紙の本
お茶目な沖田がグー
2002/06/11 07:38
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投稿者:あお - この投稿者のレビュー一覧を見る
『壬生狼(ろ)伝』の「壬生狼(ろ)」は、新撰組の前の名前なんだそう。なので、内容はまあ、新撰組ってことになります。でも、これは主人公が朔次郎という、三河の郷士の次男。彼が壬生狼(新撰組)に入れるよう志願して、見習として入隊。そこでのお話なので、なんとなく朔次郎になったつもりで、一緒に新撰組に入った気分になれて読めるのが、面白かったです。時代ものっていうととっつきにくそうだけど、これは全然! むしろ、わかりやすいくらいで、読みやすいです。おまけに、嬉しいことに朔次郎はめちゃ美少年で、沖田総司といい感じで…。朔次郎の顔がいいだけじゃなくて、根性があるところも、読んでてとっても好感! 沖田総司も、お茶目に描かれていて、意外だけどその意外さがまた面白くて。気軽に新撰組を楽しめつつ、オマケにボーイズラブまで楽しめちゃって、とってもお得な気がしました(笑)。
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諸外国が日本に対し干渉を強めていた幕末。国内では、尊攘倒幕派と幕政存続を唱える佐幕派との抗争が激化、幕府方武闘集団・新撰組は、京において倒幕派の浪士捕縛に狂奔していた。三河の郷士の次男で十五歳の帯刀朔次郎は新撰組の噂を聞き、親の反対を振り切り出奔、新撰組の本拠で隊随一の剣豪・沖田総司と出逢う。入隊試験は、なんと沖田との立ち合い!腕の差はともかく朔次郎は気迫と一途さを買われ、沖田預かり隊士見習いとなる。驚くほど気さくでお茶目なおきに惹かれてゆく朔次郎、そして沖田も……。妬みや裏切り、敵への拷問……。志
士たちを生身の人間として描く快作!!
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諸外国が日本に対し干渉を強めていた幕末。国内では、尊攘倒幕派と幕政存続を唱える佐幕派との抗争が激化、幕府方武闘集団・新撰組は、京において倒幕派の浪士捕縛に狂奔していた。三河の郷士の次男で十五歳の帯刀朔次郎は新撰組の噂を聞き、親の反対を振り切り出奔、新撰組の本拠で隊随一の剣豪・沖田総司と出逢う。入隊試験は、なんと沖田との立ち合い!腕の差はともかく朔次郎は気迫と一途さを買われ、沖田預かり隊士見習いとなる。驚くほど気さくでお茶目なおきに惹かれてゆく朔次郎、そして沖田も……。妬みや裏切り、敵への拷問……。志士たちを生身の人間として描く快作!!
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沖田総司×新米隊士。
ストーリーが単調すぎて、え?これで終わり?って感じだったけど、あとがきの「もしも私が新米隊士として入隊したら……がコンセプト」というのを読んでちょっと納得。
新撰組の屯所内での日常がよく描かれ、ちらりと出てくる各有名隊士たちが歴史マニアの心をくすぐります。
池田屋事件の前夜で終わっているヒキのラストもよし。
主人公の男の子が15歳ということで、子どもではなく大人でもない揺れ動く少年の気持ちごいうのがよく描かれていてよかったと思います。
うん、少年少女はいいよね。