トークイベント 開催終了 ジュンク堂書店 那覇店/MARUZEN那覇店(文具)
開催日時:2025年03月25日(火) 19:00~20:30
晶文社 刊『音盤の来歴 ― 針を落とす日々』発売記念 著者・榎本空さん トークイベント
日時:2025年3月25日(火)19時~
場所:ジュンク堂書店那覇店B1Fイベント会場
★ゲスト登壇者 三ッ石潤司(作曲家)渡久地圭(フルート奏者)
伊江島在住のエスノグラファー(人類学者)・文筆家、榎本空の新刊「音盤の来歴 – 針を落とす日々」発売記念トークイベント。本書の中にも取り上げられた「クラシックでしまくとぅばワークショップ」を実施してきた、作曲家の三ッ石潤司とビューローダンケ代表渡久地圭とともに、音楽について、沖縄について語り合う。
虐殺が続く世界の片隅で、静かにレコードに針を落とす。音楽に守られた日々の記録。アメリカで神学と人類学を学び、自分のVOICEを探す日々の裏で、心の支えとなった音楽があった。ブルーズ、ジャズ、ロック、ソウル……いまも保持する愛着の深い音盤群と、ニューヨークで、ノースカロライナで、そして沖縄で出会った心やさしき人々との交流をもとに語る生活の記録。ガザで、ウクライナで虐殺が続くなか、音楽はシェルターとなりうるか? 若き神学・人類学者による、世界の片隅からの祈りにも似たメッセージ。
榎本空(えのもと・そら)
1988年、滋賀県生まれ。沖縄県伊江島で育つ。同志社大学神学部修士課程修了。台湾・長栄大学留学中、C・S・ソンに師事。米・ユニオン神学校S. T. M 修了。文筆家、翻訳家。伊江島の土地闘争とその記憶について研究している。著書に『それで君の声はどこにあるんだ?──黒人神学から学んだこと』(岩波書店)、翻訳書にジェイムズ・H・コーン『誰にも言わないと言ったけれど――黒人神学と私』(新教出版社)、サイディヤ・ハートマン『母を失うこと──大西洋奴隷航路をたどる旅』(晶文社)がある。『母を失うこと』で第十回 日本翻訳大賞受賞。
2025/03/15 掲載