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  5. 「M植物園へようこそ」フェアを開催中です!

フェア 開催終了 丸善 京都本店

開催日時:2022年07月01日(金)~2022年08月31日(水)

「M植物園へようこそ」フェアを開催中です!

来年春から始まるNHK連続テレビ小説「らんまん」。神木隆之介さん演じる主人公は、「日本の植物学の父」とも呼ばれ、数々の功績を残した植物学者の牧野富太郎博士がモデルです。今年は、生誕160年の記念の年にあたり、来年まで待てない!という思いから、植物をテーマにした「M植物園へようこそ」フェアを開催することに致しました。フェアでは、牧野富太郎博士を特集したコーナーをはじめ、植物が登場する小説やエッセイ、図鑑、園芸や花言葉、植物学の本など、さまざまな面から植物を楽しむ本を集めました。ぜひご覧ください!

フェア名の「M植物園」という名前は、梨木香歩さんの『f植物園の巣穴』(朝日文庫)を参考にさせていただき、丸善の「M」をつけて丸善京都本店内にできた植物園というイメージで「M植物園」と名付けました。
「植物が登場する小説」で一番に思い浮かんだのが作家の梨木香歩さん。梨木さんの作品は、代表作である『西の魔女が死んだ』をはじめ、『からくりからくさ』『家守綺譚』など、植物をモチーフにした物語が多いのが一つの特徴です。『f植物園の巣穴』は、植物園に勤める園丁が主人公の物語。歯が痛むことから歯医者で治療を受ける日々を過ごすうち、ある日植物に誘われるように職場の椋の木のうろに落ちてしまいます。けれど、不思議なことにそのまま日常は続いていき、植物を通して記憶と現実が絡み合いながら大切なことを思い出していく幻想的な物語です。
先日、姉妹編である『椿宿の辺りに』(朝日文庫)も発売になりました。梨木さんが描く植物の物語、ぜひお楽しみください。

「M植物園へようこそ」フェアは、B1話題書コーナーにて、8月末まで開催予定です。
この機会にぜひ植物の世界をお楽しみください!

2022/07/11 掲載

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