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お知らせ 開催終了 ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店/MARUZEN近鉄あべのハルカス店(文具)

開催日時:2021年01月26日(火) 10:00~2021年02月26日(金) 20:00

開高健『オーパ! 完全復刻版』(集英社)刊行

《何事であれ、ブラジルでは驚いたり感嘆したりするとき、「オーパ!」という》――1978年刊行の『オーパ!』が「開高健生誕90周年TheYear企画」にて復刻しました。知られているように、大阪・天王寺で生まれた開高健は、23歳で壽屋(現サントリー)宣伝部に入社し、26歳で小説『パニック』を発表、翌年『裸の王様』で第38回芥川賞受賞しました。33歳で朝日新聞社臨時海外特派員としてベトナム戦争に従軍し、『ロビンソンの末裔』『輝ける闇』『夏の闇』など数々の魅力的な小説を発表する一方で、ルポ『ベトナム戦記』やこの度復刊の釣り紀行『オーパ!』など、ノンフィクションの傑作も数多く残しております。しかし、作家・角田光代は開高健を「苦悩と小説、あるいは苦悩と芸術を不可分のものとして捉え、創作活動を続けてきた」作家であると評します(「1978年刊行の『オーパ!』がいま蘇る!」http://gakugei.shueisha.co.jp/opa/interview.html)。ベトナム、中国、旧ソ連、東欧、アフリカと各国を旅するのも、すべては取材、「書くこと」のためでした。戦時中12歳で父親を喪い、少年時代に飢餓を体験し、21歳で長女が生まれた彼の根底にはいつも、「書くこと=生きること」という理念があったのではないでしょうか。「ナイフの刃についた脂と血を新聞紙でぬぐって革鞘に納める」(本書第八章「愉しみと日々」)とはまさに彼の「書きかた」そのものであり、だからこそ開高健の言葉は魅惑的な光を放ち、「かけがえのない愉悦」を表現できているのです。その言葉の密度に、読むものもまた「オーパ!」と驚嘆せずにはいられません。

2021/02/02 掲載

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