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チーム秦万理子の3人のなれそめと仕事の進め方。主婦でビジネスとは無縁だった3人が仕事を大きくしていった方法など
普段テレビを見ないので秦万理子さんは存じ上げないんだけれど、コンサートに行ってみたくなりました。
チーム秦万里子として活動する3人の方々、歌い手である秦さん、事務仕事の中川さん、コンサートの企画の中村さん、三人三様それぞれ違う才能を生かしてチームとして活動しているとのこと。
この本も3人の連作という形で各々の立場で書かれており、最初は小さなホームコンサートから他の人達を巻き込んで大きくなっていく過程、3人でやっていくため大切にしていることなど、どれも面白かったです。
お三方ともいわゆる企業で働いた経験はないとのことですが、文章もわかりやすいし、趣味、ではなくビジネスとしてチームとして動いていく、周りを巻き込んで行く力など、ずーっと働いてても中々得られるものじゃなかったりする力をおもちの方々だなあ。。
何より、3人同じ方向を見てやりたいことを一生懸命やっているのが伝わってそれがすがすがしいなあと思いました。
ちょうどこの前に「ビジョナリーカンパニー2」を読んでたんだけど、結局彼女たちがやってる事ってこの法則に当てはまってるんですよねー。
多分、こんな感じのビジネス書を見てそうしよう!と思ったわけでもなんでもなく、やりたいことを成功させようと思ったらこうなった、って事なんだと思うんだけど。
「Great」に規模の大小って関係ないんだよねーと思いました。
ただ、彼女たちが成功できたのは、ある意味主婦からスタートしていて、何が何でも家族を養わなければ!という状態ではなかったから、なんじゃないかなーとも思う。
ショービジネスはやったことないからわからないけど、こりゃー、採算ベースに乗せるのは大変だよなーという気がする。
こういうやり方だと、普通の商業ベースだと採算ベースに載ってくるまで我慢できないんじゃないかな。
そこが成功の秘訣のポイントだったりするかも。
3人で大損こかなければいい、というベースなのと、家族なり従業員なり食べさせなければ、というベースなのと、やっぱり必要なことが違ってくるんじゃないかな。
どっちがいい、悪いという事ではなく、そういう違いってやっぱりあると思うし、夫婦なり家族なりで補完しあってやっていけるスタイルだといいのかなーと思ったりしたのでした。