ぶかっこうに 自分の羽で飛ぶということ
今まで、田島征三さんの絵本は遠目に見ていたわたしですが、
あるとき、読み聞かせの会でこの作品を読まれていて、なんてすてきなんだろう・・・と
胸がじんわりしました。
いつ食べられちゃうかとびくびくしていたバッタ。
そういう自分がイヤになって、決心したバッタ。
ぶかっこうな飛びかたを ばかにされるバッタ。
自分の羽で飛ぶ喜びに生きるバッタ。
だれもがこんなバッタの生き方に
はげまされる気がします。
笑われたっていいじゃないか。
自分のもってるもので生きていくって、ほんとうにすてきなことなんだ。
力強い絵から、やさしい気持ちを受け取ることができる一冊です。