フェア 開催終了 丸善 京都本店
開催日時:2022年07月29日(金)~2022年08月31日(水)
第167回芥川賞・直木賞が発表となりました!
先日、2022年上半期の芥川賞・直木賞が発表となり、芥川賞には高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』(講談社)、直木賞には窪美澄さんの『夜に星を放つ』(文藝春秋)が選ばれました。芥川賞を受賞された高瀬さんは、京都の立命館大学文学部のご出身。在学時に立命文芸創作同好会に所属し、卒業後も文芸同人「京都ジャンクション」メンバーとして、全国で開催されている文学作品の展示即売会「文学フリマ」に10年以上にわたり参加されるなど活動を続けられてきました。2019年に『犬のかたちをしているもの』で第43回すばる文学賞を受賞し、作家デビュー。2021年には『水たまりで息をする』が、第165回芥川賞候補にノミネートされ、今回2度目の候補作で受賞を果たしました。
受賞作『おいしいごはんが食べられますように』は、仕事・食べ物・恋愛を軸に、とある職場で繰り広げられる男女の複雑な人間関係を描いた作品。職場でそこそこうまくやっている二谷と、皆が守りたくなる存在で料理上手な芦川と、仕事ができてがんばり屋の押尾。穏やかなタイトルと裏腹に、ままならない微妙な人間関係を「食べること」を通して描く傑作です。
直木賞を受賞された窪美澄さんの『夜に星を放つ』は、かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。
コロナ禍のさなか、婚活アプリで出会った恋人との関係や、30歳を前に早世した双子の妹の彼氏との交流を通して、人が人と別れることの哀しみを描く「真夜中のアボカド」など、人の心の揺らぎが輝きを放つ五編が収録されています。
2022/08/02 掲載
