ジュンク堂 書店員レビュー一覧

ジュンク堂 書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

検索結果 100 件中 1 件~ 20 件を表示

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

アルゴリズム思考術 問題解決の最強ツール ブライアン・クリスチャン (著)

アルゴリズム思考術 問題解決の最強ツール

あらゆることを37%ルールで解決しよう

ここ数年、対人関係や仕事に関する整理術の指南書が増えている。それだけ多くの人が、複雑で多忙な日常生活において、悩んでいるということなのだろう。しかし、これだけ多くの指南書を目の当たりにすると、今度はそのなかから、どれを選べばいいのかという問題に直面してしまうではないか。いや、悩む必要はない。37%ルールで判断すればいいのである。さらに言えば、パンを焼くときも、バスの待ち時間も、ビジネス取引さえもこの37%ルールがあれば一発なのである。著者は、これを「人間のアルゴリズム設計」の概念によるものだと説明している。コンピュータ科学の視点から「いかに生きるべきか」という人間的根本的問題についても向き合うことが可能だという。アルゴリズムは、われわれにとって身近なものであり、きちんとした裏付けがある信用すべき人生の相棒なのである。本書を読み進めてみると、アナログ頭の私でさえ、煩雑なことを、延々と考え続け、無駄に時間を費やすよりも、コンピュータに従って、必要最低限のことを考え、結論を出すというシンプルな生き方を実践してみるのも悪くないと思えてくるのである。さて、数多くある整理術に関する指南書のうち、どれにしようか、もう決断できているはずではないだろうか。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

ボクが逆さに生きる理由 誤解だらけのこうもり 中島 宏章 (著)

ボクが逆さに生きる理由 誤解だらけのこうもり

ほんとは吸血鬼じゃないんです…

コウモリと聞くと、どうしても吸血鬼を真っ先に連想してしまう。彼らには悪いが、キーキーと鳴きながら暗闇を飛ぶ姿には不気味な印象もあって、自分からは遠ざけていた生きものだ。本書では、そのように誤解されやすいコウモリの謎に満ちた生態を、コウモリ写真家の著者が解説する。

書名にもあるように、コウモリの特徴の一つは逆さまにぶら下がって生きることだ。なぜ逆さまなのかには諸説あるが、完全には解明されていないらしい。
他にも謎は多い生きものだ。飛行メカニズムや発する超音波のしくみ、長生きの秘訣など、生態や進化の過程はとにかくミステリアス。
著者がコウモリに情熱を注ぐのも、そういった点に魅力を感じたからだろう。
コウモリにハマりすぎて会社を辞めてしまったり、自ら志願して木に逆さ吊りされるほどの「コウモリ愛」は、ページからありありと感じ取れる。
巻頭の写真に映るコウモリたちもどれも可愛らしく、私もコウモリに会いたくなった。

理工書担当 中村

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

介護界のアイドルごぼう先生のみんなを笑顔にする魔法 (講談社の実用BOOK)簗瀬 寛 (著)

介護界のアイドルごぼう先生のみんなを笑顔にする魔法(講談社の実用BOOK)

Let's ごぼう体操

ごぼう先生こと、簗瀬寛さんの介護について考えをまとめた本が登場。
愛称である「ごぼう先生」は介護の「ご」、予防の「ぼう」からきている。
今やご年配の方から幅広い年代層にあつい信頼を持ち、介護サービスの運営や「ごぼう体操」を広めている。
本書では簗瀬さんの介護のモットーや介護予防のコツ、介護をする側の心の持ち方について書かれている。
「体操はできなくていい、最初からできることをやっても意味がない」
「完璧を目指すのではなく、70点でいい」
など、ポジティブに捉えるヒントがたくさん載っている。
最後にはごぼう体操のコツも書かれており、ページの左下にはパラパラ漫画ように見る「パラパラごぼう体操」がありすぐに実践できるようになっている。

医学書担当 中山

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

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ジュンク堂|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

冬を待つ城 (新潮文庫)安部龍太郎 (著)

冬を待つ城(新潮文庫)

九戸政実はなぜ天下人に戦いを挑んだのか

九戸城を囲むのは豊臣方6万。それに対するは九戸軍3千。豊臣秀吉の下に天下が統一され、国内での争いが収まりつつある中、九戸政実はなぜ天下人に戦いを挑んだのか。

戦国最後の戦であるとされる『九戸政実の乱』は、一般にあまり知られていません。後北条氏が滅ぼされた『小田原征伐』の直後であったことの影響も大きいでしょうが、予想外の苦戦を強いられたため、豊臣政権による情報の隠ぺいが行われたためだとも言われています。舞台となるのは陸奥国糠部郡、現在の岩手県二戸市にあった九戸城。東北の一地方で起きた争いは、天下諸侯を巻き込んだ大きなモノへと変貌していきます。

物語の背景となる要素は主に三つあり、まずは一つ目は南部氏と九戸氏との関係性。本来ほぼ同格であった両氏の立場は、豊臣秀吉による『奥州仕置き』によって大きく変わり、両家の間で争いが起きる大きな要素の一つとなりました。

二つ目の要素は文禄・慶長の役。いわゆる朝鮮出兵です。『九戸政実の乱』が起こったのは天正19年(1591年)のことであり、文禄元年(1592年)に始まった文禄・慶長の役の準備がすでに始まっている時期のことです。なぜそんな時期に、東北への大規模な遠征が行われたかというのが、この作品の一つの肝となります。

三つ目の要素となるのは、『東北』という地域。古くはヤマトタケルや坂上田村麻呂による蝦夷討伐や、源頼朝により奥州藤原氏が滅ぼされた奥州合戦。近代においては戊辰戦争での奥羽列藩同盟など、『東北』という地域は、常に中央政権からの圧力にさらされて来た場所です。そうした歴史や地域性が、物語の根幹となります。

語り手となる九戸(久慈)政則、九戸実親などの九戸一族や郎党、そして敵方となる豊臣軍の諸将、蒲生氏郷や南部信直らも丁寧に描いている本作。しかしその中でも別格の存在感を放つのが、やはり主人公である九戸政実。九戸党の当主として長く南部家を支えてきた武辺者でありながら知略も備えおり、『東北』のために信念をもって戦いの道を選ぶ姿は見事の一言。

一人の男の気高い生き様が、巧みな筆致で描かれた素晴らしい作品となっていますので、興味を持たれた方はぜひご一読ください。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

サクサクできるかんたんiMovie ビデオ編集を今からはじめたい方に! TART DESIGN (著)

サクサクできるかんたんiMovie ビデオ編集を今からはじめたい方に!

今までで一番わかりやすいiMovieの教科書

2013年以降、iPhone/iPad購入から無料になったApple提供のアプリシリーズ。無料ではあるが動画編集の一見難しそうなイメージからなかなか手を付けにくい人も多いのではないだろうか。本書はこうした動画を作ることへのハードルを下げ、動画作成をより身近に、なおかつ面白く編集するためのツールとなると思う。
 iMovieの入手方法からクリップの配置の仕方など初心者に向けた基本的なことはもちろん、速度調節、明るさやカラー等の演出方法、さらには作るだけでなくSNSでの共有の仕方やiPhone・iPadを使ったさらに手軽でシンプルな使い方も提案している。
 大きな画面・文字での解説付きで、読んだ後すぐにムービーを作りたくなる1冊であるといえるだろう。

PC書担当 上村

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂
ジュンク堂|ロフト名古屋店

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた 石川 善樹 (著)

どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた

しあわせって何だっけ 何だっけ~♪

好奇心の塊のアナウンサーとユニークな視点を持つ科学者の刺激的な対談。
読み終える頃にはあなたの常識は、思いもよらぬ角度から飛んでくる怒涛のラッシュを受けて
木っ端微塵になっている事だろう。
個人的には、第4章の「科学的に見ると、恋愛と結婚って何ですか?」に撃ち抜かれた。
詳しくは本書を読んでもらいたいが、「だから結婚できないんだ・・・」と腑に落ちてしまった(苦笑)

しあわせになれるかはあなた次第だが、読むだけで丸儲けな本。
KADOKAWAさん、これ新書だったらもっと売れたかもよ?

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

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ジュンク堂|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

酒が仇と思えども 中島要 (著)

酒が仇と思えども

下戸でも楽しめるよい酔心地

酒にまつわる連作時代小説。
呑んでも呑まれるな、とはいうものの酒にふりまわされてしまう人たち。
酒屋の跡継ぎの幹之助は、そんな悩める人たちに手を貸したいと相談にのっている。

持ちこまれる相談は、酒をやめたいのにやめられない、酒で失敗をくりかえしてしまう、酒癖の悪さから騒動にまきこまれるなどなど。
幹之助の助言もあるけれど、なによりも酒に悩む当人の気持ちを動かすのは、周囲の人たちの気配りや手助けだったりする。

幹之助はいつも傍観者の立場で、相談者をさとし、大人びた風情なのだが最後に22歳の若造らしさを見せてくれる。うってかわって酒にふりまわされる立場になってしまった幹之助の奮闘ぶりには、がんばれ若造と応援したくなってしまう。

すっきりして、ふふっとほほえましい後味のよい作品。

書店員:「担当者」のレビュー

ジュンク堂
ジュンク堂|プレスセンター店

星星の火 2 福田和代 (著)

星星の火 2

通訳捜査官・城正臣と、相棒の上月刑事が帰ってきた!

通訳捜査官・城正臣と、相棒の上月刑事が帰ってきた!
警視庁の通訳センターで、中国語を担当する型破りな通訳捜査官・城正臣は、奥さんに逃げられ、4歳の娘を抱えて育児と仕事に奔走する「イクメン」。
官舎の隣に住むのは、保安課に勤務するカタブツの刑事・上月千里。

前作『星星の火』(双葉社文庫)で、池袋に根づく中国人社会にどっぷりとつかった彼らが、今度は謎の組織「赤い虎」に対峙します。
いちど罪を犯したけれど、なんとか立ち直ろうともがく李学智、彼の更生を支援する運送会社の社長、ふたたび悪の世界に引きずりこもうとする房啓天。
売春組織の摘発や、殺人事件の捜査を通じて、城と上月は少しずつ「赤い虎」の正体に迫るのですが――。

今回のテーマは、「更生」と「コミュニケーション」です。著者は、『バベル』(文藝春秋)、『怪物』(集英社)など、人と人をつなぐ「言葉」と「コミュニケーション」をテーマに取り上げてきましたが、『星星の火』シリーズで登場した「通訳捜査官」の存在にも、ぜひご注目ください。
中国と日本。今後いっそう身近に感じることが予想される「隣人」の存在に、思いを馳せる一冊です。
前作『星星の火』と合わせて、ぜひ。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

スイカのタネはなぜ散らばっているのか タネたちのすごい戦略 稲垣栄洋 (著)

スイカのタネはなぜ散らばっているのか タネたちのすごい戦略

身近だけどよく知らない

植物の種子は意外と身近な存在であると言える。
普段口にしている野菜や果物の種など、よく目にしている。
しかし身近に存在しているにも関わらず種子は植物の種であるという事以外知らないという人も少なくないと思う。

じつは身近ながらよく知らないその小さな姿は、植物が生き残る上で画期的なものだった。
植物は移動できないが繁栄の為には拡散する必要がある。その移動の役割をするのが種子である。

本書では、植物の生存戦略において重要な役割を果たす種子が何故その様な形、色、配列をしているのか、様々な分類で紹介されている。

個人的に興味深いのは時を経て発芽した植物で、何千年もの時を経て発見され発芽した種子の生命力と執念には驚かされる。


理工書担当  近松

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

nanaをもっと楽しむ本 歌や演奏の投稿からうまく聴かせるコツまで nana music (監修)

nanaをもっと楽しむ本 歌や演奏の投稿からうまく聴かせるコツまで

スマホ1台で録音から投稿までできる!

2017年6月に登録ユーザーが400万を超えた人気アプリ『nana』
10代の若者を中心に幅広いユーザーが利用している。
『nana』とは、スマホ1台で歌声や楽器演奏を録音から投稿まででき、別の人のサウンドに重ね録りしコラボも可能な音楽コミュニケーションアプリ。
本書は、人気沸騰中の『nana』の機能をわかりやすく紹介している。
ダウンロードからアカウントの作成、録音、投稿、さらにはいい声や楽器の音を録音するテクニックなども載っている。
録音のときマイクに息がかからない対策、音割れしない方法、よい録音環境づくりと知っておきたいテクニックが書かれている。
困ったときのQ&A、番外編として7人のユーザーの声が書かれており、これから始める人の後押しとなるだろう。

PC書担当 中山

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

こわいもの知らずの病理学講義 仲野 徹 (著)

こわいもの知らずの病理学講義

めっちゃおもろい病理学の本!

大阪大学で教鞭をとる傍ら、書評サイト「HONZ」でも活躍中の著者が、病気の成り立ちを解説する。
本書の特徴は、教室で講義を聴いているような臨場感が味わえる点だ。
所々に笑いを誘う小ネタや関西弁を挟みつつ、医学知識がない読者へ向けて、「とにかくわかりやすく、おもしろく」をモットーに書かれている。
かといって内容は物足りないわけではない。医学生などのさらに学習を深めたい人にはとっては、話の流れの中でおすすめの本の紹介があるので、併読や文献にあたることもできる。
病気が怖いからといって、相手を遠ざけてはいけない。かつ、メディアに蔓延する誤った情報にも惑わされてはいけない。敵を正しく知ることからはじめよう。著者のそんな思いが形になっている。

300ページを超えるそこそこのページ数がありながら税抜き1850円という価格設定は、病理学の書籍では破格ではないだろうか。そこにも、万人に手にとってほしいという著者の意図が垣間見える。


医学書担当 中村

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

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ジュンク堂|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

人生の旅をゆく 3 吉本 ばなな (著)

人生の旅をゆく 3

人気シリーズの第3弾。

ハハとなった吉本ばななの今を知りたくて、そして帯に惹かれて本書を購入。疲れた心に沁みました。ハハとして、妻として、作家として忙しい日々を送っているが、大切にしている日課がある。朝、子どもと夫の見送りをする。夜、家族みんなにおやすみの声をかける、こと。ほんの些細なことだが、見守っていたいという想いこそが、大切だと思うのである。若い頃は、そんなことだったはず。今、新しい家族を得て、両親を見送り、いろんな経験をしてきたから分かる。かけがえのないものは、永遠に存在するわけではないのだと。だから、悔いのないよう、今を大切に丁寧に生きようと。毎日、その繰り返し。そうすることしかできないよ。と力強く伝えてくれる。ここには、彼女の小さな想い・気付きが散りばめられている。あわせてオススメなのが、『開店休業』。故・隆明氏(父)の食エッセイ集でハルノ宵子氏(姉)の追想文を収録。とても贅沢な1冊となっている。吉本家を知ることができます。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる 野村 達雄 (著)

ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる

『ポケモンGO』の生みの親を知っていますか?

一世風靡したあのポケモンGOは、子供から大人までハマりにハマったスマートフォンゲーム。ポケモンGOは、ポケモンのキャラクターになつかしくなったり、新しいキャラクターにテンションがあがったり、モンスターボールをゲットするという夢の体験をスマートフォンで体感することができるという、画期的ゲームの登場です。本書は、このゲームを生んだディレクターの自伝本です。世の中にはすごいひとがいると思わせられると同時に、私たちの夢を背負って叶えようとする人たちがいるということも本書からひしひしと感じられます。日々の努力と夢を諦めないことの意味を著者は語ってくれます。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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対人援助の現場で使える聴く・伝える・共感する技術便利帖 大谷 佳子 (著)

対人援助の現場で使える聴く・伝える・共感する技術便利帖

「気持ち」だけでは伝わらない

「コミュニケーションには気持ちが大事、技術ではない」
このように考えている人は少なからずいるはずだ。
「想い」が人の心を打つこともあるが、時や人や場所を選ぶだろう。
様々な状況に対応するにはやはり技術が必要だ。

本書は対人援助の現場で役立つようにまとめられているが、
対人において幅広く活用できる不変のテクニックだ。
コミュニケーションが苦手な人にもおすすめの一冊。

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

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ジュンク堂|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

どこの家にも怖いものはいる (中公文庫)三津田信三 (著)

どこの家にも怖いものはいる(中公文庫)

この物件曰く付き!

怪談好きの作家と編集は、酒を酌み交わしながらどこか似通っている怪異について語り合う。
みえない友達と遊ぶちいさな娘。
屋根の上にとあるものをみた男。
どこまでも追いかけてくる「割れ女」
信仰におぼれていく家族をとめたい少女。
人間離れした力を持ち、まわりを不幸にしていった女。
時代も関わる人物も異なるのに、それらの怪異にはとある共通点がある。
その繋がりに気づいてしまえば、あなたの耳にも届いてきてしまうかもしれない。
雨など降っていないのに、小石をまいているような、何か予感めいたその音が。
汗がほとばしる真夏の昼間にいるはずなのに、ぞわりぞわりと冷たいものが足元から這い上がってくる。
最強幽霊屋敷登場。
この物件、なかなかの曰く付きです。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂|ロフト名古屋店

桶狭間の四人 光秀の逆転 鈴木輝一郎 (著)

桶狭間の四人 光秀の逆転

おなじみの「四人」に夜明けは来るのか?

信長、秀吉、光秀、家康の活躍(?)を描く戦国喜劇「四人」シリーズの4冊目はエピソードゼロ的なお話。尾張を統一したものの支持基盤が脆弱で安心できない信長。その信長にこき使われながらも出世はできず、今川と両天秤にかけて裏切る気満々の秀吉。三河の国の城主とは言っても今川の支配下にある苦労人の家康。能力はあるのに人生の賭けでは負け続け、人間五十年の時代にあってすでに初老と言ってもいいのに牢人暮らしをしているこの作品の主人公・光秀。そんな四人の出会いから桶狭間の戦いまでを描く「人生意外となんとかなる」物語。

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劇団42歳♂ 田中兆子

劇団42歳♂

20年ぶりの劇団再結成、無事に幕は上がるのか?

大学時代に同期の男5人で結成した「劇団21歳♂」。卒業とともに解散し、それぞれ別の人生を歩んでいたが、仲間のひとりが40歳を過ぎてから役者としてブレイクしたことをきっかけに再結成、「劇団42歳♂」として一日限りの公演に向けて動き始める…。いい年をした大人たちが、いい年をしているからこそ抱えるいろいろな事情もあって、ものごとはなかなか順調には進んでくれない。果たして無事に幕は上がるのか?面倒でややこしい、けれどもやっぱりいいもんだと思える男の友情を、名古屋を舞台に描いた読むと元気になれる物語。

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その道のプロに聞くふつうじゃない生きものの見つけかた 松橋 利光 (著)

その道のプロに聞くふつうじゃない生きものの見つけかた

人気シリーズ第三弾!!

「その道のプロに聞く生きものの…」シリーズの三作目が発刊された。

一作目の「生きものの持ちかた」で、かつてない斬新な発想で生きものにアプローチをした著者。二作目では伊勢海老やタランチュラ、スーパーで買ったあさりなど、飼えるなんて思わなかったペットの飼い方をガイドし、この三作目では、生物専門カメラマンの腕の見せ所とも言える「生きものの探し方」を伝授する。

たしかに、生きものを観察したくても対象を見つけられなくては話にならない。子どもの頃にはよく見つけられたはずだが、大人になると観察眼が鈍るのだろうか。生きものの生息場所、行動する季節や時間帯を把握することはもちろんだが、五感を研ぎ澄まして彼らの鳴き声や痕跡を探すことが重要だと著者は言う。
本書は、その探し方をカメラマンや自然公園職員、水族館職員、アクティブレンジャーといったプロたちが生きものごとに紹介する。登場するのは、ダンゴムシやバッタに代表される身近な生きものから、日常で目にするチャンスもなくはないタヌキやサル、さらには、南西諸島ではお目にかかれるハブやウミガメにトカゲモドキなどの珍しい生きもの。
どのプロも堅苦しくなく解説しているので、子どもから大人まで読むことができる。シリーズを通して感じることだが、生きものの表情を捉えた写真がとても良く、コメントに吹き出しを使うなどポップでユーモアに溢れている。
生きものに関心が薄い人でも、手に取りやすい一冊だ。

理工書担当 中村

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猫の傀儡 西條奈加 (著)

猫の傀儡

猫にあやつられちゃってます。

物語の語り手は猫。
名はミスジ。二歳のオスの野良猫で傀儡師(かいらいし)になったばかり。
傀儡師とは、人との厄介ごとに巻きこまれた仲間を助けるために、人を遣い、人を操り、働かせるのが役目。そう、猫の傀儡師が操るのは人なのです。
ミスジの傀儡に選ばれたのは、ひまな狂言作者の阿次郎。気のいい猫好きの男。
おもしろいのは、傀儡になる人を選ぶのは傀儡師自身ではないということ。傀儡師の頭領によって指名された傀儡を操らねばならないのです。
どうすれば相手の気を引けるのか、自分の思うように導けるのか。ミスジと阿次郎のかけひきも読みどころのひとつです。とはいえ猫の傀儡にされているとは思ってもいない阿次郎は、ただの猫好き、珍し物好きを発揮しているだけだったりするので、ミスジとの温度差も楽しめます。
一匹とひとりで挑むのは日常のささやかな謎。けれど困っている、悲しんでいる猫が人がいる。謎解きの後味はほっこりするものもあるけれど、苦いものもある。やがて謎解きのひとつが、先代の傀儡師・順松(よりまつ)の突然の失踪の謎へとつながっていきます。
ミスジが憧れ傀儡師になろうというきっかけになった順松は侠気あふれる頼れる兄貴分で惚れ惚れしてしまいます。ほかにもミスジとは過去に因縁のある烏の三日月に、阿次郎と暮らす可憐なのに手に負えないお転婆な一面を持つ仔猫のユキ。ちゃっきり男勝りな辰巳芸者の春奴(はるやっこ)などなど。ミスジと阿次郎をとりまく面々のことももっと知りたくなって、この一冊だけで終わりなんてもったいない。シリーズ化を期待してしまう作品、西條奈加『猫の傀儡』ぜひご一読ください。

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ぺたスクリプト プログラミング体感まんが もしもプログラミングできるシールがあったなら 「ぺたスクリプト」制作委員会 (著)

ぺたスクリプト プログラミング体感まんが もしもプログラミングできるシールがあったなら

なんかドラえもんっぽい・・・

「プログラミングできる不思議なシール」をゲットしたアキラたち。
さっそくイタズラやズルっこするのだが、最後には怒られたり失敗したり・・・

1話ごとにスクラッチのプログラミングで出来る事が増えていくので、
順を追って学べるし子どもたちも飽きずに進められそう。

これはプログラミングが出来るようになる本ではなく、
子どもたちが自発的にプログラミングをしたくなる本。

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