トークイベント 開催終了 ジュンク堂書店 那覇店/MARUZEN那覇店(文具)
開催日時:2024年11月02日(土) 17:30~19:00
みすず書房刊 「台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い」 刊行記念トークイベント
日時:2024年11月2日(土)17時30分~
場所:ジュンク堂書店那覇店 B1Fイベント会場
ご登壇:駒込 武(京都大学教授)
聞き手:上里 賢一(琉球大学法文学部名誉教授) ※ご登壇者は他に数名予定
台湾と沖縄――この〈帝国の狭間〉に 置かれた人びとが、立場の違いを乗り越え、ともに平和である道はないのか?日本の「本土」に暮らすわたしたちは、このようなジレンマを生みだす者としての当事者性を自覚したとき、どのように言葉を紡ぐことができるのか? 本書は、この問いを起点として、歴史認識と倫理的価値にもとづく〈同盟〉を模索する対話の試みである。
駒込武 (こまごめ・たけし)
東京都駒込生まれ。東京大学教育学部卒、教育学博士(東京大学)。現職は京都大学大学院教育学研究科教授。専攻は植民地教育史、台湾近現代史。単著に『植民地帝国日本の文化統合』(岩波書店、1996)、『世界史のなかの台湾植民地支配――台南長老教中学校からの視座』(岩波書店、2015)、編著に『生活綴方で編む「戦後史」――〈冷戦〉と〈越境〉の1950年代』(岩波書店、2020)、『「私物化」される国公立大学』(岩波書店、2021)、『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い――「台湾有事」論の地平を越えて』(みすず書房、2024)等。訳書に呉叡人『台湾、あるいは孤立無援の島の思想――民主主義とナショナリズムのディレンマ
上里賢一 (うえざと・けんいち)
1944年沖縄県宮古郡城辺町生まれ。琉球大学文理学部国語国文学科卒、東北大学大学院中国文学専攻修士課程修了、同大学院博士課程中退。1976年より琉球大学で教鞭を執る。琉球大学法文学部名誉教授。専門は中国文学・琉球漢詩。第18回沖縄文化協会仲原善忠賞受賞。単著に『閩江のほとりで――琉球漢詩の原郷を行く』(沖縄タイムス社、2001)、共著に駒込武編『台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い――「台湾有事」論の地平を越えて』(みすず書房、2024)。そのほか、『校訂本 中山詩文集』(編著、九州大学出版会、1998、第26回伊波普猷賞受賞)、『琉球漢詩選』(注釈、おきなわ文庫、1989/2015)、徐恭生『中国・琉球交流史』(共訳、おきなわ文庫、1991/2015)、潘相『訳注 琉球入学見聞録』(監修、榕樹書林、2018)など。「沖縄対話プロジェクト」呼びかけ人。
2024/10/06 掲載
