投稿元:
レビューを見る
書店で「地頭力」の筆者の新刊が出たことを知り、中身を読まず買ってしまた。思考することを思考するという類の本ではあるが、日々観察の視点にはとても役立つと思う。思いっきり抽象度が高いが、故に応用力が効きそうと思う。この本の目標部数いったら、ムック形式本が出てセットで販売するのでは…?
投稿元:
レビューを見る
アナロジーに焦点を当てた珍しい本。比喩や類推や引用とか得意な人がいますが、どういう思考をしているのだろうかと思い読んでみました。
アナロジーだけで250ページ語るというすごい内容ですが、分かりやすい例が沢山取り入れられ読み易かったです。
ポイントは構造化だと改めて気付くことができました。それも今取り組んでいる事の構造化ではなく、アイデアを持ってくる元の構造化です。
既にある物、既にあった事、何気なく過ごしているとそれはそれ自身でしかない。それが何なのか構造的に考えて置く事で、新たに考えるモノ・コト・事象があった時に、同じ構造のことはないかと考えられるようになるということなんだなと理解しました。
つまり、常に構造的に考えることが、アナロジーが得意になるコツなのだと。
投稿元:
レビューを見る
新しい考え方があるかもしれないと思っていちおう読んだけど、内容は予想通りでいまの自分にとって目新しい発見はなし。思考のハウツー本で得られるものがなくなってきたので教養高めてメタファーの質の高さやアナロジーを効かせて示唆を出すってことをやっていきたいなぁと思った。
投稿元:
レビューを見る
一見何の関係もなさそうな出来事を、日ごろから意識して自分の仕事や研究に当てはめて考えてみる。頭では分かっているけれど、なかなか難しい。
本書ではアナロジー思考はどうすれば出来るようになるのか、身近な具体例に基づきながらその方法を解き明かしている。予算管理の新手法が、実は「がばん」の中身からヒントを得て開発されたという例など、身の回りにはブレークスルーの種、イノベーションのヒントがごろごろ転がっている。結論は、常に思考を働かせてあらゆるモノや出来事を、表面レベルではなく構造レベルで共通点を探るようにすること、である。
投稿元:
レビューを見る
本の内容として、予想通りの論点トピックが多く、☆4つ。
ただ、アナロジーのための思考方法を一度体系的に言語化して学びたいという人にはお薦め。
巷にあるロジカルシンキングの本とはちょっと一味違って一読はしてみていいと思う。
投稿元:
レビューを見る
アナロジー思考とは、構造レベルで類似するものを借りてきて組み合わせることで新たな発想を得るという思考法のこと。
遠ければ遠いほど、斬新な発想が得られるという。
類似性というと、普段は表面的なものばかりを考えてしまっていることに気付いた。もっと構造的な類似性に刮目する、そのためには、普段からアンテナを立てておくことが必要とのこと。意識して日常生活を過ごして行きたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
『地頭力』著者の新刊。関係のない2つの世界から「借りてくる」発想法=アナロジー思考をメインテーマとした本。
既知のことを利用し、未知のものを類推する思考法は、ビジネスだけでなく日常生活にも応用できると思います。
著者があとがきでも述べているように、アナロジーの演習問題があればもっと良かったと思うので☆4つ。
投稿元:
レビューを見る
【レビュー】
読者をけむにまくような内容が多いビジネス本の中で、これはよく書けている。ビジネス「書」といえる。おそらく、ジェームズ・ヤングの「アイデアの作り方」と本書の2冊でイノベーションは起こせるだろう。
【特記事項】
●アイデアは既存のものの組み合わせ
→ではどのように組み合わせるのか
=アナロジー(類推。比喩)である。
●既知の領域(ベース)から、未知の領域(ターゲット)へうまくマッピングすること=アナロジー思考
・マッピング:ベースからより抽象化していけばいくほど、うまいアナロジーができる。
・アナロジー思考はアブダクションである。
●ターゲット課題の設定→ベース領域の選択→マッピング→評価
●マッピングとは、類似性を探すこと
→類似性:表面的類似性と構造的類似性。アナロジー思考では後者である。
(表面的類似性:ギャグなど)
・構造的類似を見抜くために、いくつかの関係・構造パターンを頭に入れておく。対称型(並立、対立、相互因果)、非対称(院が、順序、大小関係)、包含関係、一部包含、一部共通、非共通、循環型、統合・分解型など。
●具体思考と抽象思考の双方が大切。具体思考が問題を創造し抽象思考が解決する。
●アナロジー思考を鍛えるには、常に物事を観察し、それを退けるのではなく蓄えるようにしていく。違う、ではなく、何か応用できないか、という視点で。
●アナロジーを強調しすぎないように。それは状況証拠レベルであって、物的証拠レベルには至らない。
投稿元:
レビューを見る
アナロジーを理論的に知るには最適の本。
1の経験から10を学ぶためには必須の考え方。
未知のものにチャレンジする時の道しるべとしても使える思考法。
ただ、ちょっとくどい。
投稿元:
レビューを見る
アナロジー思考とは「類推」
「借りてくる」発想
なるべく遠くから「借りてくる」
表面的類似ではなく「構造的類似」を見つけること
具体化よりも抽象化思考力が重要
「つなげる力」は大事
かなり難しく感じたのは、自分が「理数系」が弱いからだろう。とは言え著者が人によって100倍も開きが出ると言うように、意識しなくては勿体無い事だ。
投稿元:
レビューを見る
■アナロジー思考
1.アナロジーとは全く関係ない世界から「借りてくる」発想のことである。
2.世の中のモノはフレームが決まってないから扱いにくい。逆にフレームを創ってしまえば見た目は驚くほどすっきりすする。(佐藤可士和)
3.アナロジー思考は、物事の表面的類似から形状の抽象化、カテゴリーの抽象化などをはかっていき、どこまで遠くを同じとみられるか鍵になる。
4.表面上の具体性だけ見ていると全てが違って見えるが、抽象度を上げてみればそれほど違いがない事が多い。つまり、「関係/構造レベルで同じもの」は同じとみてしまうのである。
5.抽象化思考には、常に具体的事象をさまざまなレベルのまとめ方で頭の中に整理し、階層的にしまっておく思考回路が求められるのである。
投稿元:
レビューを見る
構造を見抜き、他への応用、アイデアの発想⇒混沌とした時代に役立つ。
抽象化がポンと。
アンテナを張る。すべての事象が関心ごとになる。
・自分から遠い本⇒アナロジー思考有効。
投稿元:
レビューを見る
「未知の領域」、自分の思考や知識の及ばないものごとについて考えるときに、この本は一つの突破口になる気がしてならない。最近思考の限界と言うかひとつのもやもやした壁にぶつかっていたと感じる僕に取ってはそんな光明を照らしてくれるような本だった。
投稿元:
レビューを見る
立ち読み:2011/10/15
「本当にわかる心理学」で、
「一を聞いて分かる人は、“アナロジー”を使っているのだ」
という記述がすごく気になっていた。
アナロジーに焦点を当てた本ということでこれも読んでみたい。
p. 229 「『違う』と思ったら思考は停止する。アナロジー思考の基本は『共通点を探すこと』」
p.231 「抽象化レベルを上げて『引出しにしまう』」
→ 「自分のアタマで考えよう」でも出て来たな…引出し。
タクシーの「シートベルトをお締めください」の自動アナウンスについての抽象化・引出し化は面白いと思った。
p.241 「具体性の高い、いわゆる『ハウツー本』ばかりを読んでいては、『抽象化能力を上げる』という観点に限れば効果が全くない。
抽象概念を扱うことは、いわゆる『難しい』本、つまり抽象度の高い言葉で書かれた本を読み、そこでいかに自分の身の回りの経験と結びつけて抽象概念のレベルで考え抜けるかということが問われる。数学や哲学の本を読むのはこうした位置づけでも有効である。」
投稿元:
レビューを見る
物事を抽象化して考えることで、全く別の物事との関係性を見つけるという思考法。「アナロジー思考」とは言われていないが、他の本でも同様の考え方は紹介されている。改めて整理された感じ。「地頭力」ほどのインパクトは無いかな。