特集
未来を考えるきっかけになる本
10年、20年先に何が起こるかなんて、まだ誰にもわかりません。
でも、わからない未来について考えること自体が、未来につながっていくはず。私たちのゆく先を照らしてくれるはず。さまざまな分野の知識人がくれるヒントをもとに、壮大に広がる未来について、ちょっと考えてみませんか?
文:宮本恵理子
未来を描くための出発点は「現在」を正確にとらえること。スウェーデンの公衆衛生学者で医師の著者が、数字だけでは見えてこない教育・医療・環境・経済などの“世界のファクト”をグラフやマップを駆使して分かりやすく伝える。闘病しながら執筆していた人生最後の書を、家族が完成させた。
大量生産と手仕事、組織と個人、先進国と途上国……これまで対極とされてきた二つを組み合わせ、新しい価値を創る。そんな「サードウェイ」という思考が、明るい未来につながるー。途上国発のブランド「マザーハウス」を創業して実績を重ねてきた経営者が、初めてその哲学を語る。
民間人の月旅行が実現しようとする今、「宇宙に住む」ことも夢じゃない!?数多ある宇宙に関する本の中でも、本書は「もしあの星に住むとしたら」を実際にシミュレーション。イマジネーションを広げて、脳内宇宙トリップを楽しみながら、気軽に宇宙の知識を深められる。
副題は「オフラインのない時代に生き残る」。ITに精通する著者2人が「すべてがオンラインに切り替わる=アフターデジタル」の世界を具体的に説明し、その本質を理解する方法、その世界を生き抜く術について解き明かす。幅広い業種・職種に役立つ、ビジネスの道しるべになる1冊。
先が見えない時代を力強く生き抜くための言葉が欲しいあなたに。本書連載「わたしのBOOK MARK」でも、複数の経営者が「転機になった」と語った岡本太郎のフレーズ集。「いつでも新しく、瞬間瞬間に生まれ変わる。それが伝統だ」など、短くも深く胸に刺さる。
人口が今の半分にまで減少すると予測される21世紀末の日本。私たちはどんな社会に向かおうとしているのか。著者を主軸に、ブレイディみかこ、隈研吾、小田嶋隆、平田オリザなど、多分野の知性を集めた論考。時に悲観的に、時に軽やかに、未来を読み解き、心構えを整えるヒントが満載。
日本の社会が抱える様々な課題について、大人も子どもも自分事として考えてほしい。そんな想いから、大阪人間科学大学の学生たちが制作したドリル『ニッポンのしゅくだい』。hontoサイトでは、このドリルを限定販売中。イベントレポートも公開しています。
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