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コラム

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2022年7月号

今月の特集は
『プルースト没後100年記念 「失われた」書籍を求めて』
『戦争の記録を読み直す』

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ)。今月の特集ページを一部ご紹介致します。
気になった書籍はネットストアでご注文も可能です。
(※品切れ・絶版の書籍が掲載されている場合もございます。)

すべての内容を、WEB上でお読み頂けます。





今月の特集(一部抜粋)





 『プルースト没後100年記念 「失われた」書籍を求めて』

 2022年、プルーストは没後100年を迎える。現在でも『失われた時を求めて』は世界一長い小説としてギネスに認定されている。一世紀以上、おそらく数え切れない人たちがこの小説を読み通そうとしては挫折してきた。
 さらにこの小説が与え続けてきた影響は、文学にとどまらない。「失われた○○を求めて」とは、本当に至る所で目にし、耳にする言葉であるが、改めて調べるとそのタイトルを冠した書籍の多さに驚く。失われた○○は、本当に過去に存在したものなのか。そして、取り戻すことが可能なものなのだろうか。私たちはなぜ失われたものに心惹かれ、失われたものを求めて、どこに行きつくのか。ここで紹介する多くの書籍から思いを馳せたい。
失われた時を求めて
 マルセル・プルースト『失われた時を求めて 完訳版 1 第一篇 スワン家の方へ 1』(集英社文庫・鈴木道彦訳・990円)は、「世界で最も長い小説」の記念すべき第1巻(集英社文庫は全13巻)。この巻に登場する、紅茶に浸ったマドレーヌの匂いと味から幼年時代を思い出していくシーンはあまりにも有名だ。実のところ選者は、冒頭の眠りの描写ですぐに眠くなってしまうので、今年こそスワンの家を訪れてみたい。
 原作を読み通せないでいる選者のような人には、まず『失われた時を求めて フランスコミック版 スワン家のほうへ』(祥伝社・ステファヌ・ウエ画/中条省平訳・2,750円)で予習することをおすすめしたい。このコミック版は、フランスの大学・高校でも採用され十万部以上のベストセラーになったという。
 村上春樹『1Q84』の中には『失われた時を求めて』は刑務所や長く身を隠すような場所でしか読み通せないというセリフが出てくる。『失われた時を求めて 全一冊』(新潮モダン・クラシックス・角田光代、芳川泰久編訳・2,750円)であれば、普段の生活を送りながら読み通せるかもしれない。
失われた世界を求めて
 発売されたばかりの『失われたモテを求めて』(草思社・黒川アンネ著・1,540円)(通称「失モテ」)は、31歳独身の女性編集者が「モテたい!」という衝動に駆られて、デートにアプリに卵子凍結に(?)奔走する実録エッセイだ。彼女は、失われたモテを手にすることができるのだろうか?
 オリンピックも終わり、東京は変わったように思える。『失われたTOKIOを求めて』(集英社インターナショナル新書・高橋源一郎著・880円)では、高橋源一郎さんが自身の記憶や歴史をたどりながら、東京のあちこちを訪ね歩く。本書を読んで、さらに昔の東京にも思いを馳せたい。
 自分が体験しなかったことを思い出すことも可能なのだろうか。旧東ドイツ出身の著者が、東ドイツの宮殿やサッフォーの詩など12の失われたものについて綴った日本翻訳大賞受賞作『失われたいくつかの物の目録』(河出書房新社・ユーディット・シャランスキー著・3,190円)は、それを可能だと思わせてくれる。原書の雰囲気を再現したブックデザイン(水戸部功さん)にも注目だ。
 そもそも存在するかわからない世界というのも存在する。『失われたものたちの国で』(書肆侃侃房・深沢レナ著・1,430円)は、現実とも妄想ともつかない語りを記した、散文詩とも短編小説とも区別のつかない新しい文学である。
 裕福な生活を送っていた家の夫婦が娘に「岬に行く」と言い残して失踪してしまう……。そんな不気味なエピソードから始まる物語が『失われた岬』(KADOKAWA・篠田節子著・2,420円)だ。これも、現実か空想かわからない近未来を舞台にしている。
 さらに『失われたものたちの本』(創元推理文庫・ジョン・コナリー著・1,320円)は、宮崎駿監督が絶賛する、ともかく面白いダークファンタジー。第二次世界大戦中のイギリスで十二歳の主人公は、死んだ母の声に導かれ不思議な世界へと入っていく。

…続く

2022/07/01 掲載

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