フェア 開催終了 丸善 京都本店
開催日時:2024年02月16日(金)~2024年03月15日(金)
【SFのおもしろさを知る】『SFが読みたい!2024年版』フェアを開催中です!
年間のベストSFを発表する『SFが読みたい!2024年版』(早川書房)が発売となり、国内篇第1位は高野史緒さんの『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』(ハヤカワ文庫)、海外篇第1位はジョン・スラデック の『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』(竹書房文庫)に決定致しました!ただいま上位作品を集めたフェアを地下1階文庫コーナーにて開催しております。SFと一言で言っても、近未来、宇宙、時間SF、歴史改変ものや、青春SF、SFコメディなど、その幅は実にさまざまです。ぜひお気に入りの作品を見つけてください!
国内篇第1位に輝いた高野史緒さんの『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』は、飛行船の思い出が少年と少女を繋ぐ青春SF。夏紀の生きる2021年では、月と火星開発が進みながらWindows2021が発売されたばかりの世界。一方、登志夫の生きる2021年では光量子コンピュータが異常を示す。異なる歴史をもつ別々の2021年を生きる二人には、幼いころ飛行船「グラーフ・ツェッペリン号」を見たという不可解な記憶があった…17歳同士の不思議なボーイ・ミーツ・ガールを描く青春SFの傑作です。海外篇第1位の作品は、「SF界随一の奇才」など、異端の作家としての評価が高い著者による1983年刊行のロボットピカレスク長篇。物語の舞台は、家事から医療、さらにロボットの製造まであらゆる作業にロボットを使うことが当たり前になった未来のアメリカ。人間の安全のためにロボットたちにはロボット三原則を遵守させる「アシモフ回路」が組み込まれていたが、チク・タクにはその回路が作動していなかった。使役から解放され金を手に入れたチク・タクは、人間への“実験”を開始する――。1983年刊行と思えないほど、生成AIなどその後の数々の事件・イベントを先取りした作品です。ぜひご覧ください。
『SFが読みたい!2024年版』フェアは、3月中旬頃まで開催しております。SFって宇宙やロボットやどこか遠くて難しい話…というイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスといった企業の創業者がSF好きであったり、SFでみた情景を現実にするために奮闘することが取り上げられる機会も増えてきました。現実の科学・社会をめぐる変化が激しい昨今、最前線の話題を扱うSFとそこで扱われるテーマにも、今後ぜひご注目ください。
2024/02/20 掲載
