ネタの波状攻撃に注意
このご時世に「ハガキ職人」(ラジオ番組にネタを投稿する人)を題材にした小説。
その一方で、ツイッターや動画やブログ等の若者らしいアイテムが随所で効果的に使われている辺りがシュール。
文章のテンポも小気味良く、いちいち笑わせにきているので、ナンセンスギャグ(褒め言葉)に心が動いてしまう人間には、他人のいない場所でじっくり読むことをお勧めする。
特に主人公の高木が他の職人たちとネタを競い合う「ライブ」のシーンのキレの良さは秀逸。
定期的に読み返してはププっと笑いたくなる、ギャグマンガのような小説。
大分店 清家