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フェア 開催終了 丸善 京都本店

開催日時:2023年03月06日(月)~2023年04月30日(日)

「古典を楽しむ!〈日本編〉」フェア開催中です!

2024年の大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生が描かれる作品です。来年まで待ちきれない!という思いから、予習も兼ねて『源氏物語』をはじめとした日本の古典作品を改めて楽しむフェアを始めました。『古事記』『万葉集』『枕草子』『百人一首』『平家物語』『おくのほそ道』など、奈良時代から江戸時代までの代表的な日本の古典作品を集めました。学校の古典の授業が苦手だったという方も、田辺聖子さん、瀬戸内寂聴さん、角田光代さんなどさまざまな作家による読みやすい現代語訳やコミックなどもご用意しております。この機会にぜひお楽しみください!

フェアの注目の新刊は、山崎ナオコーラさんの『ミライの源氏物語』(淡交社)です。約千年前に制作された『源氏物語』を、現代を生きる私たちが読むときに感じる「読みにくさ」とは何か?そこには、言葉だけではなく、社会規範の問題もあるのではないか、と著者は言います。「ルッキズム」や「エイジズム」「貧困問題」「マウンティング」といった最近になってよく聞くようになったと思われている言葉と同じことが、『源氏物語』のさまざまな場面で読み取れるといいます。光源氏の恋愛模様を描く物語というこれまでのイメージだけではない、違う面から『源氏物語』という作品に興味を持つことができる1冊になっていると思います。こちらもぜひご注目ください。

「古典を楽しむ!〈日本編〉」フェアは、4月末まで地下一階話題書コーナーにて開催しております。『枕草子』の「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく…」という冒頭部分や、『平家物語』の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。」という冒頭部分、『おくのほそ道』の「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」といった歌など、昔授業で聞いた、覚えているというものも多いと思います。テストや勉強など関係なく、大人になってから読んで触れる「古典の世界」はまた違った印象になるのではないでしょうか。学生さんも大人の方にも、おすすめです!

2023/03/13 掲載

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