電子書籍
成程。わかりやすい・・・
2016/12/21 17:00
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投稿者:medusa - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫版で理解しようとしたのですが、頭が悪いのでどうもでした。最初に著者ヒトラーが画家を目指していたが駄目で、建築家を勧められたということまでは覚えているのですが、その後の政治活動については頭が整理できませんでした。その点、この本はどのようないきさつでこのような思想を持ち、権力を掌握し、党を結成したかがわかりやすく描いております。導入に良いのではないでしょうか。理解しにくい本には理解しやすい漫画が一番です。いろいろ過激な党であるというナチスですが、純粋な事から発足した党であったということを知らずに、過激な面ばかり強調されているようです。「このような思想を持った党だった。」
という「聞く耳」を持ち、「ならば」ということを考えましょう。感化されるのではなく、「考え」ましょう。そういった意味では「良い漫画」だったと私は思います。これだから本屋さんは面白いです。紹介してくださったhonto担当者様に感謝致します。有難うございました。
紙の本
ヒトラーの描き方が秀逸
2021/06/20 11:47
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投稿者:三河っ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒトラーの人心掌握力と過激さがよく現れているイラストだと思います。時代に流されることなく考えることの大切さを感じました。
紙の本
『わが闘争』を読む前の予習に
2016/08/31 23:46
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
角川文庫の日本語版『我が闘争』は訳出から40年以上
経過していて、定訳版とはいえ、いささか読みづらい
作品です。
本書はそのコミカライズですが、結構なボリュームの
ある原書を表現するには物足りない分量です。
それでも『我が闘争』が書かれた背景がドラマチック
に描かれています。難読な『我が闘争』を読む前の予
習にはちょうどいいでしょう。
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原作は遥か昔(厨房くらい)と工房とで2回ほど読みました。
原作読んでからこれ読むのは珍しい方なのかな?
で、肝心のまんがでryですが、200ページきるくらいに縮めているものの、原作の要点はキッチリ突いてきてる辺り良作。
演説中の鬼気迫る様子なんかもイラストでよく表現されているし、絵が雑との指摘がアマゾンなんかのレビューにはちらほらですが、私はそこまで気になりませんでした。
とりあえずこれ読んだだけで原作読まなくてもいい、というほどではないけど読みやすくはなるはず。
素人がイキナリ読むのはキツイもんがあるからね、、、わが闘争はwww
他のシリーズもこんなかんじなら読んでみたいなぁ。
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いやぁ…
いいっすよー、「まんがで読破」シリーズ。
名作はやっぱり、名作だ、と言われる理由があるんです。
きれいなんです。何かが。
考えがまとまってる。っていうかー…。ともかく、いい!
だけどね、名作をね、普通に読もうとしたら、時間取っちゃう。
そんな人にすごくおすすめ。
漫画だし、手短くまとめられてて、
味気ないっていう面もありますが、
一度も読んだことが無くて、どんな内容なんだろー?って思ったときは
ほんと、ぴったり。
まあ、少々、値が張るのが、難点かなー。
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ユダヤ人の根絶を国家プロジェクトにし、
背筋が凍るような方法で、
1日に1万2500人を機械的に虐殺。
その狂気と悪魔性は、
どうやって培われたのかを紐解いているようです。
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なかなか本では読めないけど、まんがなら読みやすい。
良くも悪くも、メディア・マスコミを使った心理はすごいなぁと思った。
制服をつくり、かっこよくするとか。
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まんがで読破シリーズ第二弾!
同シリーズの『ファウスト』を読んでみて気に入ったので続々と古本屋で購入していきます!
今回はヒトラーの『我が闘争』。これはぜひいつか読んでみようと思っていましたが、とりあえず漫画で。漫画で読むとぶっちゃけただのヒトラーの漫画って感じでそんなに意味のないものかもしれないのですが、個人的にヒトラーはなかなか興味深い人なのでまぁいいかなと思って読んでみました。
幼くして両親を亡くしたヒトラーがどんどんひねくれていくお話です。ユダヤ人に対する偏見などを植え付けられていくヒトラーを見ると、本当に教育の大切さを思い知らされます。
またいかにしてヒトラーが大衆を味方につけていくかという過程も非常に面白く、漫画ならではの迫力もありました。
戦争を語る上で非常に問題なのは「何が正義か?」と言うことだと思います。
ヒトラーはヒトラーなりに正義を掲げていたはずで、少なくともヒトラーの行動は当時のドイツにとっては「正義」であったはずです。皮肉にもヒトラーこそが誰よりも国と国民を愛した男だったわけです。今でこそ否定的な目で見れますが、自分が当時のドイツ国民だったらと思うと決して人ごとではなくなるのではないでしょうか?
「正しいかどうかは歴史が判断してくれる」という台詞がこの作品では非常に印象的です!
歴史は繰り返されると言いますが、今の日本こそ非常にこういった人が現れやすい状況だと思います。カリスマ性をもった人が現れるのは良いですが、きちんとした倫理観を持った人じゃないと、結局「正しくない歴史」として残ってしまうのだと思います。それはやっぱり悲しいことです。気をつけなくては!頑張れ日本!!!
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ヒトラーという人間が生まれた背景を知ることができた。
原作も読んでみたいと思いました。絵も迫力があって良いです。
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まんがで読破シリーズにはまってます。
ヒトラーが犬に優しいという一面を知り
なんか親近感わきました。
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物語はある側面から見たら悪に見えるが、別の側面から見るとその悪も正当化されてしまうという作品の典型。歴史はこうして塗り固められていくのね。父親が画家になるという彼の夢を否定しなかったら、学校で愛国心教育をされていなかったら、ヒトラーが画家となることを夢見て街に繰り出さなければ、画家の才能を教師が認めていれば、そして貧しい生活をしているときにユダヤ人の存在を知らなければ…と、あのときこうであればもしかしたら政治家ヒトラーは誕生しなかったのかと思うところが多々あった。様々な偶然が重なって、アドルフ・ヒトラーという人物が出来上がり、ナチ党が結成されたことが分かる。
何よりも彼が不幸だったのは、そうした経験で得たものをまとめ、人々の心理を掌握せしめるほどな上手い演説を行う能力があったこと、また、それを止めることができるものが周りにいなかったことである。愛国心に駆り立てられた大衆は共通の敵を得ることで、より結束していったと考えるべきだろう。それゆえ、如何なる政治権力の持ち主でも、国民の絶大なる支持を得たヒトラーに太刀打ちすることはできなかった。政治の基盤は国民であるからである。国民の支持はその当時ヒトラーにあった。つまり政治的圧力ではどうにもならないところまで行き着いてしまったのだといえる。
この本の原作は、あまりに片寄った愛国心の主張、他民族への差別故、ドイツでは出版禁止になっているのだと言う。確かにこうした見方から歴史を見てしまうのは非常に危険であると感じる。物語は個別性を尊重するからである。この本を読んでいると、ヒトラー1人の物語のために、何万という戦死者やユダヤ人の物語が失われていることを忘れてしまいがちだ。ここに書かれている事は確かに事実であろうし、ヒトラーがこうなるのも無理はないと納得できてしまうような内容になってはいるが、それを拡大解釈して、この歴史を正しいと認識してはならない。というか、正しいや間違っていると言う次元の話で歴史を考えてはならない。歴史上の争いは、ある側面から見れば正しいのであるし、また別の側面から見たら間違っていると受け取れるわけであり、物語の形と同じく受け取り方が千差万別であるからだ。
うん、次は夜と霧を読もう。
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ヒトラーについて漫画で知ることができる。普通にこの作品を読もうとすると1000ページ近くあるので手ごろに繰り返し読めるという点で役立つ。しかし漫画なら水木しげるの「劇画ヒットラー」がより優れているように思う。
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思考は感化し伝染していく、人々が求める波長があってしまった事によ惨劇の人物。
時代の代弁者は何故あそこまでいきついて自殺をしてしまったのだろうか、そもそも自殺だったのか、たいへん興味深い内容、映画や小説なども見たくなる一冊。
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今日、ヒトラーについての言説は多々あり、本書の原著については、第二次大戦当時のドイツ人にとっての必読書、そして、青少年にとっても教科書以前に読むべき書のように位置づけられていたように認識している。
史実が語る稀有の独裁者ヒトラーの人物像と、特にホロコーストというドイツが行った歴史的な虐殺行為への恐怖から、これらの原点とされる『わが闘争』について、興味は引かれていたものの内容に触れようと文献を探すことはためらわれていた。また、それ以前に、この本の内容が現在に残されているとは思ってもいなかった。
それが、まんがにまとめられて出版されたことには驚いた。まんがであれば敷居も高くない。私はすぐに購入した。
本書に記されているヒトラーのユダヤ人批判は、現在も同様に行われているものである。もちろん、現在において「それではユダヤ人を抹殺せよ」などといった極端な議論になるはずもないが。
ともあれ、ずっと気になっていた本に接することができたのは、非常に有意義な経験であった。いつも本シリーズの企画はありがたいと思っていたが、今回は原著の性格が性格だけに、シリーズの中でも最も価値を感じた一冊であった。
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