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　ペップ・グアルディ...

　ペップ・グアルディオラが類まれなる監督であることに疑問を抱くサッカー関係者はまずいない。しかし、彼がＦＣバルセロナ以外のチームで同様の結果を残せるかどうかについて現時点で明確な推測を抱くことのできる者もまたいないと思う。それほどペップはバルサとともに生き心血を注いでいる。
　ペップがクライフのもとで不動の４番（守備的ＭＦ）に定着したことで彼のドリームチームは確立した。後方からの丁寧なフィード、簡単に奪われないボール捌き、チームを引っ張るキャプテンシー、思えば現役時代から彼はフィールド上の監督であった。それはバルサのみならず９２年バルセロナ５輪で優勝した時もそうであった。
　その彼がバルサを離れセリエＡに移った時は血迷ったかと疑った。しかし、イタリアやメキシコで現役生活を送りながら守備組織について学んだという彼の努力は見事に今のチームに結実している。メッシをはじめとする攻撃陣ばかりでなくチーム全体のプレッシングの見事さは過去のチームを遥かに凌ぐ。
　今はこの黄金期の終わりの遠いことを祈るばかりである。
　　　　　ＭＪ梅田店　バルセロニスタ　Ｄ