が絵を通して徐々にお互い心を開いていく、ちょっとむずがゆい青春物語。2人が少しずつ仲良くなっていく過程がほんとにドキドキする大好きなお話です。


梨木香歩『西の魔女が死んだ 』(新潮文庫)
映画化もされている梨木香歩の代表作。生きることの意味や人生において大切なことを優しく教えてくれる暖かいお話。涙腺がとても刺激されるので、ハンカチ必須です。


江國香織『つめたいよるに 』(新潮文庫)
短い短編が21話分入った短編小説集。じんわりくる話もあれば、ちょっぴり悲しかったり切ない話も。21通りの江國香織さんの表現が堪能できることまちがいないし。1番好きなのは「デューク」です。


有川浩『阪急電車』 (幻冬舎文庫)
阪急電車の今津線で色んな人の人生が混ざり合っていくお話。各章毎に様々な人間模様が垣間見ることができ、人生は十人十色なんだなあと感じます。テンポよく読むことができて面白いのでおすすめです。




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S/
沖縄在住。2017.3.11にはNewEP「Music Related / Life Sentence Pt.2」を発売。



小山ゆう『愛蔵版 おれは直角』(小学館)
立ち返ります

九鬼周造『「いき」の構造 他二篇 』(岩波文庫)
「死に至る病」(セーレン・キルケゴール)、「Live in Bucarest (DVD)」(マイケル・ジャクソン)とならぶ、出だしでもってかれる系

Legs McNeil , Gillian McCain 『Please Kill Me: The Uncensored Oral History of Punk』
憧れと思い出とかいろいろ。ニューヨーク

スラヴォイ ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』(鈴木晶翻訳・河出文庫)
『S/』(アルファベットのエスにスラッシュの引かれた一文字、という、いまの芸名)の元ネタ(の解説。正確には)

坂口安吾『堕落論・日本文化私観 他二十二篇 』(岩波文庫) 
「ピエロ伝道者」みたいにうたえるようになりたいですす









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UCD
元SEALDs中核メンバーでありラッパー。



ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』(佐々木中訳・河出文庫)
これ以上の本はない。全ての愚劣な思考を破壊し、乾いた絶望をもたらす。神は死んだ。ならば、このクソに満ちた世界を誰が救うのか。必読。


ニーチェ『愉しい学問』(森一郎訳・講談社学術文庫)
まずは2〜3ページ開いて、声に出して読んでもらいたい。ニーチェがラッパーだとわかるだろう。毒の中に哄笑がある。ひたすら愉快な知の本。


佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』(河出書房新社)
音楽と政治は関係ない? 音楽で世界は変わらない? だったらそんなお遊びはやめてしまえ。アートこそ革命の本体である、と説得させられる本。


ジェフ・チャン『ヒップホップ・ジェネレーション』(リットーミュージック)
ヒップホップに関わる人は必読。このアートは絶望を内破して生まれた。ギャングの抗争の中、大きな犠牲を払っておこなった和解はムダだった?いや、そこにはアフリカ・バンバータがいた。


ホイットマン『草の葉(上)』(岩波文庫・品切れ)
偉大なるアメリカの精神。説明不要。








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omeal(Y.I.M)
無職(2016年7月現在)で根暗女「オミール」と三白眼馬鹿動物園女「あすちゃん」からなるおしゃべりガールズHIP-POPユニット「Y.I.M」。
高校の入学式にストーブの前で知り合った二人は、その後これと言って大きな出来事も特に無く、のらりくらりと時は経ち2011年、「オミール」が一方的にラップに興味を持ち、「あすちゃん」の携帯の留守番電話へ日々の出来事を綴ったラップを残し始めた事がきっかけでおしゃべりガールズHIP-POPユニット「Y.I.M」を結成。
http://yimisyoursinmine.wixsite.com/yoursismine/untitled





ジョン・ワイズマン『最新SASサバイバル・ブック』(並木書房)
全部頭に入れておく必要がある。私はロープの結び方しかまだ実践できていない。

カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』(ハヤカワ文庫)
なんだか遠くまで長い旅をしていたなあ、という気分になります。

スティーブン・キング『トム・ゴードンに恋した少女』(新潮文庫・品切れ)
少女が森でただひたすらサバイバルをする話なのですが、すごく面白いです。

諸星大二郎『マッドメン』(光文社)
人間とは...。頭が追いついてないので何回も読み直したい話です。


飴村行『粘膜人間 』(角川ホラー文庫・品切れ)  
最初から最後までねっとりと残虐。眉間にシワを寄せながら読む本です。






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Mr.麿/MMM (スタジオ石・Stillichimiya )
山梨一宮から世界へ。数多くのHIPHOPグループのMVを手がけ、その映像のクオリティが、業界関係者から話題を集める。 近年では映画『バンコクナイツ』の製作にも参加。               

                                 
   
司馬遼太郎『アメリカ素描』(新潮文庫)
風土性を煮詰めると普遍性に通ずる。 Stillichimiya という僕のいるグループはそういったグループです。(Mr.麿)

                                   
深沢七郎『楢山節考』(新潮文庫)
山村の暮らし。未来でも過去でもなくこれが人間の暮らしだ。(MMM)


山口晃『山口晃作品集』(東京大学出版会)
『細部に神は宿る。』そう学びました。(Mr.麿) 

                                  
 吉田兼好『徒然草』
心を見透かされたような心理描写で度肝を抜かれました。これを機に人間の心には時代や環境を超えた普遍性があると気付かされました。(MMM)
                                  
                                   
渡部雄吉『張り込み日記』(ナナロク社)
祖父が刑事でした。こんな感じだったのでしょうか。刑事・探偵ものに憧れがあります。(Mr.麿)





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METEOR
自称「最高のラッパー」!秘密結社MMR、マシュマロ倶楽部、oretachi、青い果実など、多数のグループに所属。



高橋葉介『学校怪談』(秋田書店)
普通マンガってのは最初面白くて、終わりに向かうにつれて、つまらなくなっていく、
だがこのマンガはどうだ!最終巻が1番面白いじゃないか!ええ?この漫画にはすべての要素が詰まっている。戦いもあるしね。
山岸vs魔少年の戦いは白熱しますな。


藤沢周平『たそがれ清兵衛』(新潮文庫)
貧乏人、不細工なオトコ、不潔な男、老人、へつらう男、どっちつかずな男…そんな男達が剣を握れば強すぎるという短編集。
俺の尊敬するラッパー、山田マンさんが「営業成績最下位の元体操部員の会社員も鉄棒やりゃ大車輪」ってラップしてたけどそういう事だと思う。
剣、ラップ、体操…一芸に秀でても出世とは中々結びつかない。だが男が誰も注目してない暗闘に勝利する瞬間はクルもんが有りますな。


松村進吉『セメント怪談稼業』(角川書店)
実話怪談本に泣かされるとは思わなかったぜ〜!「ある病院の件」は腐ってる若者必読!松村進吉さんの奥さんが理想の女性であります!


加藤清志『THE TOWN 復讐者』(エンターブレイン)
セリフがとても面白い。俺は好きだなー!全2巻と言うのも良い。これが本棚にある家が居心地良い家。


なかいま強『うっちゃれ五所瓦』(小学館・品切れ)
今までの漫画のなかで1番面白いんじゃないの?いや、漫画、映画、遊園地、ドラマ、音楽、全ての中でこの漫画が1番なんじゃないかなと思う。
こうやって本を選んだりして他人のマワシで相撲を取ってる自分が嫌になってくるよ、自分の相撲を取れれば負けても格好良い。難野一平からそんな事を教わりました。






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スズキナオ(チミドロ)
東京中央区出身の幼なじみによって結成されたテクノラップユニット「チミドロ」ではトラックメイカー、リーダーを務める。
フリーライターとしても活動。路上の何げないできごとを追求していく記事や、酒場文化についての記事が特徴的。




石牟礼道子『苦海浄土』(藤原書店)
水俣病患者や患者の家族たちの言葉を淡々と書き出す。
文字が声になって耳に直接聞こえてくるような気がする。
こうの史代の「この世界の片隅に」と同じ視点を感じた。


田中小実昌『ポロポロ』 (河出文庫)
思っていることを書こうとすると、思っていたことと違ってしまう。
なんだかいかにも書かれたドラマっぽく、嘘っぽくなってしまう。
そしてそう思いながらも書かずにいられない……と、堂々巡りしながらポロポロと呟かれる戦争の話。すごく生々しい。


サミュエル・ベケット『モロイ』(白水社・品切れ)
主人公のモロイがどこにいて、どんな状態で語っているのかまったく分からないまま、
それでも語りのリズムに身を任せていると楽しい。笑えるところもある。生きている限りとにかく言葉を発し続けるしかない、と思える小説。


坂口恭平『現実宿り』(河出書房新社)
砂の粒が書き記した言葉や、鳥に食われた蜘蛛が消化されながら語ったりする話が、
すごいスピードで錯綜しながら展開していく。全体が俯瞰できない楽しさがある。今まで感じたことのなかった感覚が頭の中に流れていく。


赤瀬川源平『東京ミキサー計画 ハイレッド・センター直接行動の記録』(ちくま文庫・品切れ)
前衛芸術家・赤瀬川源平が高松次郎、中西夏之と組んでいたアートチーム、『ハイレッド・センター』の活動記録。
建物の上から物を投げて、地面にアート作品を出現させたり、白衣を着て突然銀座の町を掃除するという誰にも迷惑を
かけてないプロジェクトを行ったり。理由はなくてもいい、まず今すぐ路上で何か始める!っていう衝動が伝染する本。






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DEJI
33Records、Black Mont Blanc所属。(ex)kalliostro。KEN THE 390、KOHEI JAPAN、K DUB SHINEらと共にHIP HOP楽曲を佐賀県とコラボ制作する等、歴史好きとしての一面も。
激レアカセットテープを東京&佐賀で数量限定配布。news.ponycanyon.co.jp/2017/03/18366 2017年2月にはアルバム『草莽の人』をリリース。





福本伸行『天 18巻』(竹書房・品切れ)
この漫画は基本的には麻雀漫画ですが、16~18巻までは突然毛色が変わります。主人公である天に立ちはだかる最大のライバルである天才アカギしげるが、突然アルツハイマーにかかって自ら命を断つという…
思いとどまらせるため、説得に赴くライバルたち…そこで繰り広げられる人生観のぶつかりあい…これが何ともスリリングであり、読み手の心に刺さります。18巻はヤクザの組長原田、凡人代表のひろゆき、そして天との対話。
私がこのくだりを初めて読んだときは、ちょうど24歳くらいで大学を出てフリーター真っ只中、ずっとやってきたラップグループを解散して、体重も10キロ激増、人生の先が見えない真っ暗闇…
悶々と人生のことを考えておりました。そんなときに一番刺さったのは、説得されるはずのアカギが、凡人代表のひろゆきへ放ったこの言葉。
「正しい人間・・・正しい人生なんて・・!ありはしないんだって・・・そんなもの元々・・・!ありはしないが・・・時代時代で必ず表れ・・・俺たちを惑わす・・・
そんなものに合わせなくていい・・・!そういう意味じゃ・・・ダメ人間になっていい・・・!さぁ・・・もう・・・漕ぎ出そう・・・!いわゆる「まとも」から放たれた人生に・・・!成功を目指すな・・・と言ってるんじゃない・・・!その成否に囚われ・・・思い煩い・・・止まってしまうこと・・・熱を失ってしまうこと・・・これがまずい・・・!いいじゃないか・・・三流で・・・!恐れるなっ・・・!失敗を恐れるなっ・・・!」
この言葉や前後のくだりに勇気づけられて、25~26歳のときに自分のソロの1stアルバムをインディーズで出すことを決意し、リリースまで辿り着きました。
とにかく何がまともとか成功とかではなくて、まずは熱のままに動いてみること。今でも人生の指針となっている言葉です。是非とも麻雀を知らない人でも天は読んでほしい漫画です。

岡本太郎『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか』(青春出版社)
この本を手に取ったときも、他人と自分の人生を比較して、卑しくも悶々としていたときでした。あいつは自分より優れている…俺は卑しい存在だ…などという思いに苛まれては、惰眠を貪る日々…
そんなときに手に取ったのがこの本です。全編に溢れる岡本太郎という人間存在の強烈なメッセージ、生き方に影響されて何となく尖ったような気になりながら、その後の人生を生きています。
果たして自分はこの本の中の言葉のように生きれているのか…
自問自答の日々は続きますし、なかなか凡人は岡本太郎のようには生きれないと思いますが、自分の筋を貫いて、この世の中で雄々しく生きれているか?迷ったときは立ち返って読みたくなる本です。
「そもそも、自分を他と比べるから自信などという言葉が出てくるんだ。我が人生、他と比較して自分を決めるなどという卑しいことはやらない。ただ、自分の信じていること、正しいと思うことに、脇目も振らず突き進むだけだ。 」

工藤かずや原作/浦沢直樹作画『パイナップルARMY』(小学館・品切れ)
ラッパーあるあるかもしれませんが、自分が好きなラッパーの方が曲中で名前を出されている漫画やキャラクターのことが気になって、その作品を読み始める、というのはよくあることかもしれません。
この作品の主人公「ジェド豪士」は、LUNCH TIME SPEAXのGOCCIさんが曲中で名前を出されていて、それがキッカケで読み始めました。
「ジェド豪士」の名前を出されていたのは、たまたまライムの都合上、押韻の音の都合上であったかもしれませんが、「ジェド豪士」は自分が敬愛するGOCCIさんのイメージ通り、男らしくて義理人情に厚い最高の漢でした。漫画自体も非常に面白く、やはり読んで間違いないものでした。好きなラッパーが作品の中で出している漫画は高確率で読んだ方がいいに違いない、と思います。

司馬遼太郎『燃えよ剣』上・下(新潮文庫)
この作品も主人公である新選組副長の土方歳三の生き様がとてもカッコいい作品です。男の人生とはどうあるべきか?思い悩んだら読んでみるべき本だと思います。
「男は、自分が考えている美しさのために殉すべきだ。(土方歳三)」
何とも痺れる言葉です。世の流れに右往左往するのではなく、どう生きていくことが美しいのか?自分の人生を一編の詩のように…生きて時代に立ち向かった土方歳三のように、
ストリートを生き抜いていきたいものです。

ラッセル・シモンズ『ラッセル・シモンズの成功哲学―ヒップホップ精神で成功を引き寄せる12の法則』(フィルムアート社)
デフジャムの創設者であるラッセルシモンズ氏の自己啓発本です。書いてあること自体は取り立てて目新しいことはない…というか、所謂、通り一遍の自己啓発本と変わりはないのかもしれません。何が語られている、というよりは誰の口から語られているか、ということで、ヒップホップシーンで勝ち上がりたい若者が読むにはとてもよいと思います。ラッセルシモンズ氏はベジタリアンで、野菜中心の食事にすることを推奨されておりますが、私自身、肉食から変えれておりませんので、まずはそのあたりからしっかりと自己を啓発していきたいと思います。とてもいいことが書いてある本なのでおすすめです。

2017/05/01 掲載