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紙の本
情緒的でありがなら、これは真実なんだと愕然!
2002/08/09 01:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かほりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは、生出氏が10年間に渡って昭和50年当時60歳以上の夜這い経験者の聞き語りを収録したものである。出版を試みたが、初めの頃は、内容が奇抜なのでなかなか事実として信じてもらえなかったらしい。明治・大正生まれの方は夜這いが日常的な言葉や行為として存在していたのだそうだ。私自身思い込みから、その頃の年代の方、今の老人の頂点を歩む方々の考えは固いと信じて疑わなかったのだが、どうも堅いのは口だったらしい。本文を読んでいただければわかるのだが、牧歌的な雰囲気の中で交合し、時には同じ相手を共有したりしている。
とても衝撃を受けた私は、身近な明治生まれの男性に確認してみる事にした。「あー夜這いか。懐かしいな。やったよ。あの頃は遊ぶところがなくてな、女の所にいってヤッた」。と深く皺の刻まれた表情を崩し笑顔で答えられた。聞かれなかったから、誰も語らなかっただけなのかもしれない。この本を読んでみよう。日本はそんな国だったのだ…そういう衝撃があなたにも絶対にあると思う。
私はふと、子供の頃夜は大人が会合を開いていると信じていた事を思い出した。真実は違ったけれども、薄々感じていた秘密の世界。それを覗いてしまった様な気がした。ただこの会合、大人になっても体験できず、世代が変われば語るものもいなくなる世界。今がギリギリ。経験者が生存しているうちに一度読んでおこう。特に老人福祉関係者は一読しておく必要がある。
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