コラム
丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2021年12月号
今月の特集は
『読んでたのしいユニーク辞典』
『熱狂を外へ 麻雀の現在と未来』
丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ)。今月の特集ページを一部ご紹介致します。
気になった書籍はネットストアでご注文も可能です。
(※品切れ・絶版の書籍が掲載されている場合もございます。)
すべての内容を、WEB上でお読み頂けます。
今月の特集(一部抜粋)
『読んでたのしいユニーク辞典』
世の中には「こんなにニッチなものまで?!」と驚くようなテーマの辞典があります。
たとえば、うさぎに関する語彙に特化した辞典、古今東西のお色気用語だけを集める辞典、日本全国の迷信・俗信・言い伝えを集積した辞典、ネガティブな言葉をポジティブに言い換えるための辞典など。国語辞典や漢和辞典のようなおなじみの辞書以外にも、目を向けてみてはいかがでしょうか。
もちろん、知識をつけるために手にとってもいいのですが、辞典は勉強のためだけにあるのではありません。
ただパラパラめくって「へぇ～！」と読み物として楽しんで、本を閉じたあとにはすっかり内容を忘れてしまってもいい。ためにならなくてもなんだか愉快。家に一冊あれば何度も開いて見返して、そのたびに新しい発見がある。
今回はそんなユニークな偏愛辞典をご紹介します。
動物に関する辞典
鈴木棠三著『日本俗信辞典 動物編』（角川ソフィア文庫・1,848円）
民俗学者・柳田國男の宿題として始まった俗信収集の結果が辞典になりました。本文によると俗信とは、「予兆・占い・禁忌・呪いに関する生活の知識や技術で、主に心意にかかわる伝承」のこと。
「火事の前にネズミは逃げ出す」「ツバメが巣をかける家は縁起が良い」「ネコが顔を洗うと雨が降る」など、東西に伝わる迷信や言い伝えを、項目別、類型の話順に並べ、伝わる場所とともに紹介しています。
…続く
2021/12/01 掲載
