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タイトルが”利己主義という気概”、副題が...

タイトルが”利己主義という気概”、副題が
”エゴイズムを積極的に肯定する”。
この文言だけ見ると、皆さんはわがままに
なれというのかと勘違いされるかもしれません。
序文でアイン･ランド女史はこういった批判が
来ることを想定し、私が云わんとしていることは、
自分の利益を最大化するように生きなさいと
いうことよと反論を述べています。

この本は、リバータリアニズムという一切の偽善を拝した、
まるでダーウィンの自然淘汰をそのままイデオロギー化
したようなすさまじい思想を紹介しています。

政治においては、政府は国防や外交ぐらいでいい。
経済においては、政府は市場に一切介入するな、
道路も自分で作るぐらいの市場原理主義。
個人の権利を侵害されることをひどく嫌い、
国が税金をとること自体よくないし、徴兵制
などもってのほか。

アメリカの政治家で代表的なリバータリアンは、
大統領選挙に出馬して、日本でも有名な
サラ･ペイリン女史、そしてロン･ポール氏。

なかなか興味深い思想なので、もっと日本でも
広まってほしい。

藤沢店　社会担当