こだんみほ作品展『タイルの世界』

古い建物や銭湯で、色とりどりの小さなタイルを見かけることがあります。
この小さなタイルは、モザイクタイルや豆タイルと呼ばれ、日本で最初に作られたのは愛知県の常滑町でした。モザイクタイルの量産が始まると、瀬戸町や岐阜県の多治見町、笠原町も続きます。その後、建築用のタイルはどんどん大型化していき、モザイクタイルの製造は衰退、それらが貼られた建物が解体されると、２度と見られなくなってしまうものもありました。
そこで2016年より、まだ残されているタイルを取材して絵で復元したり、実在するタイルを再構成して描いたりし始めました。絵で表現するだけではリアルさが足りないので、タイルのひとつひとつを樹脂でコーティングして、本物に近づけるよう工夫しています。
連続の美、集合の美、そしてタイルが持つ艶やかな質感を味わっていただければ嬉しいです。
原画のほか、タイル絵グッズも販売いたしますので、どうぞお越しくださいませ。
※11/24(火)、12/13(日)は在廊予定です。
◇プロフィール
こだん みほ
滋賀県近江八幡市出身、京都市在住。
京都精華大学デザイン学部ビジュアルデザイン学科卒。
企画・広報・営業職、塾講師、フリーのイラストレーターを経て、大阪で美術の講師をしつつ作家活動をしています。
2017年初個展、以後、東京・大阪・京都・滋賀にて毎年２?３度の個展やコラボ展を継続中。
額制作：木工房KOKO 中村公隆／大倉かおり

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