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お金の流れで歴史を見る。歴史の見方が変わる、お金と日本人の付き合い方から学びを得られる本。改めて歴史を勉強し直したい。
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歴史に弱い私でも楽しく読めました。斬新な視点もさることながら、歴史そして経済がわかりやすい言葉で書かれていて本当によかった。なかでも興味深かったのは、世界初の金融市場が出来たのは大阪だったこと。全編を通して著者の日本をもっと良くしたい、日本人にもっと元気を出して欲しいという静かで熱い志を感じることができます。歴史そして経済に興味がある方にはおもしろいかも。
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ビジネスは収益源に注目しようp141リーダーの意向が組織に反映される。p101あなたにとってお金とは?197
お金にはさまざまな可能性がある。幸せの缶詰。なくす事を恐れてないだろうか。私たちはもっとお金に対して向かい合い、考える必要がある 向上心、成長の意思。
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@fu4 さんの著書。大学受験の時に学んだ日本史の中の経済・金融史の通読をした感じ。面白かった。これからの時代はヤマヒコの時代からウミヒコの時代にスイングするのだろうなぁ。
歴史に学ぶ経済法則として
海の向こうから新しい経済の動きがやってくる
政策の効果が予定通りになっていることは少ない
お金の流れの方向を見極めよ
負のエネルギーが経済を動かすリスクに気をつける
人気取り政策は政権が弱ったときに登場し経済を混乱させる(亀井。。。)
ヤマヒコの時代は東、ウミヒコの時代は西が栄える
見えない資産の力を理解する
政治がらみのビジネスには危うさがある
リーダーが組織、時には歴史を動かす
日本人のDNAには冒険者の血が流れている
ヤマヒコ、ウミヒコそれぞれの時代で成長産業は違う
自分のお金が社会を動かすことを意識する
赤字は組織をおかしくする
ビジネスを傷つける政策リスクを警戒すべし
政府を信じてはいけない
禍福は糾える縄の如し、混乱のあとの発展に注目
相場の怖さを認識する
株取引に真面目に向きあえば利益を出せる
公共財のマーケットを正しく使う
集権、分権のプラスとマイナスを見極める
僕が一番気になったのは、221ページで紹介されている村口和孝さんというかたがやってらっしゃる模擬店で小中学生に擬似会社を経営させるという金融教育。ちょっとしらべてみようかな。
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日本の歴史は「ヤマヒコ」的内向的価値観が占める時代と「ウミヒコ」的開放的価値観との間を揺れ動いてきたという趣旨で話が展開されます。
作用あれば当然反作用あるわけで、時代を「○○ヒコ」という一面だけで切り取るのはいささか乱暴すぎまするような気がします。
歴史の内容については教科書に毛の生えた程度の知識でした。
そこから未来を読み解くかのように、「これからのお金の向かう先を予測し、日本経済を活性化させるためのヒントを導き出す」とは、ちょっと大上段に構え過ぎではないかという読後感。
最近のタイトルのつけ方や紹介は内容が伴っていないことが多すぎて、だまされたかのような後味の悪さがします・・・。
編集人や出版社さんの姿勢なのでしょうが残念。
これは本書とは関係ないですね。失礼しました。
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過去の日本の有り方から今の日本、そして今後日本がどうなっていくかを考えるために読もうと思った本。
日本の商売の歴史を丁寧に時系列的に説明しており、学校では知れなかった日本の商売の面白い歴史を知ることが出来た。
例えば、日本は海外に積極的に訪れて自国を発展してきた「ウミヒコ」の時代と、海外に行かず、日本国内でインフラなど国内整備を中心に行ってきた「ヤマヒコ」時代が交互に訪れているとのこと。
そして、「ウミヒコ」、つまり海外へ積極的に訪れる時代では中国が大きな力を持っている時が一貫されていた。
今の日本は「ヤマヒコ」である。江戸時代もそうであったが、自国だけで発展するには限界がある。
そして中国の発展。
今こそ「ウミヒコ」の時代への転換期であると著者は主張している。
過去の歴史という証拠があることで、著者の主張に説得力があった。
日本の商売史をまったく知らなかった自分にとって、非常に有益な本となり、また日本人が昔から大事にしていた、「商売を通じての社会貢献」の意義を改めて大事にしようと思えた本。
是非、多くの方に読んでいただきたいです。
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ツタヤ中延店で偶然見かけて、
面白そうだったので買ってみました。
日本の歴史を経済面で読み解くという発想自体が珍しいし、
遣唐使の時代から内向的(鎖国)と外交的(開国)でスイングがあったというのは驚きの視点でした。
渋澤栄一の子孫である渋澤健さんもブログでお勧めしています。
http://alt-talk.cocolog-nifty.com/alternative/2011/01/post-a008.html
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自分の歴史の知識がないことを痛感させられますが、とても勉強になった一冊です!
ホントに歴史から学ぶことはたくさんありますね♪
歴史の中でのお金の意味や動き、いつも生活の中で自然に使っているけど、知らなかったことはたくさんあります!
この本を読んでお金というものが今まで以上に深いものだなぁと思いました☆まだまだ自分自身、勉強が足りませんが、一生懸命がんばろうと思える素敵な一冊です☆
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お金の視点で奈良時代~現代までの日本史をひもとく本。
プロローグで海彦山彦の物語が出てきて、
ウミヒコ=開放的・自由・変化
ヤマヒコ=閉鎖的・平等・安定
という本書の骨格をなす定義付けが行われる。
ところが、いまいち物語の内容と定義付けがパシッと一致しないのでいきなりくじけそうになるw。
しかし、頑張って読み進めて第1章までたどり着くと、このやや無理のある定義の便利さがわかってくる。
なんとなく「日本人=こつこつ・農耕型」のイメージがあるが、ずっとそうであったわけではなく、昔からウミヒコ的な時代、ヤマヒコ的な時代を繰り返してきたのだ、というのが本書による解釈。
高校時代、日本史はなんてつまらないんだろう、と思っていたけど、こういう見方をすると意外と面白い。
最後に著者は、「ここ20年くらいは基本、ヤマヒコ的だよね、もう少しウミヒコに振ろうよ」と提案する。
著者は外資出身の独立系ファンドマネージャーなのでアレだが、それでも正論だと思う。
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商売の日本史を紐解くと為政者による内向きのエネルギーと外向きのエネルギーが時代ごとに交代してきたことがわかった。現在日本でやたらと規制したり大衆迎合的な政策をするのも江戸時代に起こったことの再現のような気がしてくる。共通してるのは内向き政治のターンだということと体制が弱っている事。経済の大きな流れが2つの交代劇だと思えれば現在の政治にもあまり気を揉まなくてすむかもしれないな、と思った。
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ホリエモンブログで紹介されていたし、日本史を多面的に勉強しようと思っていたので読んでみた
どんな本か
金融や経済の視点から日本史を解釈しなおしてみるとどうなるか、という趣旨の本
専門家ではないので解釈重視とし、著者は投資上の指針として「大局観」を持つべき、としており、そのために日本史を参考にしている
その参考にするときの、著者の解釈を紹介しようというんだ
解釈の特徴
よって本書の特徴=解釈の特徴ということになる
では本書の解釈の特徴とは何か
「日本の歴史は以下の2つの時期の間をスイングしていると解釈する」
ところにある
・「ウミヒコ」的(=冒険的、開放、自由、経済・金融に積極的、海外を志向する)の人々が力を持つ時期(遣唐使、平家、戦国時代、明治維新、中国の力が強いときに力を持つ)
・「ヤマヒコ」的(=保守的、規制強化、経済・金融を忌避する傾向、国内を志向する、中国の力が弱い時に力を持つ)性格の人々が力を持った時期(源氏、江戸時代、昭和~現在)
翻って、現在、日本では、
「日本人は元来、農耕民族だから保守的で内向き志向が強い」
よって
「それは良くないから外に出よう」
とかもしくは
「だから日本人はダメなんだ」
とかいう言論を良く聞く
だが、長期的な視野に立って日本を見てみると保守的で内向きな「ヤマヒコ」的人間ばかりではなく、冒険的で自由な「ウミヒコ」的人間も多かったことが分かると言うんだ
本書の結論
本書は以上のような解釈を、実例(「遣唐使」や「戦国時代」、「明治維新」など)を紐解いて説得力を増すことに成功している
そして、その解釈を元にして、「ウミヒコ」「ヤマヒコ」のどちらが良い悪いと言うことではなく、ただ
「そういう流れが日本史にはあるんじゃないの?そう考えると投資に使えるんじゃないの?」
と言っているんだ
つまり、
「そういった流れの中で現在がどういう状況で次がどうなるのかを見極めるべきだ」
と言っているんだ
まとめ
日本史解釈から離れた最後の章では、現状は「ヤマヒコ」的政権であり、しかもその弊害が大きく出てしまっている
だからこそ、
「グローバル化の波が押し寄せている現在の日本は海外を志向し経済・金融に積極的な「ウミヒコ」的政策を打ち出していくべきだ」
という、著者の意見が前面に出ている
しかし、著者は悲観論者ではなく、「ヤマヒコ」的政権からの揺り返しが起き、「ウミヒコ」的政権に移っていくだろうと楽観視しており
その変化を早めるために本書を書いた、と著者は述べている
感想
実は
「日本人は元来、農耕民族だから保守的で内向き志向が強い」
よって
「それは良くないから外に出よう」
とかもしくは
「だから日本人はダメなんだ」
ということを考えているのは他ならない自分だったりしたのだけど、この本を読んで悲観することは無いのかもしれない、と思い直すことができた
だからといって現状の日本を楽観視することは僕にはできないが、それでも長期的視点で見ればまだまだ希望があるのかもしれない(もしかしたら一旦破綻するのかもだけど)、とそう思わせてくれる本だった
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これからの自分のあり方として、自分の国の歴史を知らないのは致命的かなと思い、読み始める。
ヤマヒコ・ウミヒコの当てはめ方には多少無理があると思うが、各年代の権力者がどのように経済を動かしてきたのかということがわかりやすく書かれている。
当たり前なことだが、以下のことを改めて認識した。
・貨幣の価値は、それを発行している国の信用が軸になる
・一部の既得権益を守るための道理のないルールを作ることは、最終的にその組織を追い込むことになる
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シンプル・イズ・ベスト - [書評] - ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義
http://blog.amazedkoumei.com/2011/05/blog-post_04.html
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昔、教科書で習った一面的な歴史の知識が、経済という視点でみると深みが出てきてとても面白い。不勉強な自分にとっては初めて知ることが多く、勉強になりました。過去から学ぶことは多い。
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意外に知らない日本の商売の歴史の話、この本では軽い説明だが、もっと深く勉強してみたい。ウミヒコヤマヒコのスィングの話は非常に納得。
商売のヒントというか心構えの勉強になりました。