サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、年齢認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. 電子書籍ストア hontoトップ
  2. 店舗情報
  3. 店舗ニュース一覧
  4. 丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2022年12月号

コラム

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ) 2022年12月号

今月の特集は
『哲学へのきっかけ』
『2022年度「科学道100冊」開催によせて』

丸善ジュンク堂のPR誌 書標(ほんのしるべ)。今月の特集ページを一部ご紹介致します。
気になった書籍はネットストアでご注文も可能です。
(※品切れ・絶版の書籍が掲載されている場合もございます。)

すべての内容を、WEB上でお読み頂けます。





今月の特集(一部抜粋)





 『哲学へのきっかけ』

 哲学ってむずかしい。抽象的で多義的で曖昧な気がする。辞書で引いてみると「物事を根本原理から統一的に把握・理解しようとする学問」(『広辞苑』より)だという。わかるようでわからない。「思考法」とも違う、「考え方」とも違う、「哲学」。古代ギリシアの頃は学問全般のことを言っていたのだが、近代に入って学問が専門分化していくなかで、あらゆる学問の基礎となる学問、世界や人生の根本となっている原理を探究する学問として位置付けられるようになった。
 世界や人生の根本を知る、そんな哲学への扉を開いてみませんか? とっつきにくい、いわゆる難解な「哲学書」ではなく、入門書や普段の言葉で書かれた哲学エッセイ、小説や漫画などを中心に、哲学の豊かな世界を知るきっかけになるような本を紹介したい。
哲学の入門書
 難しい哲学書の古典をいきなり頭から読もうとするとまったく歯が立たず、諦めてしまうという人がいると思う。まずは何を読むか。入門書である。哲学の入門として堀越耀介『哲学はこう使う――問題解決に効く哲学思考「超」入門』(実業之日本社・1,650円)は最適だ。哲学の知識や教養はほとんど出てこずに、「哲学思考アプローチ」の方法を教えてくれる。これを読めば、仕事、人間関係、人生のあらゆる悩みや迷いに、自分なりの判断軸を見つけることができるだろう。実用的かつ刺激的ですらすら読み進めることができ、哲学のおもしろさを知ることができ、哲学が特別難しいものであるという障壁を取っ払ってくれる。
 現在の思想潮流を入門したいならば、千葉雅也『現代思想入門』(講談社現代新書・990円)をおすすめしたい。「現代思想」というと、現在の思想潮流の最先端の哲学で、非常に難解なイメージがあるが、これを読むとそれが一掃される。「現代思想」とは「差異」の哲学であり、「人生の多様性を守るために必要だと思う」という。過去の哲学者、思想家を紹介しながら、現代思想の主要なアクターの肝を、解像度の高い文章で描き、現代を生きるための思想を教えてくれる。
哲学する
 日々の生活のなかで哲学が生まれることがある。永井玲衣『水中の哲学者たち』(晶文社・1,760円)は、思考をめぐらせ、当たり前が当たり前でなくなる瞬間に、普遍的で美しい「何か」が生まれることを丁寧に描いたエッセイだ。平易な言葉で深い思考を導いてくれる。まさにこれが哲学するということではないだろうか。こういうエッセイはたくさん読みたい。哲学者による哲学書より、哲学者によるエッセイのほうが、その哲学のエッセンスが平易なことばで書かれていることが多いのでおすすめしたい。『現代思想』2022年8月号「特集*哲学のつくり方――もう一つの哲学入門」(青土社・1,650円)は、「哲学する」とは、現代においてどのような形をとりうるのか、そしてどのような方向へ育ててゆくべきなのかを議論した特集だ。巻頭の千葉雅也+山口尚「偶然性と多元性――この世界に存在するさまざまな思索のかたち」の討議では、「哲学する」を「哲学をつくる」に置き換えてその営みの根本を追っている。西洋哲学の紹介から哲学を学ぶ人が多いなかで、日本語による哲学がこれからどんどん生まれてくるのではないかと期待に胸が膨らむ内容だ。
会話/対話
 人と話をしていてなんだかすごく深いことが言えた、という瞬間がある。私の場合は、お酒に酔った勢いの戯言で、酔いが覚めると顔から火が出るほど恥ずかしくなることほとんどなのだが、自分の考えをアウトプットすることで頭が整理され、思考が定着するのだろう。また会話によってその定着が剥がれおちることもある。ソクラテスとプラトンの対話はあまりに有名で、つまり、原初、哲学は対話であったわけだ。そんな会話/対話に注目して本を紹介したい。
 三木那由他『言葉の展望台』(講談社・1,430円)は、言葉の「通じなさ」を自身の経験をもとに描いたエッセイ。会話のなかの言葉には本来の意味とは違う意味が含まれていることがあり、コミュニケーションに暴力性が潜在していることがある。話が通じない人、なぜか み合わない人がいる方には読み応えがあり、そういう人とどうすればうまくいくのかを考える上でのヒントが多く記されている。読んでいると「通じなさ」の大切さを感じ、哲学は他の学問と比較して、より「人」に寄り添っていることがわかる。同じく三木那由他『会話を哲学する――コミュニケーションとマニピュレーション』(光文社新書・1,012円)は、『ONE PIECE』や『鋼の錬金術師』などの人気の漫画作品などを題材に、会話という営みについて徹底分析。すでに読んだことのある作品であれば、より楽しく会話の哲学に入門できる。

…続く

2022/12/01 掲載

本の通販連携サービス

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。