投稿元:
レビューを見る
NHK大河ドラマ『龍馬伝』ノベライズ第2弾。
14話から27話まで。
切ないなぁ~(TT▽TT)ダァー
時代がなぁ~、そんな時代だったんだろうなぁ・・・・
でも、たった150年ほど前の話なんだよなぁ・・・
さあ、予習は終わった。
ドラマを毎週見よう(笑)
投稿元:
レビューを見る
(2010.04.21読了)
NHK大河ドラマのノベライズ版です。4月から6月?放送分が収められています。
「いやいや、まっことおもしろいがぜや」と言いたいところです。
NHK大河ドラマにあまり関心を示さなかった家の神さんが4月18日放映の龍馬と勝麟太郎の出会いの回は、熱心に見て、「面白い~!」と言っていました。
通常この場面は、勝が「おめえは、俺を殺しに来たんだろうが、まあ俺の話を聞いてからにしな」とかいって、勝の話を聞いた龍馬が、「わしを弟子にしてつかあさい」と言って弟子にしてもらうはずなのですが。
今回のドラマでは、勝が龍馬に話をさせて、話を聞きながら手元の書きつけにどんどん×をつけて行って、松平春嶽は、龍馬を面白い男と紹介してきたが、ちっとも面白くないと追い返してしまいます。
勝は、武市半平太にあった後、もう一度、龍馬にあってみたくなり、話させてみたら、異国と戦わずに、異国に乗っ取られなようにするには、強い海軍をつくり、異国に日本を攻めようという気をなくさせること、という結論を導きます。勝麟太郎の考えていることと一緒の結論を自力で考え出すことのできた龍馬を、勝は、弟子にします。
これが、闘わずして、攘夷(異国の言いなりにならずに済む)に至る道ということになります。
これ以後のストーリーは、「強い海軍をつくることが、闘わずして攘夷ができる」という龍馬の信念をキーワードに進められます。
第一部は、龍馬の脱藩まででしたが、第二部は、脱藩後の龍馬が勝麟太郎に出会い、弟子入りし、大阪専称寺の海軍操練所で黒船の操縦を習う日々を過ごしますが、その間、土佐藩では、武市半平太、岡田以蔵、平井収二郎が山内容堂の指示で追い詰められ死んでゆきます。龍馬は、何とか助けようと奔走しますが、助けることができませんでした。
その内、勝麟太郎までが軍艦奉行の役目を解任され、海軍操練所も閉鎖になってしまいます。龍馬の新しい道が閉ざされそうになってしまいますが、勝から紹介された、西郷隆盛に会い、薩摩藩の世話になることになります。薩摩藩は、蒸気船の操作をする人間が必要だったのです。
●勝の海軍構想(80頁)
勝は、全国を6方面に分け、15の艦隊と総勢6万5千の兵を擁する大規模な海軍の構想を老中たちに説いた。物理的に勝る西欧諸国に対抗するためには、強大な海軍をつくる必要がある。
●生き金と死に金(162頁)
「死に金は、ものと引き換えに払うだけの金です。けんど、生き金ゆうがは、使こうた以上のもんが何倍にもなって帰ってくる金です」
●生麦事件の結果(174頁)
「我ら薩摩藩は、エゲレスと一戦を交え、攘夷なんど所詮かなわんもんじゃっち悟りもした」
薩摩藩は、生麦事件の結果、攘夷に反対する公家たちの後ろ盾となった。
岩崎弥太郎は、材木を仕入れて、商売を始めた。悪戦苦闘の末、やっと商売のコツをつかんだようだ。第二部の最後の方に、龍馬の妻になる?「おりょう」さんも登場します。
泣き虫龍馬は、泣きながらだんだん大きくなってゆきます。
(2010年4月27日・記)
投稿元:
レビューを見る
NHK大河ドラマのノベライズ本。
目標を見失い、これから龍馬はどうなっていくんでしょう?相変わらずいい男の龍馬に引き込まれてます。
投稿元:
レビューを見る
日本人同士が争うなんて考えられない今ですが、かと言って今は一つになっているかと言うとそうじゃない。もっとバラバラになってんのかな。
投稿元:
レビューを見る
I同様ドラマに沿った内容。ドラマを思い出しながら読み進めました。武市半平太の最期のくだりがドラマよりもあっさりしてたのが残念でした。
投稿元:
レビューを見る
NHK大河ドラマ『龍馬伝』第二弾。龍馬脱藩後、勝麟太郎に出会い勝塾に入る。一方半平太は攘夷の実行に奔走するが…。この巻は池田屋事件や半平太の死、新選組の登場など龍馬の今後に関わる事件が描かれている。
投稿元:
レビューを見る
この頃の日本は一つではなく、各藩での政治によって治められていた。
それにより、人は藩の人間であるという意識が高かった。
故郷である土佐を飛び出した龍馬が様々な人に出会い、一人の日本人となるまでを書いた巻。
勝麟太郎(後の海舟)との出会いで龍馬の運命は大きく変わる。
投稿元:
レビューを見る
志・・・・・・まさしく新撰組と海援隊は真逆の志。けど、どちらも志の強さは尊敬に値する。しかし、新撰組は当時怖かったんだろうなぁー。
投稿元:
レビューを見る
【感想】
残念。この一言に尽きる。
ドラマはあんなに素晴らしかったのに・・・
もはや、ドラマで書き取れなかった名台詞を書き取る為だけに読んでいるな。
「龍馬伝」のサントラをBGMでかけながら。
1番の怒りは、2部最終話の「武市の夢」のクオリティ。
もうちょい良く描けんかったん?!と、もはや怒りしかない。
やはりドラマありきの作品。
ドラマが素晴らしいからとて、この小説この作者ではそれを描くことが出来ない。
読み終わったら、ライトノベルは一生よまん。
【引用】
第15話「ふたりの京」
龍馬
「以蔵。おまんが武市さんを慕うちゅうことは、ようわかっちゅう。けんど、人の道に外れたことをしたちはいかんぞ。」
「世の中には色々な人間がおるがじゃ。意見が違うて当たり前ちや。そうじゃろ?」
「けんどの、日本が異国のもんになっえもえいと思っちゅう日本人は誰ちゃあおらん。誰ちゃあおらんぞ、以蔵。日本人同士で喧嘩しゆう場合じゃないがぜよ。みんなあがひとつになって、異国に立ち向かわんといかんがじゃき。わかるろう?以蔵。」
「おまんは心根の優しい男じゃ。けんかはすな。まっこと強い男は、滅多なことでは剣は抜かんもんやき。」
以蔵
「…龍馬は、ああいう男じゃったかのぉ。こんなに楽しゅうて、気が楽になれたがは久しぶりぜよ。」
第16話「面白き男」
越前福井藩 松平春獄との面談
龍馬
「脱藩しましたき、もう土佐藩でもないがです。」
春獄
「では、そちは何者だ?」
龍馬
「私は…坂本龍馬ですき。」
春獄
「…わしをからこうておるのか?」
龍馬
「昨日まで橋の下で野宿をしていた男が、今日は袴姿で天下の松平春獄様の前におるがです。このような面白い人生をおくっちゅう者は、他にはおらんですろう!」
第20話『収二郎、無念』
p162
越前福井の松平春獄と。
「金には生き金と死に金があるゆうことを学んだがです。死に金は、ものと引き替えに払うだけの金です。けんど、生き金ゆうがは、使うた以上のもんが何倍にもなって返ってくる金です!」
「その金で日本の将来を担う人間をつくり、日本を守る海軍ができるきです!」
越前までの道中、龍馬は「物事にはまったく違う見え方がある」という勝の言葉についてずっと考えていた。