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欧州危機って何か。ギリシアのように国家が破産するとはどんなことか。デリバティブって何か。先物って何か。国債価格とか為替相場ってどうやってきまっているのか。この10年の国際経済はどのように動いているのか。日銀ってなにしてるのか。金融危機、バブルはどうして生じているのか。日本は大丈夫なのか。日本が破産したらどうなるのか。個人が金融資産を守るにはどうするべきか。そんなことが全て、この本を二回ぐらいじっくり読むと分かるんじゃないかと思う。
多分、中長期的な視点のマクロ経済というものが論じられているのだと思います。経済オンチな人間にとって、昨今の国際経済を理解するのには本書は最適だと思う。
ただ、文章が読みにくい箇所が多い。思いつくまま書いたメールマガジンを元にしているからなのか、ゴーストライターに話しかけた内容がそのまま文章化されているからなのか。内容をしっかり理解すれば世界の経済・政治情勢を見る目が変わるのは間違いない。今後日本では資産形成という意味で住宅ローンを組んででも不動産を買うのは良いことなのか、それとも賃貸で住んでいたほうが良いのか、なんて身近なことに関する思考の基礎も養われます。とにかく、もう一度読んでみなければ。
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この人のメルマガに慣れてないと、文章や話の運びが読みにくいとおもうんだけど、どうでしょう。どう考えてもドル刷りすぎだろとか、ほんと日本て破産すんじゃないのとか、ていうか破産したらどうすんのとか、今のお金にまつわる動きに対するもやもやの解決の一助に。レバレッジとかなんとか、きな臭くてよくわからない金融の中身がちょっとわかるかも。
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辛辣なようだがこれが現実、隠された、隠していた実態を曝していただいたことで評価します、儲かる人がいればその分損をする人も出てくる、今更ながら当たり前のことを改めて実感しました。ただの批判だけでなく、少子化対策や通貨バスケット制の提案などの解決策もあり、納得するしかありませんでした。自分にもう少し金融の知識があれば尚よかったのでしょうが。
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「どこの国も信用リスクを抱えており、国家の破たんに向けてまい進している。」ということを丹念に380ページほど書かれ、「ではどうするか」が20ページという不安をあおるのが主になっている、という印象。
ではどうするか?については、
・国債・株・通貨の先物は1つの策。
⇒でも一歩間違うと自分が破産。タイミングが重要
・現金・預金はインフレリスクあり
⇒正常な国債ならインフレヘッジ機能。でも、国家信用不安のあるドル・ユーロ・円の国債は短期以外は危険。
⇒国債金利が低いのは表面上。なので国債先物売りは良いかも
・通貨変動リスクを抑えるために、ドル・金・ユーロ・資源国・香港・スイス等で外貨預金の分散ポートフォリオを持つ。
⇒損は少ないが、利益もない。
・ドルコスト均等法での金買い
・財務内容が良い会社を、ドルコスト均等法で買い続ける
・オプションを使った取引
ということらしい。最後にオプション取引の仕組みが詳しく書かれているが、かなり勉強しないといけないと思うのでハードルは高そう。
金に個別株にオプション取引と、ちょっと特異な提案と思ったけれど、それだからこそ生き残れる道ということなのかもしれない。
ですます調とである調が混じっているのと、文章が読みにくい割に、分厚いので、読み解くのは難しい。
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この手の題名に書かれている内容と重なる部分が多い1冊です。国家破産系の本を読まれていない方にとっては読みやすい1冊だと思います。
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日銀 三井銀行を基にFRBより早い1881年M14年に設立 一円金15グラムと交換できる兌換紙幣
金15グラム 2011年で6万7500円 6万7500分の一に購買力が減った
1999年から金の売却料を制限したワシントン条約が金価格を5倍に上げた 各国銀行が、売却または銀行や金鉱山にリースする金の総量を、最大で一年間400トンに制限した 99年のあと3回更新された
金の保有量 日銀 765トン FRB 8133 ドイツ 3402 IMF 290 イタリア 2451 フランス 2435 中国 1054 スイス 1040 ロシア 426 IMF国際金融統計2010
金トロイオンス 31.1g 1971年まで35$ 40年後の今1800$ 40年で51分の1
1960年一ポンドは8ドル円360円
今一ポンド120円
買った住宅周辺の地価が、30年後に1.5倍に上がらないと、ローンの固定金利が2.2%と低くても、住宅を買うのは損になる。他方30年で1.5倍以上に地価が上がるなら、住宅を買ったほうが特になる。地価の上昇が見込めない地域の住宅を買えば、損になる
持ち家には、借家にはない「所有の満足、生活や家族の成長にあわせたリフォームの満足、社会的な信用や安心感」がある。これらはマネーに換算できない
純金融資産をもたない40代以下であれば、消えるものがない
ハイパーインフレ(価格10倍以上)は起こらない。世界の商品供給能力が増え、グローバルなコンテナによる商品流通が急増したから。
ハイパーインフレになるのは、戦争で、工場、農地、商品流通が破壊され、必需の商品や食品需要を満たせない時
国家の財政破産があったときの、消費者物価のインフレは、2倍程度
純金融資産を持っている50代以上の世代は、預金、生命保険、年金の価値が半分に下がって、金融資産の2分の1を失うでしょう。
ゴールド 証券が大きく下がった時、いつでも売れる流通市場が残るので、資金繰りに困ったヘッジファンドが現金を得るために売られやすい。このとき相場が下がる
現物買いの長期保有に限り、インフレヘッジに最適