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巴かずみさんのレビュー一覧

投稿者:巴かずみ

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本ヒカルの碁 19

2002/12/15 12:13

囲碁の世界を描く、本格派少年漫画

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 珍しい、碁の漫画である。私は小さい頃、父に将棋を教わり、その後、独学で本を読んで麻雀を覚えたが、碁はまだ知らない。白と黒の石を使うことは知っているが、オセロとどう違うんだろう、といった程度の認識だ。おそらく、一般的な人びとも同じなのではないだろうか。一般人になじみが薄い碁の世界を紹介する漫画、というだけでも興味深いが、この作品がヒットしているのは他にも理由がある。
 まず、絵のうまさが特筆もの。週刊連載であるにもかかわらず、非常にていねいに心をこめて描かれていて魅力度が高い(コミックスのカバーデザインが白と黒を基調にしているのも印象的)。原作と作画を分業にすることによって、作画に時間をかけられるメリットは大きい。作家の技量のレベルも、連載当初から比べるとぐんぐん上がっているのがわかる。先日イラスト集が発売されたが、カラー原稿がものすごく美しい。
 次に、キャラクターが良い。絵的な魅力だけでなく、個性的な人物がたくさん出てきて、ぶつかりあうのがいい。霊である佐為(サイ)がヒカルにくっついて会話する設定が、この作品に新鮮なファンタジー要素を与えている。そして、碁にすでにどっぷりつかっているアキラという天才少年。アキラは普通の子供らしい生活を捨てて、碁ひとすじに生きている。
 普通の子供にとって違世界の住人である、佐為とアキラ。
 その他、存在感のあるキャラクターたち。
 彼らと渡りあうヒカル。
 この関係図が成功している。
 少年誌なのに女性キャラはあまり出てこない。それでも人気があるのは、キャラクターが魅力的なことと、漫画の面白さの基本を守った制作姿勢のおかげだろう。
 昨年、「佐為編」が終わり、短編を何本かはさんだ後、本編が再開している。現在、メインキャラクターであった佐為は登場しなくなった。緊張感あふれるリアルな碁の展開だけでも充分に面白いのだが、佐為の出てこない「ヒカルの碁」は、やっぱりちょっと物足りない。
 もうひとつ、最近気になりだしたのが、主人公ヒカルの描写だ。主人公として、共感しづらくなってきている。ヒカルが碁のド素人だった最初の頃は、読者との接点があった(読者もヒカルと同じく、碁を知らない者が多い)。しかし、ヒカルがプロの道に入りだしてからは、読者の視点から、やや離れた感がある。佐為とのほほえましい会話も今はなく、ギャグっぽい部分も少ない。プロの世界の厳しさは出ているものの、少々シリアスすぎる気がする(その点、肩の力を抜いた短編シリーズはちょうど良いバランスだった)。
 この作品は、週刊少年ジャンプで私が毎週楽しみにしている漫画のひとつ。碁がわからなくても楽しめる。おすすめである。

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あなたもホームページを持とう!

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「意外にかんたん!ホームページデビュー」
「この一冊で必ずデビューできる!」
 表紙にデカデカと、こう書かれている。「ふーん、挑戦してみようかな」という気にさせるような、断言口調である。自作ホームページを立ち上げて、すでに5年経過した私がこの書籍を購入したのは、ホームページ作成ソフト「ホームページビルダーVer.6」(IBM)の体験版(一部、機能制限あり)がついていたからだ。ホームページを長く続けていると、どうしても内容がマンネリになってくる。ここらでリニューアルの必要性を感じていた。私のホームページは、普通のワープロソフトで作ったため(HTML文をすべて手書きで入力)、デザイン的にとてもシンプルだ(私に美的センスがないことも影響しているが)。せめてトップページくらいは、見栄えよく作り直そうと思ったのである。
 体験版は、インストールしてから60日間使用できる。他のことで忙しかったりすると、1ヶ月なんてアッという間に過ぎる。その点、2ヶ月も使用できるのはありがたい。この本の主題は「ホームページ初心者でもホームページを完成できる」であるから、1ヶ月くらいではやはり短い。じゅうぶんな作成期間をとってくれているところが嬉しい。
 付属CD−ROMには、ホームページにそのまま使える、さまざまな素材データがたくさん入っている。イラスト画像、アイコンにボタン、背景の模様まで、12種類のテーマから選択できる。そうして作ってみたのが、以下のアドレスのページである。
http://permit13.at.infoseek.co.jp/
 あまり上手には作れなかったかもしれないが、自分ではなかなか気に入っている。
 インターネット上に自分のホームページを置いて、多くの人に見てもらいたいと思っても、それはなかなか時間と根気の要る、大変な作業だ。素材を選んで、好きなようにページデザインしていくこと自体は「意外とかんたん!」であっても、ひと通りのものを完成させた後、それらを維持し、いろんな人が来訪してくれるよう定期的に更新していく方が、もっと大変なのである。ともあれ、この書籍には、100人ものHP制作者インタビューが掲載されており、ホームページのアレコレについてもコツを紹介してくれている。デビューのお手伝い役には充分だと思う。すでにホームページを持っている人でも、最初の頃の情熱を思い出させてくれるヒントが見つかるかもしれない。980円でこの内容であれば、とってもお買い得だと言えるだろう。

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ゲーム画面写真を多数盛り込んだ、FF15周年記念アルバム

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1987年12月18日。ファミコン版『ファイナルファンタジー』が発売された。
それから15年。
そうか、もう15年も経過したのだ。言われて気づく。15年の間に、スクウェアのFFシリーズは第11作まで発売された。ファミコンからスーパーファミコン、プレイステーション、プレイステーション2。携帯機・ワンダースワンへの移植。そして、ネット対応オンラインバージョンの発売。
コンピュータRPGの頂点に立つFFシリーズは、美しいグラフィックと工夫されたシステムアイデアで、ユーザーの多大なる支持を得てきた。私も1から9までクリアし、それぞれを楽しんだ。好きなシリーズである。
この本は、FF15年の軌跡をつめこんだ、ファン必読の一冊。シリーズ各作品の内容を、ゲーム画面写真とキャラクター原画をまじえながら紹介している。ゲーム場面の数々を見ていると、プレイ当時の記憶が掘り起こされ、なつかしさがこみあげてくる。FFに一家言持つ人たちが寄稿しており、読みごたえも充分。「完全保存版」にふさわしい仕上がりになっている。
欲をいうと、(少し価格は上がるが)音楽CDつきにして、厳選した曲を収録してあると最高だった。音楽の良さも、FFを魅力あるものにしている大きな要素なのだから。FFシリーズをプレイしたことのない人も、曲を聴いたなら、その質の高さが伝わってくるはず。
(なお、この本には物語上のネタばれも含まれているので、未プレイの人はご注意)

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インターネット読書のガイドブック

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 ネットワーク通信ができる前、「読書」といえば、紙に印刷された本を読む「オフライン読書」だった。この本がおすすめする「オンライン読書」とは、インターネット上の文章を読んだり、絵(画像)を見たりすることをいう。
 世界規模で展開するインターネットには、さまざまなホームページが存在する。一般の人は、興味あるテーマのページや、知り合いの作った個人ページなど、自分にとって身近な情報へアクセスする。この本では、普段あまり目にしないであろう、日本や海外のオンライン図書館・美術館・博物館なども紹介している。他に、小説家のページ、古典のページ、出版社のページなど、幅広い分野からリストアップしたアドレスを100ヶ所以上、ページ画像つきで解説している。ほとんどのページが無料で読めることを基本としているため、無料公開しても問題ない、古い情報が中心だが、インターネットにはやはり、自分の知らない巨大な世界が広がっているのだなあと感じさせる。
 発行が2000年なので、2年経過した現在とは内容がそぐわない箇所もあると思われるが(インターネットの世界は変化が速いのだ)、インターネット&読書好きな方には、読みごたえのある一冊であるはずだ。

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