フェア 開催終了 丸善 京都本店
開催日時:2023年12月01日(金) ~2023年12月31日(日) 18:00
【今年を振り返りながらお楽しみください】丸善京都本店「年間ランキング2023」が発表!
今年も残すところあとわずか…1年の締めくくりとなる、丸善京都本店の2023年の年間ランキングが発表となりました!《単行本》部門の第1位に輝いたのは、村上春樹さんの『街とその不確かな壁』(新潮社)。村上さんの6年ぶりの最新長編として大きな話題となりました。そして、第3位に入ったのは、『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波書店)です。第2次世界大戦の惨禍を招き、ユダヤ人を大量虐殺したナチス・ドイツ。でも、経済を立て直し、手厚い福祉政策を実現するなど、良いこともしたのではないか…そんな「逆張り」の主張にナチスを専門とする2人の研究者が正面から向き合った1冊。平易なブックレットながら品切れが続出してこちらも大きな話題になりました。他にも、第6位に滋賀県大津市を舞台にした青春小説『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)が入るなど、今年一年を彩った本が出揃っています。地下1階話題書コーナーにて、「年間ランキング2023」を発表しておりますので、ぜひご覧ください!
また、文庫・新書コーナーでも年間ランキングを発表しております。《文庫》部門の第1位に輝いたのは、辻村深月さんの『傲慢と善良』(朝日文庫)、第2位は、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)でした!どちらも昨年の発売から長く売れ続けている作品です。また、文庫の第4位と第10位には、丸善京都本店の永遠のロングセラーである梶井基次郎の『檸檬』の角川文庫版と新潮文庫版が入り、今年も当店らしいランキングとなりました。
《新書・選書》部門の第1位に輝いたのは、今井むつみさん・秋田喜美さんの『言語の本質』(中公新書)です。5月の発売以来多方面で話題を呼び、17万部を超えるベストセラーとなり、言語学ブームにもなりました。「もぐもぐ」「ふわふわ」といった、日本人が日常生活の中で頻繁に使っている「オノマトペ」をキーワードに、認知科学者と言語学者、2人の研究者が「言語の本質とは何か」という大いなる問題に挑んでいく1冊です。また、第6位には、9月の発売以来売れ続けている『京都 未完の産業都市のゆくえ』(新潮選書)が選書としては異例ですが入り、こちらも京都本店らしいランキングとなりました。「年間ランキング」は、各コーナーにて12月末まで開催しております。一年を振り返りながら、ぜひお楽しみください。
2023/12/06 掲載