あの人に贈りたい、京都おもてなしの逸品 みんなのレビュー

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投稿者：佐々木　なおこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

京都の紅葉もたけなわ。テレビ中継でその見事な様子を見る度に、去年の今ごろは京都に出かけたなぁ～と思い出します。
あまりの人出に驚いたものの、なにしろ紅葉の数より人のほうが多い……。しかしながら、美味しい食べ物や甘いものに出合うとすぐさまにっこり。
お目当てだったお土産も探し当てて、京都は何度訪れてもいいよねぇ～とつくづく思ったのでした。

「京都には、長い歴史と伝統に育まれた逸品や、新しい発想から生まれたオリジナリティあふれる名品が数多くあります。いずれも、厳選した材料を用い、心を込めてつくられたことがひとめでわかる秀逸なものばかりです」と、はじめにのところに書いてありました。

ほんとうにそう。感謝の気持ちを込めてなにかを贈りたい、特にこれからのお歳暮シーズン、なにを贈ろうかと思案中の方に、お勧めしたいのが京都の逸品。もらった方の笑顔まで見えてきそうな、そんな逸品がこの一冊に数多く紹介してあります。
例えば、たかしんの『千枚漬』、川政の『京料理』、丸松の『ぐじ（あま鯛）の味噌漬』、しま村の『お味噌とお醤油』、御所雲月の『小松こんぶ』などなど。年末年始のごちそうがよりグレードアップしそうな品がたくさん、です。

食べ物以外にも贈りものに最適なものはいろいろ。
お祝いのジャンル別に紹介すると、
例えば、結婚祝いには、有次の『お鍋』、なちやの『漆器』、
お引っ越し祝いには、三浦照明の『和の照明器具』、ギャラリー遊形の『石鹸＆スリッポン』、
退職祝いには、京料理道楽の『政次郎』（上等な塩昆布、一折５２５０円）などなど…、これはもらってうれしいとうなずけるものばかり。

このほか、おもたせには、村上改新堂の『ロシアケーキ』や出町ふたばの『豆餅』、シトロンサレの『ロールケーキ』なども。美味しいものの宝庫、京都ならではの新旧入り混じったラインナップが大いなる魅力です。

「ぜひとも、まずは自分用に取り寄せて、上質さを実感してください。きっと『これならどなたに贈っても大丈夫』と思っていただけることでしょう。」とも書いてあって、大いにうなずく。
京都からの贈りもの、贈る自分も嬉しく、そして贈られた方もきっと嬉しいにちがいありませんね。