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コラム

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2021年1月号

今月の特集は
『共に普遍へ向かう ――東アジアの知識人に学ぶ』
『人新世の「資本論」』刊行記念 斎藤幸平選書フェア)

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ)。今月の特集ページを一部ご紹介致します。
気になった書籍はネットストアでご注文も可能です。
(※品切れ・絶版の書籍が掲載されている場合もございます。)

すべての内容を、WEB上でお読み頂けます。





今月の特集(一部抜粋)





 『共に普遍へ向かう ――東アジアの知識人に学ぶ』


 本好きが集う『書標』の読者の皆さま、例えば中国哲学や思想、また朝鮮・韓国の哲学・思想についての書籍は書店のどこに並べられていると想像されますか?
 わたしがよく足を運ぶジュンク堂書店池袋本店さんの棚を眺めてみますと、中国哲学・思想の本は孔子や老子といった古典思想に関係する書物が並ぶ棚のところにありますが、ただ近現代のその思想に関するものは、そこの棚の一番下の方に目立たなく並んでいます。朝鮮・韓国については、その歴史書が並ぶ棚の、これも一番下の方に静かに佇んでいます。本来ならばそれらは「哲学・思想」の本が並ぶ棚に並んでいてもいいと思いますが、そこには西洋の哲学・思想書が大半を占め、ジュンク堂書店池袋本店さんのような充実した在庫量を誇るところではかろうじて、「カルチュラルスタディーズ」の関連書と一緒に並んでいるものもあります。もう少し規模の小さい書店では、近現代の東アジアの哲学・思想の本は(その地域の専門書店を除き)ほとんど目にする機会はないかもしれません。
 今回の「愛書家の楽園」では、そうした棚の下の方に目立たなく並んでいる本をそこから解き放ち、皆さんの目線の高さでぜひ見ていただきたいと思い、テーマを設定いたしました。
 昨年から、東京大学に東アジア藝文書院というプロジェクトが立ち上がりました。その説明には、「東京大学と北京大学が共同で運営するジョイント研究・教育プログラムで、アジアの共通の未来を担う人材の育成を目指すものです。……(そこでは:引用者)新たに「リベラル・アーツとしての東アジア学」を構築し……より相互的で関与的な研究として、日本と中国の双方が自らを批判的に相対化する視点を持ちながら、地域概念としての東アジアを超えて、アジア、オセアニア、そしてヨーロッパ、アメリカ、さらにはアフリカとの交通を重視した研究であるべきだと考えています。それは「地域研究2・0」とも言えるもので、世界における東アジアとともに、東アジアにおける世界を問う新しいリベラル・アーツとしての学問です」と述べられています。つまり、東アジアから/東アジアで、深く思考し世界に向かって開いていくプロジェクトが始まっているのです。
 このプロジェクトはすでに活発な活動がなされていますので大いに注目していただきたいのですが、そうした問題意識を持って近年の書物の動向に目を向けてみますと、東アジアにおける近現代の知識人が、東アジアという地域にとどまらず、より普遍的なものに向けて自らを開いていくものが目立つように思います。以下ではそうした書物をいくつかご紹介していきたいと思います。

 まず、何はともあれ、許紀霖『普遍的価値を求める――中国現代思想の新潮流』(中島隆博・王前監訳、及川淳子・徐行・藤井嘉章訳、法政大学出版局・3,800円)を手に取ってみてください。許紀霖先生は、ヨーロッパという「他者」の出現によって、東アジアという概念が近代に生れたことを指摘したうえで、現代の東アジアの国々がめざすべきはEU式の平等で協同する共同体であって、その実現には長い時間がかかるがそれは「欲することのできるものである」と述べています。

…続く

2021/01/05 掲載

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