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書店員レビュー一覧

丸善・ジュンク堂書店・文教堂書店の書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

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書店員:「書標(ほんのしるべ)」のレビュー

ジュンク堂
ジュンク堂|丸善ジュンク堂書店 書標編集室

1941決意なき開戦 現代日本の起源 堀田 江理 (著)

1941決意なき開戦 現代日本の起源

丸善ジュンク堂書店のPR誌「書標」2016年7月号より

誰も望んではいなかった。誰も、勝てるとは思っていなかった。そのような「戦争」を、なぜ日本は始めてしまったのか?
 終始優柔不断な姿勢で日中戦争の泥沼化を防げなかった近衛文麿はもとより、国際連盟脱退演説で一躍「国民的英雄」となった松岡洋右や、「主戦派」の先鋒と目されがちな東條英機もまた、最後まで避戦への希みを胸に秘めていた。
 だが、陸軍大臣を兼務する東條は、それまでに犠牲となった「英霊」の死を無駄にはできない。誰よりも対米英戦争の可能性を憂慮していた昭和天皇は、同時に陸海軍の大元帥であった。
 軍隊は、「必敗」と思われる戦争でも、決して「戦えぬ」とは言えない。「政府がきめたのだから、仕方ない」となる(だから、軍隊を持ってはいけないのだ!)。
 一方陸海両相を含む政府は、陸軍出の首相の下、軍隊の論理を拒否できない。
 果たして皮肉にも、対米英戦の勝利の不可能を見抜いていた「戦術の天才」山本五十六の真珠湾攻撃が採用され、「巨大な国家的ギャンブル」が開始された。
 アメリカの禁輸措置により、資源なき日本は確かに窮乏していた。国民は真珠湾をはじめとする「連戦連勝」の報を、喝采の拍手と万歳で迎える。メディアの責任も、重大である。
責任の所在が全く不明な政府は、「民意であった」と言うだろう。
時あたかも、幻の「東京オリンピック」が中止となった直後であった。
同じ愚を繰り返してはならない。

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