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フェア ジュンク堂書店  難波店

開催日時:2020年03月01日(日)~

ブックフェア「店長本気の一押し!「大東亜」群がる人びと

昨年末にベストセラーとなった『反日種族主義』(文藝春秋)では、韓国併合以降の日本の朝鮮半島における政策は、決して非道なものではなかったと主張しています。むしろ、韓国人の反日感情は度が過ぎている、と。この本は、昨年来悪化した日韓関係を改善したいとの意図によって編まれたとされており、『慰安婦」問題や「徴用工」問題で批判される日本にとっては、大変ありがたい援軍とも言えます。
しかし、日本の植民地政策が、本当に正当なものであったのか、それは、歴史的事実に即して検証されるべきであると思われます。A・S・モーア著『「大東亜」を建設する』(人文書院)は、日本の大陸侵略の実態を「テクノ・ファシズム」という視点から徹底的に検証した、ユニークな研究の成果です。
ジュンク堂書店難波店では、3月6日に、『「大東亜」を建設する』の訳者ら3名の登壇者をお迎えし、『「大東亜」を建設する――帝国日本の技術とイデオロギー』(人文書院)刊行記念トーク「戦争と技術」を開催、約30名の参加者を得て、熱気に溢れた議論を展開出来ました。
トークイベントと併行し、ブックフェア「店長本気の一押し!「大東亜」群がる人びと
~軍人、政治家、官僚、技術者 A・S・モーア著『「大東亜」を建設する』」を開催、現在も継続しています。
このフェアは、『「大東亜」を建設する』を中心に『植民地朝鮮と日本』など植民地政策に批判的な本を集めるだけでなく、『近代の超克』『東亜協同体の哲学』など当時の思想潮流、そして『反日種族主義』につながる議論を繰り広げる『韓国反日感情の正体』『「親日派」朝鮮人消された歴史』などの本も対置して、まさに「言論のアリーナ」としてのブックフェアとなっています。

下記は、店長福嶋が、当社PR誌『書標』2月号に寄せた書評です。
”植民地化は、軍隊だけではできない。
前世紀の日本のアジア侵略には、様々なアクターが荷担した。
アジアの「手つかず」の資源を利用して工業化を促進し、アジア全域にわたる技術に基づく近代的な「新秩序」を実現するという「大義」に、政治家、官僚、技術者、資本家、更には「自由放任主義の資本主義」に抗うマルクス主義者までが、それぞれの思惑を胸に群がったのだ。アジア各地で、彼らが鉱山開発、工業都市、多目的ダムの建設を構想・展開していった経緯を、著者は丹念に検証する。
その検証は、「植民地のためにもなった」という歴史修正主義的な弁明に決して結び付けられはしない。「興亜の偉業」は現地の自然と人の抵抗に遭い、数多くの人びとが「大義」の名の下に、暴力・収奪・搾取の犠牲となったからだ。技術は、社会の統治や組織に及び、総動員体制が整えられていった。
著者のいう「テクノ・ファシズム」は、敗戦とともに終ったわけではない。日本の歴史は昭和二十年に一旦リセットされたのではない。本書が辿る戦前戦中史のあちこちに岸信介、椎名悦三郎ら戦後日本を牽引した政治家や技術者たちの名前が散見されることからも分かるように、国内の工業化・経済成長、国外への政府開発援助(ODA)に、戦時中の技術や思想が脈々と受け継がれたのだ。公害やダム建設のために多くの人々が犠牲となった構図もまた、繰り返された。
国内で稼働が止められた原発を輸出しようとする動きさえ見られるいま、技術は決してニュートラルではないことを、忘れてはならない。” 

また、店長福嶋が『反日種族主義』『「大東亜」を建設する』に触れた論考が、「ウェブ論座」にも掲載されています。
https://webronza.asahi.com/culture/articles/2020030500004.html?page=1

2020/03/25 掲載

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