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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.8

評価内訳

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

新型インフルエンザは世界をなめ尽くす。ある意味では戦争よりも怖いかもしれない

2008/11/28 10:10

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 新型インフルエンザは怖い。そのことは、鳥インフルエンザが発生すると、その養鶏場のニワトリが容赦なく、すべて処分される光景から理解しているつもりだった。しかし、思っているよりもずっと怖い事態になることを本書から知ることになった。

 新型インフルエンザとは、もちろん鳥ンフルエンザが変異し、ヒトからヒトへと感染するようになったものである。インドネシアなどで、鳥インフルエンザがヒトに感染し、死に至らしめている事例が報告されている。感染者の家族内でヒトからヒトへの感染も疑われているが、まだ世界的流行を引き起こす新型インフルエンザの登場にまではなっていない。

 ただ、それも時間の問題だとされている。テレビを見ていたら、感染症の専門家が、3年以内に世界的に大流行する新型インフルエンザが登場する確率は99%と言っていた。ほぼ不可避なのである。そういえば、このところ新聞でも、自治体レベルで、新型インフルエンザが発生したときの備えが真剣に検討されていることが報じられている。
 
 これだけ怖れられるのは、歴史的にたびたび新型のインフルエンザが登場し、世界的に流行して何億もの人を感染させ、死亡させてきた記録があるからだ。有名なのは1918年-1919年にかけて流行った「スペイン風邪」だろう。20世紀にはほかにも「アジア風邪」「香港風邪」などが流行している。

 本書で初めて知ったのは、流行は一度で終わらず、複数回に分けて襲ってくることだ。スペイン風邪も第一波、第二波、第三波で世界をなめつくしている。第一波では、インフルエンザに関して一般に知られているように、乳幼児や高齢者が多く犠牲となっている。ところが、第二波では、意外なことに抵抗力のある15歳から35歳あたりの年齢層の犠牲がむしろ多くなっている。抵抗力がかえってあだとなって免疫システムが過剰に反応し、この年齢層を死に至らしめるらしい。

 インドネシアなどで検出され、局地的に高死亡率をもたらしている鳥インフルエンザはN5H1型である。N型は16種、H型は9種あるので、これらの組み合わせで、将来的に何度でも人類を襲うおそれがある。ちなみに、スペイン風邪はH1N1、香港風邪はH3N2である。目下のところ警戒すべきは、もちろんN5H1型が人から人への感染力を持つようになることだ。

 そうなると、世界人口が67億に達し、スペイン風邪当時とは較べものにならないくらい、人と物流が活発になった現代では、爆発的感染と急速な流行が予想される。鳥インフルエンザとしてのN5H1型は、インドネシアで致死率80%と報告されているが、ヒトインフルエンザに変異したときはどうなるのだろう。ちなみにスペイン風邪よりも強毒性になる可能性があるという。スペイン風邪は当時の世界人口の少なくとも4分の1が感染した。推計によっては半分が感染したとも言われている。

 新型インフルエンザが爆発的に流行すると社会インフラが機能しなくなる。医療機関には患者が殺到し、パンクする。なおかつ、医師や看護婦も倒れる。警察や消防も麻痺する。患者の出したマスクなどを消却するのに必要なゴミ収集もままならなくなる。

 大地震には3日分の食糧の備蓄が求められるとよく聞く。3日以内には支援物資が到着するからだ。ところが、先日の新聞報道では、新型インフルエンザの場合、社会インフラが麻痺するので、少なくとも1~2週間分の備蓄が必要だとあった。こんなにも備蓄できないと感じたが、本書で、その必要性は理解できた。

 最近、一例でも新型インフルエンザ患者が発生したら、その都道府県の学校はすべて休校措置を取るべきであるとの意見が出され、厚労省と文部省のあいだで協議されている。市町村単位ではなく、都道府県単位なのであるからすさまじい。

 しかし、世界的流行の第一波がおさまるには、早くても数ヶ月はかかる。その間、どのような生活を私たちは送ればいいのだろう。抗インフルエンザ薬の生産は、先進国ではともかく、世界的には不足する。新型インフルエンザへのワクチン開発にも、それなりの時間がかかる。場合によっては、鉄道が止められ、空港も閉鎖されるかもしれない。人の移動が感染を拡げるからだ。おそるべし新型インフルエンザ。

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紙の本

新型インフル

2020/11/08 23:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

新型インフルエンザで、世界が震え上がった時のことを思い出しました。その時の教訓が、今、、新型コロナに生かされたらと思いました。

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紙の本

ウイルスと共生

2022/08/23 02:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

この著作物は、2006年の著作物なのに、すでに、ウイルスと共生……といった、現在、世界的に行われ始めている事について書かれています。コロナウイルスについても、やがてそうなるのでしょうか?

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2009/10/05 12:35

投稿元:ブクログ

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2011/05/14 07:46

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2012/02/23 18:59

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2013/01/09 04:25

投稿元:ブクログ

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