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この本では、会計の基本的な仕組みの解説から始まって、宇宙の真理にいたり、最後は愛と感謝にいきつく。ざっと感想を述べるならばこんな感じです。ただ机上の知識ばかりを得ただけでは、現代のビジネスには対応できない。大切なのはお客様を幸せにする価値を生み出すことであり、その価値を生み出すのは人の心であるということを、この本は教えてくれました。これからは心というものを念頭において、会計を学んでいきたいです。
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[ 内容 ]
会計は、無機質でつまらない数学の羅列、あるいは記録と管理のためだけのツールではない。
本来の会計とは、価値を創造し、ビジネスを成功に導き、社会をより良くするために役立つものである。
企業の様々な活動が、財政状態と損益にどのような影響を与えるかを大局的に捉え、企業活動の本質を理解するために必要不可欠な「会計的思考法」を解説するのが本書。
経営者、ビジネスパーソン必読の書。
[ 目次 ]
第1章 会計の目的と基本的な仕組み(何のために会計を学ぶのか 会計の目的 ほか)
第2章 企業の財政状態と損益を大局的に捉える(企業活動は三種類に分けられる 資金の調達 ほか)
第3章 企業活動の本質を会計から理解する(企業活動の本質は価値創造 企業が創造すべき本源的価値 ほか)
第4章 ビジネスを成功させるために大切なこと(本源的価値を生み出すために ビジネスを成功させるために大切なこと ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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前半は会計の基本的な内容からはじまり、後半はビジネスにおける本源的価値にフォーカスして書かれている。内容としてはおもしろかったが前半に関してはもう少し図を、後半に関しては具体例がほしかった。なので星は3つとさせていただきました。
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価値と会計の繋がりとは?
→コミュニケーションと意思決定の手段であり、価値創造プロセスを把握するもの
作業代替、情報の非対称性、規模の経済が働かなくなる中では、本源的価値つまり顧客にとって価値があるものを生み出し続ける必要がある
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前半の管理会計や資金の流れの説明のくだりは非常に感覚的にも捉えやすかった。
後半の経営のと部分は精神論っぽくいまいち。
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本書は会計の知識を身につけるための本ではなく、ビジネスパーソンにとって必要な会計的思考法、ビジネスの成功哲学が書かれている本になります。
企業の財政状態と損益を大局的に捉える
企業の活動は、資金の調達、資金の投資、資金の回収の三つに分けることができます。
資金の調達とは、金融機関や投資家から資金を集めることです。
資金の投資とは、調達した資金を使って価値を創造することです。
資金の回収とは、価値が付加された商品やサービスを販売して、価値の対価として利益を得ることです。
会計的思考法を身に付けるうえで、これらの三種類の企業活動が企業の財政状態と損益にどのような影響を与えるかを、頭の中でイメージすることが大切です。そうしたイメージを持つことで、企業活動の全体を捉えるという大局観を身に付けることができます。
会計的思考法を身に付けるとは、細かい数字に強くなることではありません。会計の専門家や経理を担当している方は別として、一般のビジネスパーソンにとっては、細かい数字に強くなることよりも、企業活動の全体像を大局的に捉え価値を創造することのほうが重要です。
最近は、会計本が本当にたくさんでてますね。
会計や経理の仕事に従事している人向きでなく、他の職種の人向けですね。
それらの本の中でも、これは中級者向けです。
会計の基本的な知識、利益の構造など、分かりやすく書かれていると思います。
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会計とタイトルにあるのに、大切な事は会計では表せない領域にある、と言っている様に感じた。
これじゃタイトルから会計分野の話を期待していると、期待が外れてしまうだろう・・。しかも大切な部分は他の本にもたいてい書いてありそうな内容。ちょっと物足りない。
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お客様を幸せにし、世の中をより良くするという企業の本源的価値を高め、追求していくために、会計情報はどのような位置づけにあるのか、というお話。実際にどうやって会計情報を活用するか技術的な話はまるでなくて、どちらかというと経営者の精神論に寄っている。それはそれで興味深いし、志高く生業を極める職業人になろうと思えたから、良い本だった。
この本だったかな、特になるほどーと思ったのは、新たなビジネスは新しいことを始めるだけではなくて既存のものを深めることでも築くことができるという話。
あとは、資産や費用の増減は利益剰余金を通じて貸借のバランスがとれているという話。仕訳の仕組みから貸借が合うのは当たり前だと思ってたけど、理論としては利益剰余金がミソだったのだなぁと目から鱗でした。
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本書は、下記のような4章構成1.会計の基本2.企業の財務状況の大局的捉え方3.企業活動を会計的視点で捉える4.ビジネス成功への鍵1、2、3章は、言うまでもなくPL/BS/CFの話。ビジネスマンなら当然理解しておく内容であるので、私にとって目新しいところがなく、退屈であった。が、4章は、他の章と赴きが全く異なり、著者が考える企業哲学を展開する。それによると、企業の第一義を「金をもうける」ことにおいてはならない。「お客様のお役立つ」ことこそ、ビジネス成功の鍵である、と主張する。最初は「そんな青臭いこといってもねー」と思っていたが、最後のほうではすっかり説得された。この本に出会えてよかった。