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ジュンク堂書店 書店員レビュー一覧

ジュンク堂書店 書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

検索結果 100 件中 1 件~ 20 件を表示

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街 スポーツでこの国を変えるために 天野 春果 (著)

スタジアムの宙にしあわせの歌が響く街 スポーツでこの国を変えるために

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

Jリーグで「ホームタウンで大きな貢献をしているクラブ」6年連続1位に輝く川崎フロンターレ。その快挙を支えるのがクラブのプロモーション部部長の天野氏だ。
 『宇宙兄弟』とコラボしたイベント「宇宙強大2DAYS」では国際宇宙ステーションとの生中継を成功させるなど、常に来場者の想像の斜め上をいく企画で盛り上げてきた。不可能に思えた案が、出会った人々を巻き込みながら実現していく様はスポーツの可能性を示してくれる。
 川崎在住以外の方にもご一読いただくと伝わるだろう。妬ましさなど超えて、純粋に川崎が羨ましいのだ。こんなプロスポーツクラブが地元にあったらと思わずにはいられない。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

魔女の12カ月 飯島 都陽子 (著・絵)

魔女の12カ月

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

J・K・ローリングの描く魔法使いの物語が、世界を賑わせている今日この頃。ここ日本でも、古き良き時代の魔女について理解を深められる、魅力的な書籍が刊行された。
本書は30年以上にわたって著者が発行してきた、『魔女通信』を纏めたもの。自然からの恵みを最大限に利用して生きていた魔女たちの、暮らしと知恵を季節の流れに沿って紹介する。
横浜元町の商店街には、著者が営むハーブと魔女の専門店「グリーンサム」が佇む。植物などの香りがほのかに漂う店内は、不思議な雰囲気に包まれている。手作りのキッチンウィッチやハーブティーなど、ここでしか手に入らないものも多数あるので、読後に足を運ぶことをお勧めしたい。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

あなたの知らない美しく怖い花言葉 池上 良太 (文)

あなたの知らない美しく怖い花言葉

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

このタイトルを見て好奇心を抱いたのはおそらく私だけではないと思う。黒地に赤い字でひたすら花の名前が書かれている裏表紙は特に恐怖感を煽っており、怖いもの見たさを擽られる。
 中身は綺麗な花の写真に絶妙なバランスで花言葉が添えられており、自然とページをめくる手が進んでいく。例えば、【アネモネ】の花言葉は「嫉妬のための無実の犠牲」というまさに美しく怖い言葉だし、秋に咲くムラサキ色の花【トリカブト】は「復讐」というわかりやすい意味が込められている。花束を人に贈る際良い言葉を調べることは多くても、マイナスな意味のものを調べる機会は無いため、新鮮味があり面白いなと感じた。
他にも【キノコ】「わたしはあなたの全部を信用できない」や、【パセリ】「死の前兆」など、身近な植物にも花言葉が付いており、話のタネにはもってこいだ。
そもそも何故、そんな意味なのか。花言葉の多くは海外で付けられている事が多いためで、その成り立ちも本書には紹介されている。花にはそこまで興味がない方でも楽しめること間違いなしである。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

シャクルトンの大漂流 ウィリアム・グリル (作)

シャクルトンの大漂流

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

1914年8月8日、イギリスの探検家アーネスト・シャクルトンと26人の勇敢な隊員たちは、エンデュアランス号に乗って南極大陸横断の探検へと出発した。しかし、希望に満ちたその探検は、南極の流氷に行く手を阻まれ、ついには氷の圧力によって、エンデュアランス号が沈没して終わりを告げる。
そこからの帰路は、想像を絶する困難な探検となった。7日7晩かけての犬ぞりでの行進、数か月の不安なキャンプ、流氷が漂う冷たい海の危険な航海。偉大なリーダー・シャクルトンの優れたリーダーシップやその不屈の精神が、個性あふれる隊員たちをまとめ、幾多の絶望的な状況を乗り越える力となり、ついには全員を無事生還させることに成功した。
 以前、新潮社から刊行されていた『エンデュアランス号漂流』という本が、本書の原作といって良い作品である(現在は品切れで入手困難になっているのが非常に残念だ)。本書はその名作の良き副読本となるだろう。いずれも、シャクルトンとその仲間たちへの深い敬愛の感じられるすばらしい作品だ。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

比ぶ者なき 馳星周 (著)

比ぶ者なき

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年12月号より

大化の改新から壬申の乱を経て、都は飛鳥に移り、天武天皇没後は皇后が持統天皇となり、鎌足の子、藤原不比等らを使い、大宝律令をつくり、都は藤原京に移る。持統天皇後の文武天皇は若くして亡くなり、母が元明天皇となり、唐の長安を模した平城京をつくる。こうして古代国家から、天皇を中心とした律令国家が完成する。
この物語は、持統天皇即位から平城京成立にかけての藤原不比等の姿を描いています。
読み始めてすぐに、この時代の歴史をほとんど忘れているのに気づきました。他の歴史小説ではそのまま読み進めますが、この作品はそうもいきませんでした。慌てて日本史の教科書などを引っ張り出して、ざっとおさらいしてから再度読み始めると、一気に面白さが加速しました。
不比等は壬申の乱の影響で、高位の官職にすぐに就くことができなかったのですが、その間に帰化人から唐や朝鮮の文化や政治を学び、知識を蓄えます。そして、雌伏の時期にとんでもない野望も蓄えていきます。
稀代の策略家、不比等が天皇も操って、すべての権力を握るために歴史を動かしていく姿に、ここまでするのかと思いながらも、どんどん惹きつけられます。持統天皇とのお互いを利用しようと企む駆け引きのすさまじさ、また、ライバルたちとの激しい権力闘争も読みごたえがあります。
登場人物も馴染みのある人物が出てきます。柿本人麻呂は不比等の策略に重要な役割を果たし、長屋王は最大のライバルとして登場します。
古代が舞台のノワール小説、たっぷり堪能してください。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ 中村 竜太郎 (著)

スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

著者は1995年から20年にわたって、週刊文春のエース記者だった人物。政治や芸能ネタから殺人事件まで、大手新聞社やテレビ局が報じないスクープ記事を連発する雑誌編集部の裏側が、生々しく描かれている。記者クラブにも属さず、支局もない。同僚はいるけれどお互い競争相手のため、今どんなネタを追いかけているのか全く不明といった具合で、一匹狼で活動する週刊誌記者の生態はまさに独特だ。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度 ジョン・クラカワー (著)

ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

米国では今、キャンパスレイプが社会的問題として取り上げられている。この書籍は、2010年から2012年に、北西部モンタナ州の大学都市ミズーラにて多発したレイプ事件を、詳細な取材を通して纏めた作品である。レイプは日常的にありふれた犯罪であるにも関わらず、実情があまり知られていない。8割以上が顔見知りの犯行であるという驚きの事実や、被害者が事件後にも受ける様々な苦痛、被害者への中傷的偏見、加害者の罪の意識の欠如、司法制度の矛盾など、数多くの問題点を浮き彫りにする。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

経済学者日本の最貧困地域に挑む あいりん改革3年8カ月の全記録 鈴木 亘 (著)

経済学者日本の最貧困地域に挑む あいりん改革3年8カ月の全記録

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

日本の最貧困地域とは、大阪市西成区あいりん地域(釜ヶ崎)のこと。著者は日本銀行を退職後、経済学者に転身し、社会保障関係を主に研究してきた。2012年、テレビ番組で共演した橋下徹大阪市長(当時)からブレーンに誘われ、西成特区構想の中心的役割を任されるに至る。行政も住民も、全員参加でおこなったまちづくりの活動には多くの障壁が待ち受けていた。本書には顧問として奮闘した3年8か月の全てが記されているのだが、この地域にまつわる問題の根っこの深さがあらためてよくわかる内容になっている。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

インターネットは流通と社会をどう変えたか 阿部 真也 (編著)

インターネットは流通と社会をどう変えたか

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

この十数年、わたしたちの日常にインターネットが急速に普及したが、本書では流通経済分野における情報化の「暗い面」と「明るい面」両方を論じ、今後どのような可能性が考えられるかを研究した1冊。ネット通販やSNS、企業の環境配慮行動の発信など、十四人の学者が問題意識を持って、様々な角度から切りこんだ内容となっている。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

デジタル・ゴールド ビットコイン、その知られざる物語 ナサニエル・ポッパー (著)

デジタル・ゴールド ビットコイン、その知られざる物語

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

著者はニューヨーク・タイムズ紙の記者で、フィンテック関連分野に詳しいという経歴。本書は、ここ数年間に仮想通貨として知られるようになったビットコインの草創期から2014年初頭までを追ったものである。日本ではこの年に起きたマウントゴックス破綻事件による外国人社長の記者会見が記憶に残っているが、ビットコインの構想が出されてから、実際の取引が実現していくまでにも多くの人々が関わり、多くの紆余曲折があったことをもとに書かれている。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

ユーロから始まる世界経済の大崩壊 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃 ジョセフ・E.スティグリッツ (著)

ユーロから始まる世界経済の大崩壊 格差と混乱を生み出す通貨システムの破綻とその衝撃

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

壮大な実験であった単一通貨ユーロに陰りが見え始めてはや10年。様々な要因を挙げて、この実験が失敗に終わりつつあり、世界経済の阻害要因たる実態を分析する。邦訳版には特別寄稿としてイギリス国民投票の結果を受けた形で40ページにわたり追加されている。
「ユーロを構築した経済学の誤り」として、伝統的な議論を批判する点が興味深い。発言する学者の名の通りかなり辛辣な表現を用いつつも政治的共同体たるEUの重要性を説く。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

未来政府 プラットフォーム民主主義 ギャビン・ニューサム (著)

未来政府 プラットフォーム民主主義

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

著者は起業家を経て36歳の若さでサンフランシスコ市長になり、現在はカリフォルニア州副知事である人物。フェイスブックやツイッターなどのSNSが普及し、多くの人々が多種多様につながったが、市民参加が進んでいないことを疑問視したことが本書の執筆の動機だという。
市民が政府への参加を増やす、逆に公職者も市民に関わりやすくするための課題や事例を多数紹介している。また、監訳者のあとがきにはこれらの事例の中には日本の一部の自治体でも取り入れられていることを解説している。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

戦後民主主義をどう生きるか 三谷太一郎 (著)

戦後民主主義をどう生きるか

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

『学問は現実にいかに関わるか』(東京大学出版会・2800円)『人は時代にいかに向き合うか』(同・2900円)に続く、日本政治外交史を専門とする三谷太一郎氏の小品集第三弾。幕末から近現代の「戦後民主主義」を概観することで、より大局的な視点から次代の民主主義を考えるという課題を提示する。敗戦後70年が経過し、戦後の民主主義が一つの転換点を迎えようとしている中、著者の政治社会史研究をたどり、現在の民主主義の位置づけを考えることの意義は深いだろう。
 南原繁、岡義武、丸山眞男ほか日本政治思想を代表する錚々たる面々との回想録も収録。日本政治思想史の連綿と続く歩みを感ずることができる。

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

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ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

水上博物館アケローンの夜 蒼月海里 (著)

水上博物館アケローンの夜

東京国立博物館に行きたくなってしまいます。

人気シリーズ「幽落町おばけ駄菓子屋」の蒼月海里の最新作。

大学生の出流(いずる)は高校時代のつらい思い出からなかなか抜け出せないでいる。
気分が落ち込んだ時に行くのは博物館。
その日も訪れていた閉館間際の東京国立博物館。ふいに湧き上がった大量の水に溺れかけた出流は不思議な青年・朧(おぼろ)に助けられる。

出流が溺れかけたのは自分が作り出す「嘆きの川」だという。朧はその渡し守。
本来なら見えるはずもない嘆きの川で朧と出会い、やがて出流は自分の悲しみの原因である高校時代の思い出に向き合えるようになる。
「時には、声を上げて泣くことも必要だ」
朧の言葉はどれも凝り固まって動けない心をじんわりほぐしてくれる。一歩踏み出したい、でもなかなか踏み出せない背中をそっと支えてくれる。

タイトルの“アケローン”はギリシャ神話に登場する嘆きの川の名。
ではその川の渡し守の朧は何者なのか。
ギリシャ神話をご存知の方には察せられるかもしれないが、その彼がなぜ東京国立博物館に現れるのか。
朧の正体に迫る物語終盤、読み進めながら出流と朧ふたりの語り合いを読み返したくてしかたなかった。朧が出流にかけてあげた言葉を今度は朧に返してあげたくなってしまった。

さてこの作品、舞台が東京国立博物館だけあってトーハク所蔵の展示物たちも登場する。
みんな愛敬たっぷりで読んだら魅了されること間違いなし。
ちなみに表紙にもちゃっかりいらっしゃるので、ぜひ手にとってお確かめを。

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

臨床検査専門医が教える異常値の読み方が身につく本 村上 純子 (著)

臨床検査専門医が教える異常値の読み方が身につく本

検査データは雄弁

検査値の見方・読み方の本は数あれど、本書が画期的なのは、ほぼ検査の結果だけで患者の病態を解析しようとする点だ。臨床面接や身体診察なしに臨床推論能力を鍛えるこの手法は、『RCPC』という確立された学習法。
臨床の現場で本当に必要とされる「検査力」が身に付く書籍として、発売以来好評の書籍だ。
多業種連携の医療現場においては、医師のみならず各医療スタッフに必要な「検査力」。ぜひ本書で培っていただきたい。

医学書担当 中村

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

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ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

Photoshop & Illustratorデザインテクニック大全 楠田諭史 (著)

Photoshop & Illustratorデザインテクニック大全

いろんなテクニックが満載!

フォトショップやイラストレーターで想像した絵やグラフィックが1回で思い通りに描くことができただろうか。何回も書き直してようやく完成した方が多いと思われる。その原因はなんだろうか。テクニックや加工方法を知らないと思われるのならば、本書を参考にしてみてはどうだろうか。
「大全」と書いてあって89個のテクニックや加工方法が載っている。炎、水、光を使った加工、手描き感、アナログ加工、光沢感のある映画タイトルのような金文字、油絵のような加工、イラスト加工…様々なテクニック、加工が丁寧に解説されている。加工、テクニックごと紹介ページにフォトショップかイラストレーターどちらで作られたのかも書かれている。
参考になるもの、また作ってみたいもの、自分が想像していたテクニックと似ているものが見つかるかもしれない。

PC書担当 中山

書店員:「ジュンク堂書店 大分店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|大分店

志麻さんのプレミアムな作りおき 志麻 (著)

志麻さんのプレミアムな作りおき

この「手際のよさ」を真似したい!

3時間で15品以上を作るという「伝説の家政婦」志麻さん。
家族構成も様々な何軒かのお宅の冷蔵庫の様子、食材、完成品の写真がある構成で、イメージがわきやすく見ていて楽しい1冊。
紹介されるレシピはもちろんですが、簡潔な文章の中で語られる料理のコツも勉強になります。
すごいのは、食材はもちろん調理道具もほとんど訪問先のものを使う、という点。
どんな状況にも対応でき段取りよく作業していく志麻さんの手際のよさは、見習いたい部分がたくさんです。

大分店 千綾

書店員:「ジュンク堂書店ロフト名古屋店」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|ロフト名古屋店

マンガでわかる溶接作業 野村宗弘 (漫画)

マンガでわかる溶接作業

溶接女子や工場の新人さんにピッタリ!

最近ではDIY好きが高じて溶接に手を出す女性も多いとか・・・
家庭用溶接機も手ごろな値段の女性向けでかわいい色のものがあるそうだ。
たしかに自作のアイアン家具やアクセサリーなんてカッコイイ!
その上資格も取ったら手に職ついて心強いのでは?

本書はマンガでわかりやすく解説していて楽しく学ぶ事が出来る。
「とろける鉄工所」という人気コミックの登場キャラクターたちが活躍するので
懐かしく思い出す人も多いだろう。両方読めば面白さ倍増間違いなし!
ただしこのコミックは品切れのため電子書籍か中古でお探しを・・・

工場にお勤めの、若い人に教えるのが苦手なベテランの方や、
どうやって勉強したら良いか悩んでいる新人さんにも、おすすめ!

理工書担当 小引

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

海うそ (岩波現代文庫)梨木香歩 (著)

海うそ(岩波現代文庫)

心地よく、そして寂しい。

佐伯教授亡きあと研究をひきつぎ現地調査のため南九州の遅島に赴いた秋野は、島民に見せてもらった地図に「海うそ」という文字が書かれていることに気付く。
「海うそ」とは一般的にはニホンアシカのことであるが、地図にあるその場所に海はない。
そこではニホンアシカではなく、別のものをみることができるのだという。
彼は島を歩き寺院を巡りながら、次第に自らが喪ったものへと想いをはせていく。
この物語には多数の植物や虫が登場する。
例えば他の植物の上に根を下し成長する絞め殺しのアコウの木、手のひらが上をむいているようにみえるというミツガシワ、先導するように目の前を飛んだリュウキュウベニイトトンボ。
読書中は呼吸をすれば山の冷たく深い緑が肺をしめるような気持ちになる。
梨木香歩氏の文章は読者をその場に呼ぶ力があるのかもしれない。
心地よく、そして寂しい。
同じ場所を旅したくなるように、またこの物語を読み直したくなるのだろうと思う。

書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

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ジュンク堂書店|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

旅の食卓 池内紀 (著)

旅の食卓

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年11月号より

ドイツ文学者にしてエッセイストの著者による食の旅日記。ぶらりと出かけた旅先で出会う旬の食材を使った料理が一篇ごとに立ち上る。「庄内のドンガラ汁」「八丈島と島寿司「敦賀のカマボコ」など。
冒頭は「石狩川と鮭」。石狩鍋を語りながら話は本庄陸男の小説「石狩川」へと飛び、最後は故郷を失った開拓者へと思いを馳せる。「鮭は生まれたところにもどってくるが、人間には帰るところがない」と。
食を語りつつ描かれているのは、旅先で見た川や忘れられた詩人、幼い頃の記憶だ。
食だけに留まらぬ豊かな時間が全篇通してゆっくりと流れている。

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