フェア 開催終了 ジュンク堂書店 名古屋店
開催日時:2019年08月08日(木)~2019年08月31日(土)
岩波ブックレット1000号突破記念フェア
岩波ブックレットは1982年4月に創刊、今年1000号を突破しました。岩波ブックレットは薄く、安価な書物ですが、現在、社会で問題となっているトピックについての知識を、短い時間で得ることが可能です。その問題意識の広がりと内容の充実ぶりをぜひとも店頭で確認していただければと思います。
店頭では、フェア書目を含む、15人の方のおすすめブックレットを紹介したエッセイや創刊以来1000号までの歩み、在庫目録まで入った小冊子「岩波ブックレット1000号突破記念フェア 15人のおすすめブックレット」を配布しております(なくなり次第終了)
『岩波ブックレット1000号突破記念フェア 15人のおすすめブックレット』(エッセイ+目録、非売品)を配布中。この機会にぜひ、ブックレットの魅力がつまった小冊子をご覧ください。
【エッセイの執筆者】 伊藤真/ 内田良/ 荻上チキ/ 最相葉月/ 斎藤美奈子/ 鈴木邦男/ 想田和弘/ 武田砂鉄/ 柘植あづみ/ 成田龍一/ 前川喜平/ 普光院亜紀/ 望月衣塑子/ 安田菜津紀/ 鷲谷いづみ
【編集部からのメッセージ】 1000号突破に寄せて
1982年4月に創刊した岩波ブックレットは,2019年6月刊行の『「宿命」を生きる若者たち ─格差と幸福をつなぐもの』(土井隆義)をもって1001号となります.
各書目の最終頁に掲載している「刊行のことば」には,「今,われわれは「出版」を業とする立場に立って,今日の課題に対処し,「活字」が持つ力の原点にたちかえって,この小冊子のシリーズ「岩波ブックレット」を刊行します」という一節があります.1号から10号を見てみると,『反核─私たちは読み訴える ─核戦争の危機を訴える文学者の声明』や『はだしのゲンはピカドンを忘れない』(中沢啓治)など,核問題関連のテーマが6冊.当時の「今日の課題」として,核戦争の問題が強く認識されていたことがうかがえます.
全面核戦争の危機は1989年の冷戦終焉によって遠のきましたが,その後も世界中で戦争や紛争・テロは絶えることなく,東アジアでは日本の戦争責任や「慰安婦」問題などをめぐり緊張が続いています.日本国内でも政治の激動や新自由主義の進行が続き,2011年の東日本大震災と原発事故は,社会のあり方を一変させました.そのような中,岩波ブックレットは一貫して政治・経済・社会・文化の様々な領域におけるその時々の「課題」に即応する書目を刊行してきました.
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一方,近年のインターネットの進展によって,私たちは「活字」を読まなくても,スマホや PC を通じて膨大な情報に容易にアクセスできるようになりました.しかし,その中に混在する多くの「フェイク」に惑わされることなく「ファクト」にたどり着くのは至難の業です.
様々な領域の第一人者が問題の本質をコンパクトにわかりやすくまとめた岩波ブックレットは,ネットの情報に振り回されずに自分自身で考えるための最強のツールです.ネット時代の今こそ,岩波ブックレットを活用していただければと思います.
2019/08/12 掲載
