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書店員レビュー一覧

丸善・ジュンク堂書店・文教堂書店の書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

検索結果 100 件中 1 件~ 20 件を表示

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

猫の傀儡 西條奈加 (著)

猫の傀儡

猫にあやつられちゃってます。

物語の語り手は猫。
名はミスジ。二歳のオスの野良猫で傀儡師(かいらいし)になったばかり。
傀儡師とは、人との厄介ごとに巻きこまれた仲間を助けるために、人を遣い、人を操り、働かせるのが役目。そう、猫の傀儡師が操るのは人なのです。
ミスジの傀儡に選ばれたのは、ひまな狂言作者の阿次郎。気のいい猫好きの男。
おもしろいのは、傀儡になる人を選ぶのは傀儡師自身ではないということ。傀儡師の頭領によって指名された傀儡を操らねばならないのです。
どうすれば相手の気を引けるのか、自分の思うように導けるのか。ミスジと阿次郎のかけひきも読みどころのひとつです。とはいえ猫の傀儡にされているとは思ってもいない阿次郎は、ただの猫好き、珍し物好きを発揮しているだけだったりするので、ミスジとの温度差も楽しめます。
一匹とひとりで挑むのは日常のささやかな謎。けれど困っている、悲しんでいる猫が人がいる。謎解きの後味はほっこりするものもあるけれど、苦いものもある。やがて謎解きのひとつが、先代の傀儡師・順松(よりまつ)の突然の失踪の謎へとつながっていきます。
ミスジが憧れ傀儡師になろうというきっかけになった順松は侠気あふれる頼れる兄貴分で惚れ惚れしてしまいます。ほかにもミスジとは過去に因縁のある烏の三日月に、阿次郎と暮らす可憐なのに手に負えないお転婆な一面を持つ仔猫のユキ。ちゃっきり男勝りな辰巳芸者の春奴(はるやっこ)などなど。ミスジと阿次郎をとりまく面々のことももっと知りたくなって、この一冊だけで終わりなんてもったいない。シリーズ化を期待してしまう作品、西條奈加『猫の傀儡』ぜひご一読ください。

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