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書店員レビュー一覧

丸善・ジュンク堂書店・文教堂書店の書店員レビューを100件掲載しています。120件目をご紹介します。

検索結果 100 件中 1 件~ 20 件を表示

書店員:「ジュンク堂書店福岡店スタッフ」のレビュー

ジュンク堂書店
ジュンク堂書店|福岡店/MARUZEN 福岡店(文具)

おんなの城 (文春文庫)安部龍太郎 (著)

おんなの城(文春文庫)

戦国の世を生きた四人の“おんな”の話

時代に翻弄されながらも、戦国の世を生き抜いた四人の「おんな」を描いた歴史小説。

 男女平等が謳われる現代とは違い、戦国時代というのは、日本の歴史の中でも男尊女卑の色濃い時代です武士、特に戦国大名にとっては、娘というのは外交の道具であることも普通のことでした。嫁入りというのは他家と友誼を結ぶための手段であり、嫁=人質であることも珍しくありません。

 その様な時代でも、強く生きようとした女性はいたのです。夫のため、息子のため、家のため、信仰のため。四人の女性たちは、「おんな」という立場や自分自身の心の弱さを乗り越えて、自分の守りたいもののために奮闘していきます。命を賭けることすら厭わないその生き様は、鮮烈な印象を残します。

 四編ともに素晴らしい出来なのですが、個人的におすすめなのが単行本未収録であった『希望の城』。立花道雪の娘で立花宗茂の妻である立花ぎん(門構えに言)千代を主人公としており、関ヶ原の合戦の裏で行われていた、九州での戦いを描いています。この作品ではぎん千代はキリスト教徒であったとされており、同じキリスト教徒である黒田如水と謀り、キリスト教徒が安心して暮らせる国を作ろうと目論みます。
 立花宗茂・ぎん千代夫妻の不仲の理由や、黒田如水の真意などに対して独自の解釈が試みられており、福岡出身の作家である安部龍太郎だからこその作品に仕上がっています。

 各話百ページにも満たない短~中編ですが、非常に濃い内容となっており、あえて最後まで書かない手法は強い余韻を残します。戦国時代を生き抜いた四人の「おんな」たち。その雄姿をぜひご一読ください。

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