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ゾンビ経済学。経済学に興味がな…

ゾンビ経済学。経済学に興味がない人でもニヤッとしてしまうタイトル。

表紙もゾンビがお札をつかんでいるというインパクト大の絵。

これらのおかげで実際この本を手にとって中身を読んでみようという気に
なってしまったのは私だけではないはずだ。

肝心の中身はというと、翻訳をしている山形浩生氏の言うようにケインジアン
よりの立場から破綻しても破綻しても何度蘇ってくる５つの経済思想を
取り上げて批評している。

この本を読むと、欧米ではもう民営化や新自由主義的な思想はもうほぼ
絶滅しかけていると分かるが、未だに日本ではこれらの思想が死んでいない。
それどころか雑魚な野党はともかく、責任政党である与党の政治家
の中にまだこれらを大声で叫んでいる人がいるのには怒りを通り越して
あきれかえってしまう。

こういう輩には二度と再生できぬように波紋をぶちこんでやりたい衝動に
かられてしまう（笑）。

この作品とポール･クルーグマンの「さっさと不況を終わらせろ（早川書房）」
は現在読まなければならないベスト経済書であると思う。

藤沢店　社会担当