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事件本編の描写もさることながら、その隙間隙間にある話が面白いです。北朝鮮、KGB、その他って感じで3部に分かれていて、その他には韓国ネタも入っています。金大中の事件そのものがあったのは知っていたんですが、内容までは知らなかったので、これで要約理解で来ました。
回りの人間模様が面白くて好きです。
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・寄せ集め佐々劇場。拉致なんかで北朝鮮に注目が集まったころに便乗出版って感じ。今読むと内容も古い。
・タイトルとは全然関係ないKGBとかの話の方が、北の工作員の話よりはるかに面白かった。シュタージとかね。
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(2002.05.28読了)(2002.02.19購入)
テポドン・諜報・テロ・拉致
(「BOOK」データベースより)amazon
日本人拉致、潜水艦侵入事件、テポドン発射などによりますます不気味な国家となった北朝鮮。その北朝鮮が企てる対日浸透・有害工作を阻止するため、日夜闘い続けている「外事警察」。世間に知られることのない「外事警察」の活動を長期間指揮した著者が余すところなく綴った緊迫のルポルタージュ。実録危機管理。
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佐々淳行氏の外事時代のエピソード集。
タイトルの北以外にも、KGBなどのエピソードもあり。
情報化の波によって時代は変わったとはいえ、最近の陸自の教範流出事案などをみても、こういう古典的なエスピオナージも未だ廃れているわけではない点で、本書は単なる昔話ではない。反スパイ法がないなかで苦戦を強いられてきたという防諜サイドからの問題提起が、現場の様子の描写を通じてよくわかる。この点は、今読むと特定秘密保護法の議論の文脈でも読めて秘密保護法制にも関心が湧く。
なによりも、見えない世界で繰り広げられてきた諜報の戦いの一端が見られて面白かった。