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3人の女性が別個に描かれる。日常に不満を抱くなか、事件に巻き込まれる。そして、ある人は何でもない「今」が幸せであると気づいたり、またある人は「家族」関係の修復をしたり、ちょっと青春の匂いにひたったりと女性なら味わったことのある感情ではないでしょうか?
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なぜ、充たされないの?
恋愛、仕事、家庭 心に隙間を抱える女たちが一歩踏み出したとき・・・
「私の幸せって何?」かつて同じアイドルの追っかけをしていた三人もはや三十八歳。涼子は雑誌で主婦の読者モデルとして活躍、紀子は主婦業に勤(いそ)しみ、理恵はキャリアウーマンとして邁進していた。だが、それぞれが恋愛、仕事など今の生活に物足りなさを感じ始めた時、恐怖の扉が開いた! ストーカー、借金地獄、失踪事件・・・・・・巻き込まてゆく三人の運命は?
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軽めに読める心理サスペンス。じわじわっとした不安感が、この人の作品の特徴だなあ。でも後味はすっきり。
タイトル「かけら」の意味というのがやはりメインなんだろうなあ。しかしその他のエピソードがそれに関係ありそうで無関係、なので、まとまり感が少し薄い気もした。それぞれのエピソードを独立させても充分面白かったんじゃないかなあ。
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何気なく読んだ本だったけど中々面白かった。
最初に読んでいるときとは違う展開をするので期待は裏切られるがそこがまた良かった。
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中学時代に同じアイドル歌手のファンだった三人の女性。大人になった今、それぞれがストーカー被害、友人の失踪、借金…と問題に巻き込まれていた。三人のエピソードが並行して進んでいく。
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14年ぶりに再読。
かつて同じアイドルの追っかけをしていた3人は現在38歳。
理恵はキャリアウーマン、紀子は専業主婦、セレブ婚をした涼子は読者モデルとして活躍。しかし、それぞれが、今の生活に物足りなさを感じ始めた時、事件に巻き込まれていく。
サスペンス要素は少々、3人のエピソードが並行して書かれ、普通に面白かった。
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女性作家が描く女だからこそ…という登場人物ばかり。途中は結構ドロドロしたし、女の嫌な面もしーっかり書いてたけど、最終的には後味悪くなく終わった。展開としてはややうまく行き過ぎだろ…とも思うけど、読後感がいい話の方が好みなので不満はない。
シリーズ的になってる「決めかねて」もちょっと読んでみたい。
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同じ歳の3人の女性、共通点はかつてのアイドル歌手のファンだったこと。章立てですすみ、読みやすかった。それぞれの女性の生き方、過去と現在、少しのサスペンス要素もあったり危うさがあったり。ラストまでそわそわしながら読了。
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いつものもっと女の怖い面、怖い話を期待して読んでしまったので、勝手に抱いた期待と外れてしまって、今読みたいのはこれではなかったな、という印象。過去同じアイドルを好きだった女性3人、という設定にも魅力を感じていたのだけど、そこの膨らませも期待以上ではなかった…。
終わり方も、なんだか幸せに終わってしまって、こういう読後感を期待して新津きよみの本を手に取らなかったので、少し私が期待していたのとずれてしまった。
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「彼女の深い眠り」もそうですが、女性の深層心理サスペンスは彼女に勝る人はいないんじゃないかなぁ。自分の幸せを求めて3人の女が開いた恐怖の扉それぞれに共感出来る自分がいた。それ程自分が選んだ道を後悔したりする自分がいたと言う事でしょうね。自分以外の女の事が気になるのは私だけではないと思います。