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「お、おがえりなさい...

「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」

ちっこい。ドジ。泣き虫。
津軽弁の訛りも強くて、人と接するのが苦手。
そんな高校生「相馬いと」が、自分を変える為に選んだバイト先は……メイドカフェ!?

ふたりの先輩メイドや、津軽三味線の名手だが訛りが濃過ぎて台詞が殆ど記号な祖母……。
そんな個性溢れる人達に囲まれ、振り回されたり反発したりしながらも、支えられ、大切なことに気づき、少しずつ成長していく物語です。

個人的には『ウォーターボーイズ』などの矢口史靖監督に映画化してもらえると嬉しい感じの作品でしょうか。
そのあたりがお好きな方なら、気に入っていただける作品ではないかと思います。
クライマックスでは、常連客の皆さんと一緒にいとちゃんを応援したくなりますよ。

本州最北端のメイドカフェを舞台に、ひとりの女の子が訛ったり転んだりしながらも成長していく青春ストーリー。
訛らずに「おかえりなさいませ、ご主人様」と言えるのか、見守るようにお読み下さいませ。

でも、方言も可愛いと思います！

（卯）