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日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト、ウェブ文芸誌マトグロッソで連載してたやつだ。マトグロッソってなんかと思えばブラジルの地名で、レヴィ=ストロースが研究してたボロロ族がいたところだ。
僕の書いた話も一個載ってます。内田さんもご存知なかったのだけど。さて、それはどれ?(嘘みたいな実話っす)
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たくさんの日本人の書いたちょっといい話を集めるとなにがみえてくるのか?アメリカのナショナルストーリープロジェクトと比較すると違いは?僕は、お盆になったら先祖が帰ってきて風鈴ならしたみたいなジャンルがとても日本ぽいと思う。ほしよりこの挿絵の力がありすぎる。
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2011.7.6読了。
すべて実話なんですね。いい企画ですね。日本でもできるとは。そして、テーマと文字数を絞ったのが成功の原因かと。
個人的に、’祖母と私と駅弁と’のエピソードのような後悔が私は自身の父親に対してあるので、共感しつつ、少し胸が痛む思いがした。
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たまには「ほんわか」した本を読みましょう。ということで購入。 一般の方から「テーマに沿ったお話」を募集して高橋源一郎さんと内田樹さんが審査したもの。
元々アメリカで最初に行われた企画で アメリカ人と日本人では大分内容が異なってくるそうです。
日本人は5感特に皮膚感覚を語る語彙が弱いそうです!
そして自己主張?が少ないようです。
国ごとにも話の内容にも変化が出るのですねえ。それは面白い!
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「事実は小説より奇なり」。良質のノンフィクションはそこら辺のフィクションを凌駕して余りある。
100人いれば100人の物語がある。
そこには似たような体験もあるかも知れない。思わず共感してしまうことも。
どこかの誰かのちょっとしたストーリー。読み終わり思わずニヤリとしてしまう。
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内田センセイがいっていたように、「本文を読んでいる限り、性別も、年齢も、職業も、居住地も、よくわからない。」「共感を呼ぶ物語」が多かった。にナットク。短歌を読んでいるような、シンパシーとワンダーが同居します。アメリカ版(未読ですが)は私の人生に起こったことという印象が残るそうですが、日本版は誰にでも起こりうることと思わせる、みんな同じだねという話を投稿する傾向にあるということを読後に感じます。源一郎さんからは本当のお話をテクニカルに書くことをたしなめるようなコメントに受け取りました。活字にしても本当のお話自体にあるパワーをそのまま伝える!ことの難しさが読後に残ります。
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日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト」と銘打ったAmazonがWeb文芸誌「マットグロッソ」で集めた読者からの体験談投稿集。
本家・アメリカ版の「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」(ポール・オースター選)の中味には遠く及ばぬ、しょぼい内容にはがっくり。
期待が大きすぎて、あまりの歯ごたえのなさに失望した。しかし、これはひとえに集め方、むしろ媒体と応募者の質、あるいは日本人の特性に問題があると思う。選者を責めるわけにはいかないだろう。
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本当、っていい。脅かそうとしてないところがいい。
本当なんだもん。受け容れるしかない。
巻末の柴田元幸さんと内田樹さんの対談も面白かったです:)
あと、ゆるっとした挿し絵もいい。読み終わってからカバーの絵を見るとお話が立ち上がってきます。
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被災地で非日常的なものを見聞きした人が、その記憶が生々しいうちに経験を言葉にしようとすると抑鬱症状がでてしまうことがあるんだそうです。
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本編よりも、選者である内田樹と元ネタの訳者である柴田元幸の対談が面白かった。
正直なところ、本編として収録されている作品は何だか嘘臭くてしようがないのだ。
「嘘みたい」ではなく、それって嘘だろ~と感じてしまうものばかりだった。
それは単に、わたしの世間知が少ないからかもしれない。
ただ、内田氏の「そもそもどうして人間が物語というものを発明したかというと、「リアルが持つ毒性を抑制するため」だったと思うんですよ。」というひとことだけで、この本を読んだ価値があったと思った。
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祖母と歌番組を見ていた。
とあるロックバンドが演奏していた。当時、若者に人気のバンドだった。
すると祖母がひとこと、
「彼らは、ロックをわかっていない」
と言った。
そして祖母は無言で演奏を見続けた。
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内田さんと柴田さん!で、ポール・オースターのアレ。いいねいいね。
鶏の話が怖かったなぁ。最後の部分がまた生理的な恐怖を。
夢を本当だと思っちゃったか単なる嘘か、それとも実話なら本当にそういう風に見えたってこと?記憶の書き換えも起こってそう。どっちにしろ人の脳って怖い、ってかなり跳躍力のある結論ですかね。
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本家アメリカ版は、友達に薦められたもののあまり面白くなく、途中で放棄。 日本版はソレとは正反対で、実に愉快な話が多く十分楽しめた。 国民性の違いかなあ。
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一般公募の『嘘みたいな本当の話』を集めたもの。超短編集。もともとアメリカであった企画の日本版。
軽い。デザート的。短い文に制限されているので逆に内容が端的に核心をついている。粒ぞろい。
公募を厳選したのは、高橋源一郎と内田樹という方。この二人の考察も興味深い。アメリカ人は投稿文章をみただけで、その人の環境(どの層か)がわかるが、日本人は分からないとか…いろいろ。ふーむなるほどと思った。
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いろんな人の人生が垣間見えると言うか、ショートショートの集まりと見なすべきか。いずれにしても寝転んで読む価値あり。ちなみにあとがきは結構読み応えがありました。