ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーThe Real British Secondary School Days２』発売

英国の日系企業や保育所で働く一方で、ライター・コラムニストとして英国の社会状況を描きつづけたブレイディみかこの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』（新潮社）は、英国社会の中で成長する子どもを描いたノンフィクションです。新潮社のPR誌『波』での連載時から反響が大きく、2019年6月に刊行されてから「第7回 君に贈る本大賞」をはじめ、「第73回 毎日出版文化賞 特別賞」や「第2回 Yahoo!ニュース 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」など様々な賞を授賞し、瞬く間に各地で話題を呼んだ「ぼくイエ」の第二弾が9月16日に刊行されました。
2017年に刊行された同著者による『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房）での「政治は議論するものでも、思考するものでもない。それは生きることであり、暮らすことだ」の格言がまだ有効であるとするならば、ただ「生きる」ことを描いた本書は同時に何よりも「政治的」な書籍です。当店レジ前の話題書コーナーにて展開中。