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ジュンク堂書店 書店員レビュー一覧

ジュンク堂書店 書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

検索結果 100 件中 1 件~ 20 件を表示

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

14歳、明日の時間割 鈴木るりか

14歳、明日の時間割

現役中学生作家、期待の2作目!

デビュー作『さよなら、田中さん』がベストセラーとなった現役中学生作家(この本の発売日が15歳の誕生日)鈴木るりかさんが、確かな成長を感じさせる2作目。私小説なのではと思わせる作品から始まる、中学校の時間割に見立てた全7編の連作短編は、中学生やそのまわりの大人たちの姿を生き生きと描写するだけでなく、時には笑わせ、時には泣かせ、そして人生についても考えさせてくれる青春群像小説です。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

忙しすぎる人のための宇宙講座 ニール・ドグラース・タイソン (著)

忙しすぎる人のための宇宙講座

最短最速「宇宙入門」

ニュースで人工衛星が無事に宇宙へ飛び立った。探査機が未知の物質の採取に成功。などの宇宙についてのニュースが流れるたびに、もっと宇宙について知りたいと思ったことはないだろうか。
しかし、毎日忙しく調べる時間もない。要点だけでも知りたい。
そう思ったらこの本を手に取ってはどうだろうか。
タイトルをそのまま受け止めてもらっていいだろう。毎日忙しくても宇宙を知ることができるという。
この本は12章に分かれており、宇宙の誕生からダークマター、星が丸い理由、太陽系以外の星はあるのか、などよく耳にすることが書かれている。さらに要点だけをまとめているので、1章にいくつか話があるが3ページぐらいで1つの話を読むことができる。ちょっと空いた時間や通勤時に手軽に読めるのだ。
いつも利用している乗り物をスペースシャトルと思って本を手に宇宙に出かけてみてはいかがだろうか。

理工書担当 中山

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

日中は異文化だから面白い 言語と文化のプロたちが綴るエッセイ集 相原 茂 (編著)

日中は異文化だから面白い 言語と文化のプロたちが綴るエッセイ集

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より

日本語と中国語に長く携わってきたプロ17人が寄せた「言葉と文化」に関わるエッセイをまとめた本書。
1編2~3ページほどで、日本人から見た中国・中国文化、反対に中国人から見た日本・日本文化がそれぞれの視点でユーモラスに描かれている。
互いに漢字文化であり、似ていることばや文化が多数ある一方、似ているが故に起こる勘違いなど、実際の経験談をもとに指摘しながら、どのような背景で勘違いが起こるかなども分かりやすく書かれている。
日本人著者のエッセイは共感することも多いが、中国人著者のエッセイは、驚くと同時になるほどと思うことが多い。中国語の豆知識なども多数掲載されているので、中国語学習者には勉強にもなる。本書で日中文化の違いを楽しみながら、理解を深めていけるだろう。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

英文読解術 東大名誉教授と名作・モームの『物知り博士』で学ぶ 行方 昭夫 (著)

英文読解術 東大名誉教授と名作・モームの『物知り博士』で学ぶ

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より

『英文精読術』『英文翻訳術』(DHC)に続く第3弾。本書ではモームの短編「物知り博士」を教材に、英文読解をさらに初心者にも理解しやすいよう解説する。
今回の特色は、まず読解過程において、原文についての文法的・内容的設問を各所に設け、読者自身が読解作業に参加できるよう工夫されていることだ。あわせて、読者が抱くであろう質問を想定し、対話形式のQ&Aで説明することによって授業を再現、更なる理解を促す。
また、英語よろず相談室では、英語学習に役立つアドバイスや裏ワザなどが多数収録されており、大変興味深い。
終始、英語学習者に寄り添った語りかけが心地良い。本書読了後、巻末の完訳はさぞ味わい深く映るだろう。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

洞窟ばか すきあらば、前人未踏の洞窟探検 吉田 勝次 (著)

洞窟ばか すきあらば、前人未踏の洞窟探検

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より

趣味は、と問われて「自転車です」とか「登山です」と答える人は周りにいると思う。最近なら「ボルダリングです」なんて人もいるかもしれない。でも「洞窟探検です」という回答を聞く機会はたぶんない。「未踏洞窟を探して海外遠征もしてます」なんて、まずありえない。
本書は喧嘩でも登山でも昇華しえなかったエネルギーを持て余した著者が洞窟に出会い、どのような活動をしつつ今に至るかを綴った半生記である。一般に洞窟といえば秋芳洞や富士五湖が浮かぶだろう。だが著者が求めているのは洞窟観光ではない。誰も入ったことのない洞窟を探し、潜り、その深奥に到達したいという「探検」なのである。東京タワーより深い穴にロープ一本で降りたこともあるし、狭い隙間で動けなくなって死の恐怖に怯えたこともあるという。冷静に考えたら「そんなのやめときなよ」と思う。でも、一尺の幅もない隙間に潜り、抜けた先に体育館より大きなホールがあったら感動するだろう。ライトの照り返しで白く輝く鍾乳石があったら、きっと生涯忘れないだろう。少し羨ましく思う。
本書の冒頭にはカラー写真が多数掲載されている。どれも「見てみたい」と思う素晴らしい景色だ。あと5メートル先にこの景色があるかもしれないと思ったら「そりゃやめられないよね」と思う。そこには功名心も新種の生物を探そうという下心もない。ただただ「未知の場所を探検してみたい」という一念のみで20年以上洞窟探検をしているのだから清々しいまでに「ばか」である。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

イギリスをディープに旅する英語 小島智 (著)

イギリスをディープに旅する英語

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より

この本はイギリス旅行ガイド本であり、英語学習書(イギリス英語!)であり、さらに、著者本人の体験エッセイでもある。 タイトルにある通り、ガイド本に載っていないような街の雰囲気から始まり、特有のディープな英語表現が紹介されている。旅エッセイのように読みながら、その街(マンチェスターやトッテナム)の気分を味わうのもよいし、著者の現地の人とのやり取りを読んで「こういう時はこんな風に返すのだな」と、生の英語を実感できるのもこの本ならではの活用法ではないだろうか。また、何度も足を運んでいる著者ならではの、スーパー活用術や地方への賢い移動方法が紹介されており、短期滞在や留学を考えている方にもお勧めだ。

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

ブルックリンの少女 (集英社文庫)ギヨーム・ミュッソ (著)

ブルックリンの少女(集英社文庫)

フランスの大ベストセラーミステリー

人気小説作家ラファエルはまもなく女医のアンナと再婚する。
式を三週間後に控え二人は休暇を楽しんでいたが、けして過去を明かそうとしないアンナに対してその夜は自制がきかなかった。
なぜ打ち明けてくれないのかと激しく問い詰めた結果、観念したアンナが自分の過去だとタブレットをひらいてみせたのは、ある一枚の写真。
想像だにしなかった衝撃的な内容に、彼は絶句し、彼女のすべて受け入れるはずだった決意はいとも簡単に崩れ去ってしまう。
問い詰めなければ、知らなければ。どんなに悔いても、時はもとには戻せない。
全てを知りたいと思うのははたして愛だったのか?
不安や独占欲からではなかったからか。
その後アンナは失踪する。
この作品は失踪した彼女を捜索するなかで彼女がけして明かそうとしなかった忌むべき過去にむきあおうとする男と、そしてその過去に人生をからめとられた人々の物語である。
冒頭から一気に読者をひきこみ、衝撃的な展開から目が離せない。そしてラストの余韻。
海外ミステリに苦手意識がある方にもぜひ一読いただきたいフランスミステリーである。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

100歳の美しい脳 アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち 普及版 デヴィッド・スノウドン (著)

100歳の美しい脳 アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち 普及版

老いの本質とはなんだろう

この本では678人の修道女ひとりひとりを研究対象として1986年から現在まで老化の研究に役立てている様子が描かれている。
 シスター達を研究してみると、医学的には修道院に入る前の若い頃により複雑な文章を書いていて、脳を活発に使っていたシスターほど老齢期の脳の健康状態がいいらしい。
 しかし、それ以上に興味深いのは、最後まで元気なシスターもアルツハイマー病にかかり健康な脳とはいえないシスターも同じように尊厳があり、本当の意味で健康的な点だろう。老いるとは何なのか改めて気づかせてくれる一冊である。
 医学書担当 上村

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

Mobitecture 動く住まい図鑑 レベッカ・ローク (著)

Mobitecture 動く住まい図鑑

はじめての動く住まい図鑑

家=定住の通念はもう古いのかもしれない。

ユニークでさまざな形に、おもわずニヤッと笑っちゃうようなアイデアたち。

「偏っていたな...自分の考え方。」と物の見方が変わる人もいるかもしれない。

文明は発達していく。

もっともっと発想を豊かに、固執せずに日々を謳歌したい、

いつもよりちょっとだけワクワクしたい、という方、特にオススメです。

理工書担当  伊藤

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

村上春樹の100曲 栗原 裕一郎 (編著)

村上春樹の100曲

サザンオールスターズもB`zも村上春樹作品には登場します

新しい小説の楽しみ方を確立した本です。
とにかく、情報量がすごい!どの作品のどこにどの曲が使用され、どんな傾向の曲をどの場面で春樹が使うのか、事細かに研究されています。ジャズ、ポップス、80年台以降の音楽、ロック、クラシック・・・それを詳細に分析できるのは、それぞれの音楽に詳しいスペシャリストのライターが、独自の目線で春樹を見つめているから。
デュラン・デュランの春樹作品への登場歴、ジェネシスというロックバンドに対する春樹の難癖、マイケル・ジャクソンへの冷淡な態度、読み進むほどに村上春樹作品を読み返したくなる衝動にかられます。
とにかく一読を!執筆者達によるあとがき座談会も必読。ディスクガイドとしても、まったく遜色ない1冊になっています。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ラストレター (朝日文庫)さだまさし (著)

ラストレター(朝日文庫)

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より

描かれているのは「昭和に帰ろう」をテーマに始まったラジオ番組。SNS全盛のこの時代に、敢えてリスナーからの葉書で番組を進めていく。その番組の最後に読まれるのが「ラストレター」だ。
著者はかつてラジオの深夜放送でメインパーソナリティを12年半務めていただけあって、生放送中の描写は実にリアル。駄洒落満載のトークに思わず笑ってしまったり、ラストレターに涙が止まらなくなったりと、読んでいるだけでラジオを聴いているような気分になれるのだ。
そしてこの作品には、随所に実話が盛り込まれている。出来すぎた話と思うものほど、実話であったりする。個性的すぎるラジオ局の面々もほぼ誇張せずに実在人物のままだそうだから、まさに事実は小説よりも奇なり。本とラジオ、そしてフィクションとノンフィクションが一度に楽しめる一冊である。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

文庫解説ワンダーランド (岩波新書 新赤版)斎藤 美奈子 (著)

文庫解説ワンダーランド(岩波新書 新赤版)

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年2月号より

文庫を買うとき、解説がついているかどうかを気にするということはあるだろうか。聞いたことのない著者だけどどんな人? 新刊の翻訳ミステリーみたいだけど本国ではいつ発行されたもの? 感想文を書かないといけないから何か参考になる情報は? など、解説を読むシチュエーションはいろいろあるだろう。だが絶対必要でもないのが解説である。その「おまけ」について掘り下げてくれるのが、自称「解説の女王」斎藤美奈子さん。
「文庫解説は本を読む人が日常的に目にするもっともカジュアルな批評文」であり、「そのわりにはちゃんと光が当たっていないのはもったいない」という観点から、近代文学から現代文学、外国文学やミステリーまで、鋭いツッコミを入れてくれる。こんな解説の読み方があったんだ! まさにワンダーランドに連れて行ってくれる本である。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠 キャシー・オニール (著)

あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠

行き過ぎた効率性の恐ろしさ

AIやビッグデータが世の中に与える危険性はどれほどのものなのか?そんな言葉を表すために本書では数学破壊兵器という言葉で表現している。とても恐ろしい言葉だがその正体は私達の身近な場所ですでに使われている。
 広告会社のターゲティング広告をはじめ社会では至るところに数理モデルが使われているのである。再犯の可能性のある犯罪者を割り出したり、保険料の設定などあらゆる場所でデータは活用され個人の役に立つこともあれば、一方で人々を貶めることもあるのだ。
 行き過ぎたデータ活用を使う先にある恐ろしさについて考えさせてくれる一冊である。

PC書担当 上村

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

腸医が教えるこうすりゃ健康コンビニ飯 松生恒夫 (著)

腸医が教えるこうすりゃ健康コンビニ飯

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

「コンビニご飯で健康?」と思う方も多いだろう。かくいう私も初見ではそう感じ、疑いのまなざしで本書を開いた。けれどそこは医学博士が著者なだけあり、とても理論的に説明してくれている。
現代の食生活に欠けているものは何なのか、そしてそれをコンビニ飯の何でどう補うべきなのか。不健康な男性がコンビニ飯で健康になっていく実体験などを交えながら、コンビニ飯の長所と短所をひとつひとつ説明してくれている。特に気になったのは「足し算・引き算の法則」の章。コンビニ弁当の中でも、摂取すべき食材と避けた方がよい食材を挙げ、避けた物の代わりにコンビニで手に入る食材で栄養を補う、というもの。一見どういうこと?と思えるが、読んでいくうちに理解は深まり、なるほど実践してみようかなという気持ちになるのだから不思議だ。巻末にはコンビニ飯で1週間の献立が組んであり、ひとり暮らしの方にも、今晩は家族と食卓を囲むことが難しい方にもぜひおすすめしたい。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

世界のおばあちゃん料理 ガブリエーレ・ガリンベルティ (著)

世界のおばあちゃん料理

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

カメラとパソコンと日記だけを旅の共に、2年間で50か国以上を旅します。そこで出会ったこと、経験したことを記事にして、週に1回読者に送り届けます――この企画が雑誌社の目に留まり、ひとりで世界に飛び出した著者が、帰国後にまとめた本が本書。ご飯を作ってくれたおばあちゃんの写真とエピソード、料理の写真とレシピがワンセットになっている。その数なんと58人! 料理の写真が鮮やかで美味しそうなのはもちろんだが、おばあちゃんの写真もそれぞれのお家の中、台所や居間で撮影されているので、普段の暮らしが垣間見られるのも面白い。読んで良し、眺めても良し、作っても良しの三拍子そろった1冊。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ニッポンを解剖する!沖縄図鑑

ニッポンを解剖する!沖縄図鑑

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

旅行に行きたいけれど、どのガイドブックを買えばいいのかわからない。そんな経験はありませんか? 特に、同じ場所に何度も足を運ぶリピーターの方々からは、「本に書いてあるところには、もうみんな行っちゃって……もっと違う本はないの?」と言われることもしばしば。
そんなあなたにお薦めしたいのが本シリーズ。通常のガイドと大きく違うのは、掘り下げ方の深さである。例えば沖縄なら、植生から陸海の生き物図鑑、日本と中国の技法がミックスされた独自の建築様式や、果ては沖縄舞踊の美しい踊り方までが、豊富な図版とイラストで、わかりやすく説明されている。
地図を片手に観光名所を回るだけでなく、その土地に息づく文化をも味わいたい方に手に取っていただきたい。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか 池上 高志 (著)

人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

指数関数的に変化する技術革新(「ムーアの法則」)によって、レイ・カーツワイルは、2045年頃にAIが人の知能を抜くと予測している。所謂「2045年問題」である「シンギュラリティ」を、あとおよそ30年で迎えることになる。
本書は、アンドロイドと暮らす未来を目前に、人工生命研究者池上とロボット研究者石黒の、如何に心の準備をすればいいのかという対談本としても読めるのだが、問題はその「心」にある。それは、人工知能に「心」を持たせることは可能なのかという問いであった。この問いは必然、日本近代文学の再考を迫るであろう。日本語の「心」とは、坪内逍遥と二葉亭四迷以降の近代小説によって生じた言葉であるからだ。また、石黒の指摘するように、「心」が他者によって発見され得るものであるということも、問題の在り処を100年前に立ち返らせる。
奇しくも漱石没後100年、『こころ』とともにその語の意味を思考することで、表題の問いの答えが見えるのかもしれない。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

イエスの幼子時代 J.M.クッツェー (著)

イエスの幼子時代

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

ノーベル賞作家・クッツェーが描くのは、初老の男と5歳の少年が移民船で出会い、少年の母親を探す物語。訪れたのは過去を捨てた人々が暮らす街、ノビ―ジャ。生活は保障されているが生気のない街の人々と、そこでのどこか不穏な生活が、皮肉を交え、しかしユーモラスたっぷりに描かれている。
起こるのは、徹頭徹尾「今ここ」で起きる出来事。終章、居場所をなくした二人は、血の繋がらない新しい母親を見つけ、新天地へと旅立つのだが、「ここではないどこか」などない様に思える。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

比較で読みとくスラヴ語のしくみ 三谷 惠子 (著)

比較で読みとくスラヴ語のしくみ

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

スラヴ語とはどんな言語なのか、その仕組みを「文字と音のしくみ」「語のしくみ」「文のしくみ」の順に紹介している。言語は地域・歴史・文化的に、様々な形でほかの言語とつながっている。そのつながりの中で、音や語の形の変化を過去にさかのぼると、同じ語源にたどりつくと考えられるような言語間の関係が見えてくることがあるそうだ。
比較対象の言語はロシア語・ポーランド語・チェコ語・スロヴァキア語・ブルガリア語・クロアチア語・ベラルーシ語・マケドニア語・スロヴェニア語・セルビア語・クロアチア語・ボスニア語など幅広い。こう羅列していくとかなり幅広い言語のつながりとなっていることが分かる。スラヴ語に絞った本は少なく、その中でも比較に焦点をあてているのは本書だけのようである。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

1か月で復習する中国語基本の500単語 呉 春姫 (著)

1か月で復習する中国語基本の500単語

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2017年1月号より

本書は中検準4級合格を目指す人のための単語集。単語帳に多くあるレイアウトではあるが、特徴的なのは見出し語を用いた例文のピンイン(発音表記)に、赤線があることだ。この赤線は、音読をする際に切らずに続けて読むべき箇所を示している。例文だけを読んでいると、どうしても切るべき箇所が解らず、なんとなくで切っている人も多いだろう。意味が解ってくれば区切りも自然とできるだろうが、初級者にはなかなか難しい。しかし、初級の段階から正しい区切りを意識すれば、より早く自然な中国語が話せるようになるだろう。
同シリーズにはフランス語もあり、同様に赤線で示してあるので、フランス語を学んでいる方にはこちらもおすすめだ。

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