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書店員レビュー一覧

丸善・ジュンク堂・文教堂書店の書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

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ジュンク堂 三宮駅前店店員

書店員:「ジュンク堂書店三宮駅前店」のレビュー

ジュンク堂
ジュンク堂|三宮駅前店

ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術 稲田 豊史 (編)

ヒーロー、ヒロインはこうして生まれる アニメ・特撮脚本術

ヒーローの作り手の仕事術

この本には、特撮好きならお馴染みの、戦隊や仮面ライダー、 ウルトラマンなどのいわゆる「変身ヒーロー」を書いたことのある脚本家、三組六人の対談が収められている。
数々の名シーン、印象的な作品を生み出してきた言葉のプロ達は、何を思い、どのようにしてヒーロー・ヒロインを生み出してきたのか?
その手法が、対談を通して語られていく。

この本の中で一番印象に残ったのが、「書けない時はどうするか?」という話題の中で語られた、小林靖子さんの言葉だ。
「もうとにかく、何もかもゼロの状態で、どうしようもなくなったりして。カラの雑巾を絞るような感じです」(P.99より)
この本を読んで以来、何かに行き詰ったとき必ず、この言葉を思い出す。
八方塞がりでどうしようもなくて、でもカラの雑巾を絞るように捻り出した一滴の言葉が、多くの人の心を打つ作品の設計図になっていく。その過程は、それ自体がひとつのドラマのようである。

クリエイターならずとも、同じではないだろうか。
追い詰められて、打つ手がなくて、でもやり遂げねばならないものがあるとき。
その一滴をどう絞り出すか。脚本家六人の、それぞれの言葉で語られる手法は興味深い。
「追い詰められたときの仕事術」の本と思って読むのも、面白いのではないだろうか。

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