電子書籍
本当に面白い鉄道アクション小説出発進行!
2014/04/03 19:33
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナオヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
既存のライトノベルにはありがちなその分野の知識を長々と語って、興味の無い人にとっては知った事かと言うようにイラつく事がありますが、この作品にはそう言うものが一切ございません!
鉄道に関して何の知識も無い人でも、思わず自分の地域のローカル鉄道だったり駅だったりに興味を持ってしまう面白さ、へえ、と言ってしまう知識も満載!
国鉄がまだ国営だったらと言うIFのお話ですが、生き生きとしたキャラクターたちが檻なる物語、警四メンバーたちが、衝突もありながら成長する様は一気読み必至!
是非ご覧ください。
投稿元:
レビューを見る
もし、国鉄が分割されずにそのままだったら……という思いつきをスリリングに発展させたお話。
創芸社クリア文庫創刊ラインナップの2つのうちの1つだけあって、なかなか気合いの入った作品。お話も絵もガッツリ楽しんだ。
メインとなるのは国鉄公安隊で、雰囲気としては軍モノに近いのだけど、あくまで鉄の部分は忘れてない感じがいいアクセントになってるし、つーかそもそもそれこそが武器かw
続き、楽しみに待っていよう。
投稿元:
レビューを見る
前作「僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない」がほのぼのトラベル系だったのに対して今作はいきなり國鉄だの公安隊だもんなぁ、かなりぶっ飛んでていいw
もし現代でも国鉄のままだったら・・・という世界で、主に東京駅を舞台に公安隊でOJTをするハメになった主人公と登場人物たち(基本的にネジが飛んでる)のバタバタを描いている。
妙にリアリティある分、いきなりテロ組織と戦ったりすると「なんでやねん!」ってツッコミそうになった。どちらかと言えば頭空っぽにして楽しむ作品。
なお今回も鉄に詳しくない人でも安心して読める仕様になってる。
投稿元:
レビューを見る
「電車内で痴漢が逃走したらどうする?」「もちろん射殺する!」
紹介文のこの一節だけで吹いた。ありそうでなかった⁉「鉄道系ラノベ」。作者さんは「電車でGo!」の広報をしてた方だそうな。国鉄が分割民営化されずに現代になったら?というif設定もさることながら、そこで鉄道公安官という目の付け所は流石というか何というか。必然、鉄道の世界を舞台にしながらも、ノリとしては警察ものに近い。更に言うなら凄く「パトレイバー」な雰囲気である。ほんわかしてそうで実は鋭い上司、ってまるで後藤隊長だなぁ…。主人公たちメインキャラ4人も、さしずめ遊馬、進士さん、太田さん、香貫花、という役どころか。「問題児揃い⁉の半人前のチームで事件解決」という辺りも近いものを感じる。
キャラの描かれ方としては、割にお約束というかテンプレの域を出ない感じではあるが、鉄ちゃんならその辺が瑣末なことに思えるくらい、この「國鉄」の世界観にニヤニヤしてしまうのでは。バリバリ活躍する国鉄型車両(まさかのEH10!)、鋼製車体の「233系」(作者さんも209系以降の走るンですシリーズはお嫌いなようだ)、EF66の正統進化形⁉「EF68」とか、車両だけでもニヤニヤが止まらん(笑)。巨大組織「國鉄」の現状とか過激派との対立だのまでネタが及び、国鉄民営化とかJR(主に東日本)への壮大な皮肉にすら見えてきて、少々違う意味でも笑えてくる。バーニア600氏のイラストも、細部に至るまでツボを押さえていて良い感じ。
これはかなり「鉄ヲタホイホイ」な怪作。
投稿元:
レビューを見る
世界観は現代日本。
っと言っても国鉄が分割民営化されなかった世界線のお話w
僕は鉄道属性皆無ですが、このお話は面白かったなぁw
ラノベ特有の萌え萌えしさは控えめ。
イメージで言うと硬めの電撃単巻みたいな雰囲気ですかね?
国鉄職員を目指す主人公が、倍率の高い国鉄研修の権利をゲット。
ただしその研修先は希望にそぐわない公安隊。
血反吐を吐くほどキツイ訓練と研修の中で、
主人公が学び、手に入れるものは…的な物語?
王道ではあるのですが、
あまり最近のラノベに浸ってない感じの作者さんでしょうか?
すっきりしてて読みやすかったです。
投稿元:
レビューを見る
鉄道が分割民営化されなかった世界。安定した人生のために國鉄の運転手を目指す主人公だったが、学生研修で配属されたのは鉄道公安隊だった、というはなし。
主人公は安定安定言うわりに熱いところがあるし、他の隊員たちも個性は強いけどヘッポコではないので、イライラせずに読めた。ラノベで職業ものって珍しいかも。おもしろい。
この絵もかなり好き。可愛い女の子とカッコイイ電車が描けるイラストレータさんなんて、よく見つけてきたなぁ。
ヒロインの服装の描写が「トワイライトエクスプレスのような緑色」ってあるんだけど、まったく想像できないぞ……!
投稿元:
レビューを見る
現実ifなのにあんまり現実味、というか常識の無い展開はどうかと思うけど、あのアニメと比べれば確かに大分マシだったですハイ
投稿元:
レビューを見る
国鉄が民営化されてなかったらという「if」の世界を表現したラノベ。
そこには国鉄を民営化しろという過激派とそれを守る鉄道公安隊の戦いを描く。
これだけ書くとバトルものと思われるかもしれないけど、ラノベのノリを残しつつ、確立されたもしもの世界をしっかり表わしていて展開も面白い。
若干の中だるみがあったので☆5にはならないけど、伏線もあって楽しめましたしキャラも充実してました!
すべて平均点の鉄ちゃん(主人公)、体力バカ、頭脳明晰な娘、痴漢が逃走したら射殺しますという娘、タレント揃いですね。
表紙買いの1冊だったんで満足感が大きかったですね。
あと、この文庫って聞かないけどちょっと気にしてみたいですね。
投稿元:
レビューを見る
国鉄が今でも残っていたら?鉄的にもお話し的にも楽しめる。鉄道興味ない人でも楽しめるんじゃないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
時期が時期だけに、言わざるを得ない……
有川浩の【図書館戦争】思い出しました。
まさに流行りものを集めてきた感じです。
鉄道で戦争(戦争、ではないけれど)、過激教官に過激娘、おっとり天才お嬢に体力自慢男。全てにおいて平均点を叩き出す主人公……
図書館~だけではないですが、何処かで読んだ設定てんこ盛りの本でした。
文は読み易く、ざくざくテンポよく読めましたが、続きは余程読む本がない限りいいかな、と。
投稿元:
レビューを見る
まだ国鉄が民営化せず今だに国鉄のままだったら…というパラレルワールドのお話しです
第一巻なので設定や説明でもたついた感じは否めないですね
この先に期待します
投稿元:
レビューを見る
オタク好みのライトな小説(要はラノベ)。情景描写、心理描写に技巧は全く感じられないが、分かり易さは大。鉄道オタクでなくても鉄道の話が楽しめる仕様になっている。まあ、オタッキー向けと思います。
投稿元:
レビューを見る
ほとんどやらないライトノベルを連続読みをしてみたが、こちらはいわゆるラノベ設定で、美人・巨乳・ラッキースケベ etc 特にキャラクター紹介の意味合いが強い前半はひいた。未だに民営化されていない国鉄に永久就職希望の主人公ってのが、昭和感満載なんですけど、それよりも、大学生のインターンで銃撃てるって相当日本が荒んでる世界線の出来事でしょうか?
まあ頑張って最終章まで読むとそれなりに面白かったけど。理系の鉄オタが書いたらしく、少し鉄分含むけど、まあ詳しく無い人でもあまり気にしなければ読めるかな。実在の車両の型番が多数登場(一部非実在あり)するが、103系好きとか、青2号だの黄緑6号というチラチラ見える鉄分は嫌いではない。
投稿元:
レビューを見る
民営化されなかった「國鉄」の描写がマンガ『カレチ』などを彷彿とさせ、秀逸だと思います。過激派 RJ のモデルは成田空港反対闘争をしていたような人たちのスケールアップ版みたいな感じでしょうか。時代設定は21世紀なのに世界観は昭和ノスタルジックです。人物描写や伏線提示などはラノベのテンプレ通りですが、解決方法は「斜め上」なのかな。面白かったです。おススメ。
投稿元:
レビューを見る
本屋さんで表紙買い。いかにも面白そう、と思いましたが、とても面白かったです。読みやすくて一気に読んでしまいました。
国鉄が民営化されていない世界の物語で、民営化を求めるテロリスト集団から國鉄と乗客を守るため、鉄道公安隊が奮闘します。主人公の高山くんは運転士志望で、たまたま入社前の研修(OJT)を公安隊として受けることになった高校生。彼とチームメイトの成長を描きながら、国鉄が存続していたらこうだったのかな、という世界を楽しむことができました。