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ジュンク堂書店 書店員レビュー一覧

ジュンク堂書店 書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

検索結果 100 件中 1 件~ 20 件を表示

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

公衆サウナの国フィンランド 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス こばやし あやな (著)

公衆サウナの国フィンランド 街と人をあたためる、古くて新しいサードプレイス

サウナ×まちづくり

数年前から日本でサウナがブームだ。
どうやら銭湯や温泉とは違った魅力があるらしい。
その発祥の地はフィンランド。古くから公衆サウナが人々の憩いの場であった。

本書では、現地在住の著者が本場のサウナ事情をレポートしながら、フィンランドにおける公衆サウナ再興例を紹介する。
考えてみれば、裸という無防備な状況で、他人と安心して空間を共有するというのはなかなかハードルが高い。それも公共施設において。
本書では、その点についての考察がおもしろく、フィンランドと日本の類似性も発見できた。

銭湯文化が衰えつつある日本で、サウナは新たなサードプレイスになりうるか?また、銭湯は復興できるのだろうか?
単なるブームで終わらせず、その次の展開を考える人には必読の一冊だ。

理工書担当 中村

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

おんなの城 (文春文庫)安部龍太郎 (著)

おんなの城(文春文庫)

戦国の世を生きた四人の“おんな”の話

時代に翻弄されながらも、戦国の世を生き抜いた四人の「おんな」を描いた歴史小説。

 男女平等が謳われる現代とは違い、戦国時代というのは、日本の歴史の中でも男尊女卑の色濃い時代です武士、特に戦国大名にとっては、娘というのは外交の道具であることも普通のことでした。嫁入りというのは他家と友誼を結ぶための手段であり、嫁=人質であることも珍しくありません。

 その様な時代でも、強く生きようとした女性はいたのです。夫のため、息子のため、家のため、信仰のため。四人の女性たちは、「おんな」という立場や自分自身の心の弱さを乗り越えて、自分の守りたいもののために奮闘していきます。命を賭けることすら厭わないその生き様は、鮮烈な印象を残します。

 四編ともに素晴らしい出来なのですが、個人的におすすめなのが単行本未収録であった『希望の城』。立花道雪の娘で立花宗茂の妻である立花ぎん(門構えに言)千代を主人公としており、関ヶ原の合戦の裏で行われていた、九州での戦いを描いています。この作品ではぎん千代はキリスト教徒であったとされており、同じキリスト教徒である黒田如水と謀り、キリスト教徒が安心して暮らせる国を作ろうと目論みます。
 立花宗茂・ぎん千代夫妻の不仲の理由や、黒田如水の真意などに対して独自の解釈が試みられており、福岡出身の作家である安部龍太郎だからこその作品に仕上がっています。

 各話百ページにも満たない短~中編ですが、非常に濃い内容となっており、あえて最後まで書かない手法は強い余韻を残します。戦国時代を生き抜いた四人の「おんな」たち。その雄姿をぜひご一読ください。

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

私に付け足されるもの 長嶋有 (著)

私に付け足されるもの

鋳型の話

鋳型、ということをたくさん書いた短編集だと思います。長嶋有さんの小説に登場する女の人は、みな日常の業務をこなすさまが魅力的ですが(仕事、プライベートにかかわらず)この短編集では、女性が業務をこなしていくうえで彼女たちがよりそう「鋳型」がたくさん登場します。それは、ネイマールの西川マットレスであったり、ゴキブリをつかまえる道具であったり、ベータのビデオデッキであったりします。
作中には、「同じ鋳型におさまりつづけているうち眠りだけでない、肉体が、暮らしが、象られるような感じがしないだろうか」とあります。(「桃子のワープ」より)この話の主人公・桃子は、警備員という仕事をしながら毎日「誰かに指示された場所」に出向くことを、「仕事の面白み」だと感じています。彼女は移動をすることで、同じように移動し、世界の競技会場に出向くアスリートを思い、坂を降りる乳母車を見ながら、「戦艦ポチョムキン」を思い出します。鋳型は、そうなりたいという願望であり時に呪いでもありえます。そのことをじゅうぶんに長嶋作品の女の人たちがわかっている気がするから、読んでいてここまで安心感を私たちは抱くことができるのではないでしょうか。
鋳型は、ひとによってつくられたもの。「かつて、大昔に、誰かや誰かに対して抱いた自分の気持ちに、今また瞬時に降り立ったのだ」と桃子は思います。そのような感覚をもちながら生きる、正直な登場人物がいるからこそ、やはりまた今日も長嶋有作品を読もうと思えるのです。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A ティム・ピーク (著)

宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A

ティム・ピークさんに聞いてみた!

宇宙飛行士にどんなことを聞いてみたい?
私は食いしん坊なので、まず質問するのは「宇宙食っておいしい?」ということ。
あとは、体はつらくないのか、眠れるのか、怖い目に遭ったことはないかなど。
この先宇宙で住むためのアドバイスをもらおうとしているようだが、残念ながら今のところ予定はない。

本書は、著者の宇宙飛行士ティム・ピーク氏にSNSを通じて寄せられた質問と、それへの回答といった形式で構成されている。
人によって宇宙に対する知識や関心は違うので、質問の内容もさまざまだ。
しかし、著者はどんな質問であっても、丁寧に子どもにもわかるようにフレンドリーに答えている。
図やイラストを交えて300頁を超える本に仕上がったが、多くの質問に答えたいという著書の熱意の表れだと感じた。

ロフト名古屋店理工書担当 中村

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

ディープラーニング活用の教科書 先進35社の挑戦から読むAIの未来 日経クロストレンド (編)

ディープラーニング活用の教科書 先進35社の挑戦から読むAIの未来

遠くて身近なディープラーニング

ディープラーニング。その言葉を聞いても未だに言葉の意味がピンとくる人は少ないのではないでしょうか?
 けれども最近話題の自動運転技術、無人コンビニなどをはじめ実際にはすでにあらゆる産業に応用され、利用され始めています。
 本書ではこうしたさまざまな企業によるディープラーニングの活用の例を紹介しています。中にはユニークな使われ方もあり、こんなこともできるんだ、というインパクトに驚かされること間違いなしです。この本を手に取って、皆さんもそう遠くない未来に胸を弾ませてみましょう。

PC書担当 上村

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

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ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

夜汐 東山彰良 (著)

夜汐

激動の幕末模様よりも大きい情念

幕末の志士を扱った小説は星の数ほどありますが、志士の道筋を他者の目線から詳細に描いたものは、なかなか少ないかもしれません。
『夜汐』という殺し屋がいます。彼の狙った獲物により、新選組の道程に波乱が含まれることになりますが、著者の東山彰良さんがインタビューで述べられていた通り、この小説は日本の時代小説としてのセオリーはクリアしながらも、きっちりと往年の西部劇のテイストを含んでいます。西部劇の最大の特色として、ガンマン、殺しのプロは素性を明かさず、それを暗黙の了解として観客が納得し、あかされないぶんガンマンを取り囲む登場人物の心情が浮き彫りになるという利点があります。この場合は新選組や、主人公の男女の心情をそうすることによって際立たせています。
泉鏡花の『海神別荘』という戯曲では、人身御供にされたらしき美女が「ここは極楽ですか」と海底の公人に問うたところ、こう突き放されます。「そんなところと一緒にされてたまるものか、女の行く極楽に男はおらんぞ、男の行く極楽に女はいない」
日本のあるアウトローの死期が近づいた時、奥様はそのアウトローに「峰不二子」柄のパジャマを着せてベッドに寝かせたとされています。女遊びが激しかったアウトローへの、奥様からのはなむけ、いえ、復讐だったのかもしれません。いくら大きな世の中の流れに組み込まれようとしたところで、男女を取り囲む情念は時を超えても変わりません。
『夜汐』でも大きな範疇を占めているのが、やくざ者の蓮八と、その幼馴染八穂の心の動きですが、彼らの恋愛模様やどう生きるかといったことは、殺し屋や新選組によってたしかに振り回されます。しかし、読んでいると、彼らが影響を受けた世間の動向など、とても小さなものに見えてくるから不思議です。それは、手を失っても八穂の顔をどうしても見ようと思った蓮八のたぎるような思いや、別の男にいったんは抱かれながらも、蓮八の死期は誰にも決めさせない、と宣言した八穂の叫び声が読者に響き、激動の時代の裏にあったさらに激しい情念を想起させるからではないのでしょうか。
人が思想を持って他人と移動、もしくは一人で移動しようとするとき、現代のようにSNS文化などが発達していなかった世の中では、天候や山の荒さや、そのとき口にしたものが大きな意味を持つようになります。新選組はもろくて崩れやすい側面を持つ組織でもありました。その綻びはたくさんの書物に触れられていますが、彼らの歩いた道筋を想像しながら夜汐とたどることにより、我々はまったく現代の自分たちも同じであることに気付かされます。恋愛も、革命も、すべておなじ。物事が変わったことに気付くのは、それがなにより終わってしまってから。だから常に前を見て、蓮八のように歩いて行かなくてはならないことの大切さを、この小説では教えてくれているように思います。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

昆虫たちの世渡り術 海野和男 (著)

昆虫たちの世渡り術

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

この地球上に、現在1000万種類以上いると言われている昆虫。長い歴史の中、様々な環境に適応しながら進化してきました。
敵の目を欺くため、葉っぱなど別の物そっくりな姿になった<擬態>。昆虫同士だけでなく、受粉など植物とも互いに助け合う<共生>。子孫を残すためプレゼントを贈るなど様々な手段が繰り広げられる<求愛>。人間と同じように「社会」を持ち、群れで暮らす<集団活動>。本書は4つのテーマでその熾烈な世界を生き抜く世渡り術を紹介します。昆虫たちの多様性と魅力に引き込まれます。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ホイッパーウィル川の伝説 キャシー・アッペルト (著)

ホイッパーウィル川の伝説

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

記憶の中でいつもジュールズには追いつけない速さで駆けていく姉。ひたすらに速さを求めた理由を知りたくて、ジュールズは姉が消えてしまった森へと足を踏み入れます。時を同じくしてこの世に誕生したキツネのセリとの不思議な魂の結びつきによって、少女は姉が語ることのなかった真実へと導かれていきます。2人の著者の世界が合わさり、生まれた魂が廻る森の物語です。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

きょうはクリスマス 小西 英子 (絵と文)

きょうはクリスマス

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

クリスマスがもうすぐやってきます。街は華やかに彩られ、大人も子どももわくわく胸をおどらせています。サンタ姿でお手伝いをしていた少年は、聖誕劇に羊飼いの役で出ることに。冬の澄んだ星空の下、聖なるクリスマスを迎えるよろこびを温かく丁寧に描いた絵本です。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ふたりはバレリーナ バーバラ・マクリントック (作)

ふたりはバレリーナ

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

ちいさな女の子エマとバレリーナのジュリア。年も住んでいる場所も全くちがうけれど、バレエに夢中なふたりの1日は起きた瞬間からそっくりです。バレエが好きでたまらない!そんなふたりの気持ちが絵本の画面からあふれています。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

死にゆく患者と、どう話すか 國頭 英夫 (著)

死にゆく患者と、どう話すか

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

がん医療の専門家國頭英夫先生による日本赤十字看護大学での講義を書籍化。テーマは死にゆく患者さんとのコミュニケーション論。マニュアル通りにはいかない、正解のない問いに13人の生徒たちが答えを出すべく真正面から挑む。数多くの臨床経験に裏打ちされた著者の歯に衣着せぬ言葉も、根源にある患者への、人間への想いが伝わってくる。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

現場で使える新人登録販売者便利帖 仲宗根 恵 (著)

現場で使える新人登録販売者便利帖

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

一般用医薬品(第2類・第3類)の販売を行う登録販売者は受験資格が緩和され、資格者が増えている。またセルフメディケーションの推進や販売所の多様化で需要が拡大している。本書は、新人登録販売者や、実務未経験で合格して業務につくのに戸惑いや不安を抱いている人に最初に手に取ってほしい書籍。現場の「まずやること&覚えること」や仕事の流れを紹介し、接客の基本である「聴き取り・病態の判断・商品の選択・提案・説明・アドバイスの仕方」を分かり易く解説している。実務経験を積み、自信をもって店頭に立てるようになろう。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

がん治療の疑問をメーリングリストで解決した件。 薬剤師が知りたいがんの疑問52件をバッチリ解説! 日本臨床腫瘍薬学会 (編集)

がん治療の疑問をメーリングリストで解決した件。 薬剤師が知りたいがんの疑問52件をバッチリ解説!

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

「薬剤師が知りたいがんの疑問52件をバッチリ解説!」した本書は、日本臨床腫瘍薬学会会員限定のメーリングリストの内容を編集したもの。2008年に国立がんセンター東病院の研修生と職員により現在の前身となるメーリングリストが開設され、その後日本臨床腫瘍薬学会が発足して今に至る。ここでは薬剤師の「生の声」の質問とその返答の理解を深めるための解説やコラム、引用文献が補足されていて、普通の解説書とは違ったリアリティがある。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条 (ハヤカワ文庫 NF)フィリップ・E.テトロック (著)

超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条(ハヤカワ文庫 NF)

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

1人目の著者はペンシルバニア大学の教授で、予測力を研究し続け、「優れた判断力プロジェクト」の主催者にして、情報先端研究開発局主催の予測トーナメントで優秀な成績を収めている。2人目のジャーナリストは『専門家の予測はサルにも劣る』(飛鳥新社・1600円などで知られる人物。本書では、物事を予測する能力がどのようなものかを語りながら、「サルのダーツ投げ」よりも精度が高い超予測力を身に付けるために何をすべきかを論じた意欲作である。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

『自由が丘』ブランド 自由が丘商店街の挑戦史 岡田 一弥 (著)

『自由が丘』ブランド 自由が丘商店街の挑戦史

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

東京都目黒区自由が丘の周辺は、観光客にも住民にも愛される魅力的な街だ。ただ現在のような人気を得るまでには多くの試行錯誤があり、苦闘の歴史が裏にはあった。商店街の組合理事長である岡田氏が、戦前から現在までのこの地区について詳細に語った内容となっている。行政や鉄道会社の協力もあったが、あくまで商店街が主体となって様々な取り組みが行われ、独自のブランドを確立させたことがわかる。近年、地元の産業能率大学との産学連携も深まり、今後もさらなる発展が期待される。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

同性婚だれもが自由に結婚する権利 同性婚人権救済弁護団 (編)

同性婚だれもが自由に結婚する権利

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

厚生労働省の研究班による性的指向調査によると、学校の1クラスに約1人は同性に性的指向が向くマイノリティであるという数字が報告されている。異性愛が普通とされる世間において、少数派の彼らは差別や偏見に苦しめられる。精神的健康を害し、自傷行為や自殺に至るケースも少なくない。本書には、そのような差別や、法の下の不平等により制度的にも苦しめられている当事者達の生の声が収録されている。同性婚を認めないのは憲法違反であると世間に訴える1冊。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ヤクザと憲法 「暴排条例」は何を守るのか 東海テレビ取材班 (編)

ヤクザと憲法 「暴排条例」は何を守るのか

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

暴排条例が全国で施行された今、一般社会との関わりを厳しく制限されたヤクザは、私たちの側からするといよいよ情報が少なくなり、闇に包まれた存在となっている。本書は今年初めに公開されたドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」の制作者が、取材の裏側をまとめた1冊。相手は違法活動を行っている組織。取材対象と一定の距離を保ちつつ、ヤクザの実態に迫る日々が綴られているのだが、全体に漂う緊張感が凄くて、その世界に飲み込まれるような力を感じる傑作だ。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来 クラウス・シュワブ (著)

第四次産業革命 ダボス会議が予測する未来

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

ダボス会議の創設者である著者が、いま世界は歴史的転換点を迎えていると論じる。近年、人工知能、IoT、自動運転車、ゲノム編集、3Dプリンター等、新技術が次々開発された。そのため経済やバイオ、環境や私たちの生活といった様々な分野で変化が急速に起きている。本書では各技術によってもたらされる近未来の影響を個別に解説。特に、AIやロボットに雇用が大量に奪われる状況には危機感を覚えた。ただそういう負の要素も一部にある反面、農業や医療等でのプラス面も多くあり、この革命を人類は上手に受け入れていく必要がある。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略 リンダ・グラットン (著)

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

前作『WORK SHIFT』(プレジデント社・2000円)が世界的ベストセラーとなったリンダ・グラットン氏の今回のテーマは、100年ライフ。
人々の寿命は延び、近いうちに100歳まで生きることが普通になる可能性が高い。本書はその場合に今までの教育・仕事・引退の三ステージ型の人生設計が成り立たなくなるという事実を突き付け、様々な働き方や自己投資を行き来するマルチステージ型の人生を提唱する。
特に40代以下の人にはこの変化は逃れがたく、高齢化が進む日本では他国に先駆けてこの変化への対応を迫られる可能性が高い。日本語版への序文も充実。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

移民の経済学 ベンジャミン・パウエル (編)

移民の経済学

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

移民問題の専門家たちによる移民についての先行研究をテーマごとに整理し、まとめたもの。経済学の実証研究が中心になっているものの、一般人の感情論とは違った見解に至っていることを示している。ただし、移民を研究する研究者たちでも立場や持論が違うことや、研究分野によっては実証が十分でないことをも指摘している。それでも国際問題となっている移民問題について感情的な移民排斥論が強まっている現状に、一石を投じる意志を示す意思を感じる1冊。

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