フェア 開催終了 ジュンク堂書店 旭川店/MARUZEN旭川店(文具)
開催日時:2020年02月22日(土)~2020年03月31日(火)
「化学物質過敏症」から始まる物語と「天然素材100%画材」のコラボ
『パンプキン・ロード』で、第20回小川未明文学賞大賞受賞の森島いずみさんの最新刊『ずっと見つめていた』は主人公の妹が「化学物質過敏症」のために埼玉県から富士山の見える山梨県に引っ越すところから始まります。都会から南アルプスのふもとへと大きく環境が変わった家族がそれぞれに起こる出来事を乗り越えながら再生してゆく物語です。
「化学物質過敏症」はとても微量であっても薬物や化学物質にさらされると健康被害が引き起こされ、日常生活に困難をきたす「環境病」です。
そんな化学物質にアレルギーを持つ子どもにも使える天然素材100%のクレヨンを制作している工房が北海道標茶町にあります。「手作りクレヨン工房トナカイ」です。トナカイでは工房の周りに咲く花々や土、森に落ちているクルミやどんぐり、オホーツク海でとれる貝殻などから色を抽出しています。
家族の「化学物質過敏症」のために新しい暮らしを始める家族の物語の本と、天然素材100%でできたクレヨンや絵の具などの画材を並べてコーナーを作りました。ご来店の際はどうぞお立ち寄りください。中央エスカレーターを降りて正面の話題書コーナーで展開をしています。
●偕成社「ずっと見つめていた」森島いずみ著・1300円+税
●<手作りクレヨン工房トナカイ>クレヨン&絵の具お試しセット・1209円+税
2020/02/26 掲載